バッハと音楽についての道草日記

~気になる音楽、ドラマ、書籍、雑誌等についての雑記帳~

マタイ受難曲

2008-04-29 20:23:07 | 音楽

Scan10315 Scan10316 年度初めの忙しい時期はぼちぼち落ち着いてきましたが、制度の朝令暮改への対応には本当に困ってしまいます。音楽を聴く暇もなかなか取れないのですが、最近出版された「マタイ受難曲-1742年頃バッハ最終演奏版-」(LINN CKD 313)(3SACDs)(ジョン・バット指揮、ダンディン・コンソート&プレーヤーズ)(録音:2007年9月3日-6日)(左図)を聞いてみました。聴いた瞬間に思い出したのが、右図の「マタイ受難曲」(UNIVERSAL UCCA-1029/30)(2CD)(ポール・マクリューシュ指揮、ガブリエリ・プレイヤーズ)(録音:2002年4月)です。両者ともに、“a single voice to each part”(声楽パートが1パート1人)の演奏です。この演奏形態が本来のバッハの目指した演奏法なのかどうかという難しい議論は専門家に任せておきますが、個人的には、マクリューシュの演奏を聴いてから、1パート1人の方が、聞きやすく好きです。ジョン・バット指揮の演奏は、マクリューシュのきびきびとしたシャープな演奏に比べて、やや落ち着いた、しっとりとした印象です。
マタイ受難曲は大曲ですが、最近、BGMとして聴くと非常に心地よく感じるのに気付きました。少し音量を抑えて、何気なく聞き流すと、宗教的なイメージが薄らいで、美しいメロディーが微風のように流れてきて、軽快な感じがします。

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