3月8日(土) シダンゴ山に遊びに行って来ました。
私の歩いた道GoogleMaps?
ヤビツ峠同様、カタカナ名前のシダンゴ山の名は前から気になっていました。頂上の碑文によると、震旦郷と書き、震旦とは中国のことのようです。
寄(やどりき)まではクルマで。寄にある自然休養村管理センターでトイレを借り、出発の準備を。
いつものように親子3人のハイキングです。最初、次男坊は舗装路の農道があまりに急斜面なので歩きにくいと言っていましたが、イノシシよけの柵をくぐり、山道になると俄然元気に登り続けます。
子供はぴょんぴょん登っていきます。大人は去年の秋以来の山登りということもあり、フーフー息苦しい状態です。
そうこうするうちに頂上に到着。平たい広場になっており、写真のような祠が祭ってありました。ちなみにお供えしてあるお酒はあの新潟の銘酒八海山でした。きっと神様もおいしく召し上がったことでしょう。
頂上には2組の先客がいました。登りでは誰とも会わなかったので、少し安心しました。向こうに見えるのは鍋割山、塔ノ岳、それとも丹沢山でしょうか。雪化粧の山々を見ながらの昼食です。きれいな空気の山で食べる食事は格別です。いつものように持参のおにぎりとガスバーナーでお湯を沸かしてラーメンを作りました。
2組の先客とは別にもう一人、単独行で来られた方がいました。「こんにちは」と大きな声で挨拶をされ、気持ちよい方だな、と思っていましたが、山を下りられる際、頂上全体を歩かれ、小さなゴミまで一つ一つ拾ってビニール袋へ。そして祠に参拝して、下山されて行かれました。むやみにゴミを捨てる人がいる一方、こういう方も居るのだな、と良い気分になりました。
みごとな冨士山でした、と言いたいところですが、気温が高かったせいか、今日は少しかすんでいました。何となく前のやまの陰から恥ずかしそうに覗いているように見えます。
下山途中で、ひと休み。
今日は歩く距離が短かったせいか、まだまだ余裕があるようです。遊びながらの下山です。
途中で、ガサガサという音が聞こえ、そちらに目をやると、お尻が白いシカが走り抜けて行きました。その後を猟犬でしょうか、茶色の生き物が追いかけるのが見えました。自然休養村管理センターに剥製がおいてありましたが、本当に見かけるなんて、3人で驚きました。
檜や杉の林の中を歩きます。不思議なことに下界であれほど気になる花粉を山の中ではほとんど感じませんでした。
今日の最後、長年愛用してきたウォーキングシューズの靴底がはがれてしまいました。ウーン、新調か?
本当は、寄に戻るコースを計画していましたが、宮地山から下りてくる際にGPSをよく確かめず、道なりに下山したため田代向の集落へ降りてしまいました。そのおかげで、そこの一軒のお宅の窓からこんなにかわいい姿を見ることができました。
春のような心地よい一日を楽しむことができました。