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夢路

自由奔放な物書きサイト

「やっと」

2012年08月22日 | 
 もうすべての荷物は置いてきたはずなのに
気持ちは軽くならなかったのは、なぜ
 
 あるとき、やっとその答えが出せた
私自身も気づかなかった荷物
身体の一部とさえ思っていた、それが
その時が来たと、時報のように教えてくれた

 やっと
ほんとうに荷物はすべてなくなった
軽くなると思ったのに、むしろ重くなった
最後の荷物は、私にとって杖のような支えてくれる存在で
それを手放してしまった

 それでも悔むまい
やっと答えが出せたのだから
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夢路
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「泣き場所」

2012年08月22日 | 
 子供のころに遊んだ空き地が
今は大きな建物が建ってしまって
遊べる場所がなくなってしまった

 泣き場所も
子供のころはいっぱいあったのに
今ではそんな場所もなくなってしまった

 涙が枯れてしまったわけではなく
涙を落せる場所がない

 外にないなら、内で泣くしかなくて
だから大人になると涙がでなくなるんだ

 本当は泣き場所が欲しいはずなのに
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夢路
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「片想い」

2012年08月21日 | 
 季節が巡るのは
叶わぬ恋があるからです

春は夏のことが好きで
夏は秋のことが好きで
秋は・・というふうに
みんなが好きな人を追いかけて
振り向けば
自分を想ってくれている人がいるのに
 一途な恋は立ち止まらないで
ただ前へ進むばかり

僕も好きな人がいるけど
・・・やっぱりおなじだよ

季節が巡るのは
叶わぬ恋があるからです

 そして
君に伝えたい言葉だけが
ぽつんと佇んでる

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夢路
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「シャボンの街」

2012年06月29日 | 
 人は眠ると
ときどきシャボンの街へ
たどり着くことがあります

 シャボンの街では
その人が抱えている現実を
大きな泡のなかにしまい込んで
空へ舞い上がり

 シャボンの街は
そうして舞い上がった
多くのシャボン玉が
雲のように浮かんでいて
陽を浴びて街を七色に照らし

 シャボンの住人は
かがやく空の下で
何もかも忘れて
善人も悪人も
身分の格差もなく
平等な生活を営みます

 空に浮かんだ
シャボン玉は
パチンと割れると
人は
あっという間に
シャボンの街を忘れて
夢から覚めるのです

 なぜでしょうか
人はシャボン玉を見ると
どこか懐かしい感じがするのは

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作者:夢路

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片づけは丁寧に

2012年06月28日 | 
 本や服が散乱して
散らかっている部屋でも
あきらめずに、1つずつ片づけていくと
思ったよりも早くきれいにできる

 わたしの頭の中も
いろんなものが散乱して
まとまることなく
せわしなく時間だけがすぎていくけれど

 1つずつ片づけていくと
思っていたよりも早くきれいにできる

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