最近はクラッシク業界も不況なのか、CDの新録が少なくなってきています。再版が多く、昔に比べるとちょっと寂しいです。特に映像(DVD)のnew releaseは少ないです。昔買ったCDをゴソゴソと探していたら、左のコープマンの2、3、4台のチェンバロのための協奏曲集(PHILIPS:PHCP-3515/6)が出てきました。1980年の録音で、何時買ったのかも忘れていて(買ったことさえも記憶にない状態で.....)、埃もかぶって、ジャケットも黄色く変色していました。コープマンのCDは殆どERATOから出ているので、アレッと思いました。この曲を、コープマンは1988年と1990年に再録音して、ERATOから出ており(WPCS-10807/8)、これしかないのかと思っておりました。この、PHILIPSの演奏はERATOの演奏より、彼の演奏としてはあまり軽くなく、オーソドックスで、堅実な演奏のように思います。新鮮に聞けました。
最近、コープマンの新譜は見当たらず、以前にレコ芸では彼はERATOから解任されて、母国で自費レーベルを立ち上げて、未完成であったカンタータ集を、2巻出版したと書いていたと思いますが、その後はどうなったのでしょうか?(日本で発売された12巻は何とか揃えたのですが、この2巻はゲット出来ませんでした)。彼のバッハの全曲録音の構想は、あまりにも急ぎすぎ、十分に検証しないままに録音を進めた為、多くの批判を浴びているように思いますが、コープマンのバッハに対する情熱は十分に伝わってきます。彼のチェンバロ曲は軽快で現代的で、個人的には悪くないと思っています。
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最近コープマンはバッハの演奏をあまり録音していないみたいですね。
ブクステフーデの全集録音に力を入れているみたいです。
演奏がうまいので、かなり売れているみたいですが、あの軽さがブクステフーデには合っていないので、CDショップで試聴しただけで買っていません。
一度に買えないので、1集ずつ毎月買っています。