昨日は一日家にこもっていたので、今日こそは外に出かけたかった。
真冬に花を求めるとやはり梅ということになる。
そこで二年ぶりに曽我の梅を見に行くことにした。
午前中は晴れと言うことなのできっと曽我からも富士山が見えると思っていた。
曽我の梅祭りの会場に到着すると、かろうじて富士山が白い頭を雲の間から覗かせていた。
こちらの写真は会場に向かう途中に見えた富士を暫定的に撮ったもの。
もっときれいに見えるのではないかと期待したが、この先これ以上富士山が
姿を現すことはなかった。
曽我の梅祭りと言えば流鏑馬を思い出す。
その勇壮な姿を見たい、写真に撮りたい、と思っていたのだが、
すでに11日に雨の中決行されたようだ。
今日は梅に囲まれた舞台で色々な催しが行われ祭りムードを盛り上げていた。
これはカメラを頭上に掲げてノーファインダーで撮ったもの。
なんとか舞台の様子が撮れていた。
最近梅ばかり撮っていて、いつも同じような写真ばかりになるが、はやり白い梅を見ると
青空を背景にしたこういった写真を撮りたくなる。
D40に50mmF1.4Dをつけるとオートフォーカスは使えない。
つまり昔と同じように焦点を合わせるのは目と手で調整しなければならない。
マニュアルフォーカスだ。
じっくり梅などを撮るにはこれでも支障はない。
不便と言えば不便だが、まるで自分の目の視点を調整するようでおもしろい。
会場では梅の木の即売も行われていた。
売り物だけあって花の色も咲きぶりも非常に魅力的に感じる。
3、4千円でも結構枝ぶりのよさそうなものがあったので、買おうかな、と思ったが、
うちの庭は狭いから植えるところがないわね、とカミさんに先手を打たれてしまった。
しだれ梅が林立する区画があった。
みんな見事な梅だったが、ここまで密集しているとあまり梅の情緒が感じられない。
会場を歩いていると、ふと目に留まったものがこれ。
あっ、BD-1だ。
自転車で梅見学に来た人であろう。
いつもの自分を見るような感じだ。仲間を見つけ少しうれしくなった。
サドルの下にはしっかり輪行バックを着いている。
下曽我の駅まで電車で来たのかな。
会場の東にある見晴台に向かった。
その途中からの西の景色。
箱根の山々が雪を羽織っている姿が見えた。
年輩のおじ様おば様のハイカーに混じって、曽我丘陵を散策した。
上りも苦しかったが、急な下り坂も歩きにくく、梅林に戻ったら、ふくらはぎあたりの
筋肉が変なかんじだった。
普段使わない筋肉を使ったからなのだろうか。
歩く途中曽我の地にかかわる逸話や言われを書いた札が色々あり、それを読むだけでもおもしろかった。
もちろん一番有名なのは曽我兄弟の仇討ちであろう。
梅の花を見ながら、頼朝の時代のこの地の話のことを思ってみた。
Nikon D40 + VR 18-105mm F/4.5-5.6G & 50mm F/1.4D