#336 『 レベル深体大 』
三井 ( ま・・・牧!!)
驚く三井。
ゴクリ・・・
三井 ( あいつやっぱり年上だったか・・・・)
(はっ!! いやいや、何を考えているんだ俺は・・・)
B 「韓国遠征にいくのは、3・4年生全員と、2年のレギュラークラス、そして・・・
推薦組の中でも選ばれた選手だけだ。」
三井 ( なに!?)
B「さすがに驚いたようだな。 今年の1年で遠征メンバーに選ばれたのは、
神奈川の牧と、、、」
先輩が話すよりも先に三井は気づいた。
三井 「 河田!!」
B「そう、河田だ。」
三井 「あの2人が深体大に・・・・」
B「俺らも必死だ。だからこんなしんどいミニキャンプ中にも関わらず、
筋トレには時間を費やすんだ。」
三井( 確かに先輩には悪いが、身体能力の割にはゲーム感が高くなかったな・・・)
B「チームメイトだから教えておくが、特別推薦で入部した3人のうち、
遠征に参加していないのは三井だけらしいぜ。」
三井 ( !! )
B「まあお互い頑張ろうや。」
牧 「 おっ! 三井・・・・」
三井 「よう。」
本来なら 牧・河田という日本トップの選手との再会と、同じチームになれたという喜びがあるはずであったが、三井の心境は複雑であった。
牧 「 神の次は三井か、俺はシューターに恵まれてるな 」
三井 「 ・・・・・ 」
そこへ河田もやってくる
河田「IHの時のような活躍を頼むぞ」
三井 「おう、まかせとけ 」
三井には強がるのが精一杯であった・・・・
疲弊しきった牧・河田の表情が遠征のハードさを物語っていたからだ。
監督室―――――
A・コーチ 「 神奈川の三井、なかなかいいスリーをもっていますね。」
唐沢監督 「 そうか・・・」
A・コーチ 「でもなぜ今回は特別推薦の三井だけ、連れていかなかったのですか?」
唐沢監督 「 彼にはあまり期待していないのだよ 」
A・コーチ 「(え?) でも、特別推薦では・・」
唐沢監督 「君は湘北というチームに対してどう感じた?」
A・コーチ 「 バランスのとれたオフェンス力があるチームで、特に1年の・・・
あっ! 」
唐沢監督 「そういうことだよ。 3年後に史上最強の深体大が誕生するんだ。」
Aコーチ 「 流川ですね。。。」
唐沢監督 「 今年の牧・河田に流川・森重、天皇杯もいれた完全制覇が夢でなくなるかもしれんな、フフフ・・・」
A・コーチ ゴクリ・・・
パイプ作り
大学バスケット界に限らず、アマ・プロに限らず
スポーツ界全体に確かに存在するものである。
流川 楓という将来の全日本のエースになれる逸材のリクルート合戦は
もうすでに始まっていた。
三井 寿を獲得した、深体大は流川争奪戦に一歩前進したのであった。
そして、三井自身、自分へ推薦が、流川獲得のための
深体大と湘北とのパイプつくりのためであったことを
知るのにそんなに時間はかからないのであった。
三井 ( ま・・・牧!!)
驚く三井。
ゴクリ・・・
三井 ( あいつやっぱり年上だったか・・・・)
(はっ!! いやいや、何を考えているんだ俺は・・・)
B 「韓国遠征にいくのは、3・4年生全員と、2年のレギュラークラス、そして・・・
推薦組の中でも選ばれた選手だけだ。」
三井 ( なに!?)
B「さすがに驚いたようだな。 今年の1年で遠征メンバーに選ばれたのは、
神奈川の牧と、、、」
先輩が話すよりも先に三井は気づいた。
三井 「 河田!!」
B「そう、河田だ。」
三井 「あの2人が深体大に・・・・」
B「俺らも必死だ。だからこんなしんどいミニキャンプ中にも関わらず、
筋トレには時間を費やすんだ。」
三井( 確かに先輩には悪いが、身体能力の割にはゲーム感が高くなかったな・・・)
B「チームメイトだから教えておくが、特別推薦で入部した3人のうち、
遠征に参加していないのは三井だけらしいぜ。」
三井 ( !! )
B「まあお互い頑張ろうや。」
牧 「 おっ! 三井・・・・」
三井 「よう。」
本来なら 牧・河田という日本トップの選手との再会と、同じチームになれたという喜びがあるはずであったが、三井の心境は複雑であった。
牧 「 神の次は三井か、俺はシューターに恵まれてるな 」
三井 「 ・・・・・ 」
そこへ河田もやってくる
河田「IHの時のような活躍を頼むぞ」
三井 「おう、まかせとけ 」
三井には強がるのが精一杯であった・・・・
疲弊しきった牧・河田の表情が遠征のハードさを物語っていたからだ。
監督室―――――
A・コーチ 「 神奈川の三井、なかなかいいスリーをもっていますね。」
唐沢監督 「 そうか・・・」
A・コーチ 「でもなぜ今回は特別推薦の三井だけ、連れていかなかったのですか?」
唐沢監督 「 彼にはあまり期待していないのだよ 」
A・コーチ 「(え?) でも、特別推薦では・・」
唐沢監督 「君は湘北というチームに対してどう感じた?」
A・コーチ 「 バランスのとれたオフェンス力があるチームで、特に1年の・・・
あっ! 」
唐沢監督 「そういうことだよ。 3年後に史上最強の深体大が誕生するんだ。」
Aコーチ 「 流川ですね。。。」
唐沢監督 「 今年の牧・河田に流川・森重、天皇杯もいれた完全制覇が夢でなくなるかもしれんな、フフフ・・・」
A・コーチ ゴクリ・・・
パイプ作り
大学バスケット界に限らず、アマ・プロに限らず
スポーツ界全体に確かに存在するものである。
流川 楓という将来の全日本のエースになれる逸材のリクルート合戦は
もうすでに始まっていた。
三井 寿を獲得した、深体大は流川争奪戦に一歩前進したのであった。
そして、三井自身、自分へ推薦が、流川獲得のための
深体大と湘北とのパイプつくりのためであったことを
知るのにそんなに時間はかからないのであった。