#312 変化3
「ポストプレイだ・・・・」
絶叫する神奈川応援団、ざわめく観客の声が響く中、三井がぼそっとつぶやく・・・
ピーーーー
「タイムアウト、愛知。」
赤木 「なんてでたらめな シュートエリアだ・・・」
河田 「うまい・・・・」
82-76
追いつかれそうな神奈川だが、神のスリーで突き放す。
愛知ベンチでは神に対するディフェンスの指示が出ている。
運動能力抜群で高身長の影虎が、佐東に代わり、神にフェイスにいくようである。
三井「 牧が抜けて、いままでのようにフリーでボールを受ける機会がへった。」
赤木「 そして神自身は流川や仙道のような身体能力はない。」
牧「 神奈川ナンバーワンスコアラーは華やかなシュートとは裏腹に、
影で死ぬほど練習してる。しかし、本当にうまいのは・・・」
河田 「 そう愛知だ。」
牧 「今のプレイをマグレだと考えず、ちゃんと対策をたてているようだ。」
河田 「愛知も勝負どころを知っているな・・・」
一方、タイムアウト直後の神奈川ベンチ―――。
神と仙道がハイタッチ。
清田 「さすが神さん!!」
彦一(ほんとすごいでこの人は・・さすがは神奈川得点王!)
田岡 「 仙道、いけるか?」
うなずく仙道。
桜木 ( ん? センドーは疲れているのか。)
田岡 「 流川はラスト4分で投入する。けっして逃げるな。オフェンスこそ神奈川のバスケットだ!」
桜木 ( 帰ってこなくていいぞ)
一同 「 ハイ 」
宮城 「 ハナミチは大丈夫か? 」
彦一 「そや、一番疲れているのは森重君とマッチアップしている桜木さんや!!」
「がっはっはーーーりょーちん!! この天才を、貧弱キツネ・センドーと一緒にしてもらっては困る!! さあ凡人ども、最後はこの天才にボールをよこせ!!」
と、普段なら言う花道であったが、この時は違っていた。
桜木 (ん?みんな何を言ってるんだ?)
この時、桜木は気づいた。
周りの人間が異様に疲れているのを。
愛知ベンチを見渡しても、森重・影虎・佐東 みんな疲れていた。
そして。。。
自分の肉体はまだまだパワーが有り余っている事を。
この時花道は自分以外の人間がスローモーションで動いているかのような錯覚に陥った。
桜木 「あぁ・・」
宮城・彦一 ( ? )
気のない返事をして、桜木はコートに戻っていった。
右手を ぎゅっと握り締め、自分の力がまだ有り余っていることを再確認した。
次に左手・・・上半身は大丈夫だ。
次は下半身・・・2,3歩踏み切り、ゴール下でジャンプ!!
ゴン
桜木 ( 痛っ )
緊迫した場面で一人リングで頭をぶつけていた・・・・
「ポストプレイだ・・・・」
絶叫する神奈川応援団、ざわめく観客の声が響く中、三井がぼそっとつぶやく・・・
ピーーーー
「タイムアウト、愛知。」
赤木 「なんてでたらめな シュートエリアだ・・・」
河田 「うまい・・・・」
82-76
追いつかれそうな神奈川だが、神のスリーで突き放す。
愛知ベンチでは神に対するディフェンスの指示が出ている。
運動能力抜群で高身長の影虎が、佐東に代わり、神にフェイスにいくようである。
三井「 牧が抜けて、いままでのようにフリーでボールを受ける機会がへった。」
赤木「 そして神自身は流川や仙道のような身体能力はない。」
牧「 神奈川ナンバーワンスコアラーは華やかなシュートとは裏腹に、
影で死ぬほど練習してる。しかし、本当にうまいのは・・・」
河田 「 そう愛知だ。」
牧 「今のプレイをマグレだと考えず、ちゃんと対策をたてているようだ。」
河田 「愛知も勝負どころを知っているな・・・」
一方、タイムアウト直後の神奈川ベンチ―――。
神と仙道がハイタッチ。
清田 「さすが神さん!!」
彦一(ほんとすごいでこの人は・・さすがは神奈川得点王!)
田岡 「 仙道、いけるか?」
うなずく仙道。
桜木 ( ん? センドーは疲れているのか。)
田岡 「 流川はラスト4分で投入する。けっして逃げるな。オフェンスこそ神奈川のバスケットだ!」
桜木 ( 帰ってこなくていいぞ)
一同 「 ハイ 」
宮城 「 ハナミチは大丈夫か? 」
彦一 「そや、一番疲れているのは森重君とマッチアップしている桜木さんや!!」
「がっはっはーーーりょーちん!! この天才を、貧弱キツネ・センドーと一緒にしてもらっては困る!! さあ凡人ども、最後はこの天才にボールをよこせ!!」
と、普段なら言う花道であったが、この時は違っていた。
桜木 (ん?みんな何を言ってるんだ?)
この時、桜木は気づいた。
周りの人間が異様に疲れているのを。
愛知ベンチを見渡しても、森重・影虎・佐東 みんな疲れていた。
そして。。。
自分の肉体はまだまだパワーが有り余っている事を。
この時花道は自分以外の人間がスローモーションで動いているかのような錯覚に陥った。
桜木 「あぁ・・」
宮城・彦一 ( ? )
気のない返事をして、桜木はコートに戻っていった。
右手を ぎゅっと握り締め、自分の力がまだ有り余っていることを再確認した。
次に左手・・・上半身は大丈夫だ。
次は下半身・・・2,3歩踏み切り、ゴール下でジャンプ!!
ゴン
桜木 ( 痛っ )
緊迫した場面で一人リングで頭をぶつけていた・・・・