goo blog サービス終了のお知らせ 

歳月の記録

主にライブなど、忘備録も兼ねた記事

佐野元春35周年ツアー神奈川県民ホール(ネタバレあり)

2015-12-13 15:30:42 | 音楽
12月13日、神奈川県民ホールで行われました、佐野元春さんの35周年記念ライブに行ってきました。



私が此方の会場に来るのは、11年前のクリスマスイブ、やはり佐野元春さんのライブでした。あの時は会場内のスタッフがサンタ帽被ってたり、場内BGMが全てクリスマスナンバーだったり、アンコールで佐野さんが舞台袖からクリスマスツリーを引っ張り出し、合図と共に電飾が点灯するなど、他では見れないスペシャル感がかなりありました。そんな思い出を振り返りつつ会場に向かいました。

実は、このツアー前に、Canonの企画で、新製品の一眼レフカメラを購入した方向けに佐野元春さんのライブが撮影出来るイベントが予定されてたのですが、申込みがかなり少なく中止となり、その代替として35周年記念ライブツアーの希望する会場一公演ご招待と、今までやったことが無いリハーサル見学となりました。

以下、ネタバレあります。閲覧の際はご注意ください。





集合場所に時間に行くと、Canonの関係者が3人居ました。今回のリハ見学はどれ位見れますか?と聞いたら、約10分くらいとの事。短過ぎると言ったら、「あまり見てしまうと本番が楽しめなくなる」とCanon関係者が切り返してきたので、「今回の代替、承知はしたけど納得はしてないし、なるべく多く見れるようにして下さい」とは伝えました。見学前の説明でも謝罪の言葉は有りましたが、形式的な感じもあり、そこはかなり不満ですね。


今回の参加者は全8人。各会場バラツキは有るでしょうが、単純計算しても今回のキャンペーン応募者は100人前後でないかと。ロビー内にある椅子に待機してましたら、ソニーマーケティングの方が来て挨拶と説明が。佐野さん自身気難しい性格なので、リハーサルに支障をきたし、イライラされないタイミングで客席内に移動するようにと注意があり、リハーサルの曲の合間を見計らい一斉に客席内へ移動を促されました。ロビーに居る時から音漏れで「東京スカイライン」「ボヘミアングレイブヤード」と、既に中ではリハの音が聞こえてきてます。


見学席は、中央のPA卓前の20列目。スタッフから佐野さんにリハ見学者が来たと報告受けるとはに噛んだ表情で「こんな感じでやってます。少しの間だけど楽しんでって下さい」と挨拶した後、8人だけに向かって「ザ・コヨーテ・グランド・ロッケストラ」と言って下さり、リハが再開しました。バンドメンバーもそれぞれのポジションで、ステージ衣装とは違いラフな格好でした。


リハーサルは丁度佐野さんがエレピを弾く曲のコーナーでして、「バルセロナの夜」が演奏されました。いきなりコレですか(((o(*゜▽゜*)o)))サウンドチェックが主なので一曲まるまるはやらず、確認したい楽器や歌、間奏あたりまでやって、佐野さんがオーケストラの指揮者のように拳を突き出してOKポーズをメンバーにして曲が終了しました。曲が終わり8人が拍手する度に佐野さんは手を挙げてそれに応えてくれるなど非常に上機嫌で、このままずっと聴いていてもOKだよみたいな雰囲気で続いて行きました。続いては「すべてうまくはいかなくても」間奏のハーモニカ演奏まで演奏されました。今回はセットリストの曲数が多いので、リハも大変そうです。続いては長田さんがアコースティックギターの音をチェックしたいと言う要望から「希望」が演奏。これは1番を演奏する程度で終了。


ここで佐野さんはエレピの所から離れ、次は何を演奏しようかみたいな感じで中央のマイクスタンドの前に立ち「世界は慈悲を待っている」とコール。メンバーの楽器の準備が出来た所で、小松さんのカウントから演奏がスタートしました。続いては「ポーラスタア」。佐野さんは本番さながらに人差し指を天に突き出すパフォーマンスなどしっかりやってくれました。次々と佐野さんの指示によりスタッフなども大忙しでとっかえひっかえステージ上を動き回りながらリハが進行して行きましたね。この曲の終了段階でスタッフさんの指示で、リハ見学の終了が佐野さんに伝えられると「あ、もう終わりなんだ。本番、一生懸命やりますので楽しみにしてて下さい(^^)」と佐野さんが8人に言ってくれて見学者は強制退場。リハ自体はまた続いていき、「ジャスミンガール」のイントロが奏でられる中、後ろ髪を引かれる思いで外に出ました。


最後はロビーに戻り、佐野さんが名前入りでサインを入れてくれたツアーパンフをCanon関係者から貰い全て終了。此処までで約20分。本当に短かったですが、Canonの方が言うには、京都や名古屋よりも一曲多く聴けましたよ。また少なくなる可能性ありますから皆さんラッキーでしたよ。でしたが、初日とかのナーバスな状態じゃないんだし、逆に今後のほうが長くなるんじゃないかと予想しますが、とにかく佐野さんは、8人しか居なくても全力でパフォーマンスしてくれる素晴らしいエンターテイナーだと再確認しました。


そしてライブ本番のほうは、一曲目の「シュガータイム」からフルスロットル。シンプルながら味わい深い舞台セットも実に素晴らしかったです。以下セトリ。



新しい曲もクラシックスも満遍なく散りばめられました。ピークは何度も何度もやってきました。1番のピークは「ロックンロールナイト」かな。演奏は勿論、あのシャウトの素晴らしさ。間違いなく過去最高の内容でした。拍手が全然鳴り止まず、佐野さんがカウントの指示して無理やり次の曲の演奏を始めて拍手を鎮めたほどでした。


そういえば今回本番では「すべてうまくはいかなくても」の後に「ポーラスタア」が演奏される段取りだったのに、佐野さんが勘違いして(^^;;小松さんに小さく「希望」と言って確認してましたが、その言葉を発する前にカウントを叩いてしまい演奏がスタート。佐野さんも何事もなかったようにバッチリ歌いましたが、これってリハーサルの順番で覚えてしまった佐野さんの勘違いでしたね。リハーサルから見てたから分かる出来事でした(^^;;

あと、今回レアな曲として演奏されました「シティチャイルド」特筆すべきはDr.KyOnさんで、ニューオーリンズ的な演奏をみっちり聴かせてくれましたが、これは選曲含め、先日亡くなりましたアラン・トゥーサンへの追悼と言う意味合いもかなりあったように思います。

アンコールでは、今の時期しか歌えないと言うことで名曲「クリスマスタイムインブルー」を。DVD化されている横浜BLITZでのこの曲は佐野さんの声が調子悪く聴いてて少し辛かったですが、今回は絶好調。素晴らしい内容でした。世知辛い世の中、この曲の歌詞のメッセージがより強く響いていくと思います。客席内にはサンタも来てました(^^;;



佐野さんは横浜でデビューした事もあり、帰ってきたと思える特別な場所だと。35周年サバイブしてきた自分たち、そしてオーディエンスを共に讃え合う、祝祭のようでした。ただのおめでとうではない、お互いが次へ向かう為の確認の場でした。3階席まで埋まったオーディエンスにも、佐野さんの想いはしっかり伝わったのかなと思います。


最新の画像もっと見る

5 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます。 (ばや)
2015-12-14 14:26:15
コメント下さりました○○さん、非公開コメント希望との事で公開しませんが、コメントありがとうございました(^^)。嬉しいです。来年の福岡もお楽しみ下さいね。
返信する
初めまして (存在する音楽)
2015-12-14 20:34:46
昨夜のライヴのレポ
早速のアップに驚いています。しかも、リハ見学の様子も知れてラッキー♪
有り難うございました。
京都のライヴには行きましたが、いまだに興奮冷めず、といった心境です。
返信する
Re:初めまして (bayasimplesongs)
2015-12-14 20:40:58
存在する音楽さん、ありがとうございます(^^)。

リハーサル見学を出来る方は限られてましたし、リハーサルと連動した本番の出来事を記憶が鮮烈に残っているうちに記事にしたいと思いアップしてみました。結果、沢山の方に反響を頂きまして、感謝しております。来年のファイナルに向け、益々パワーアップすることでしょう。また宜しくお願いします。
返信する
ありがとうございます (Miya)
2015-12-14 20:54:36
リハーサルの様子を知ることが出来て、とても嬉しいです!

曲順はどっちが間違えたの?って感じだったんですがそういう事だったんですねー。
返信する
Re:ありがとうございます (bayasimplesongs)
2015-12-14 21:02:01
Miyaさん、ありがとうございます(^^)。短い時間のリハーサル見学でしたが、本番での勘違いと連動している所を目撃出来て良かったと思います。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。