「はだしのゲン」を世界へ

アニメ『はだしのゲン』は原爆の悲惨な現実を訴える大きな力をもっている。世界中の人にこのアニメを見てもらう運動をします。

米映画『ヒロシマナガサキ』

2007年08月22日 | その他、管理など
時間がとれたので東京、岩波ホールで上映中のドキュンタリー映画『ヒロシマナガサキ』を見てきた。スティーヴン・オカザキ監督は日系三世。これまでにもアカデミー賞に3度ノミネートされ、この作品はついにアカデミー賞ドキュメンタリー賞に輝いた。

オカザキ氏は、一般のアメリカ人と同じように原爆投下が「戦争を早期に終わらせ、日米両国民の命を救った」と信じていたが、英訳の『はだしのゲン』を読んでからその考え方が変ったという。そしてヒロシマ・ナガサキの事実を伝え、核の恐怖を世界に知らせることが自分の役目と考えるようになったという。

ドキュメンタリーは、14人の被爆者へのインタビューを中心に構成されている。その中には『はだしのゲン』の作者・中沢啓治氏も含まれる。映画はインタビューと映像資料、被爆者が描いた絵などをたくみに織り交ぜながら進むので、見るものを引き込み続ける。あっと言う間の1時間26分であった。

被爆者の証言は、被爆時の惨状と同時にその後の心身両面の苦悩を静かに伝える。一様に伝わってくるのは、その苦しみをつき抜けたかのような穏やかな表情と語り方だ。それがかえって彼らが経てきた苦しみの深さを物語るかのようだ。

この映画が全米のテレビで放映された意義は大きい。中沢氏へのインタビューでは、マンガやアニメの数シーンもさしはさまれている。このドキュメンタリーをきっけにアニメ『はだしのゲン』、さらにはマンガ『はだしのゲン』がもっと知られるようになることを願う。

このブログでの取組みも、そのためのひとつの力になれればうれしい。

★このブログでは「はだしのゲン」を世界へ!!という取組みを行っています。アニメ『はだしのゲン』を世界中の人に少しでも多く見てもらい、原爆の実態を知ってもらおうという運動です。IMDbという映画情報サイトでアニメ 『はだしのゲン』 に投票していただき、このアニメの存在を世界に知ってもらうことを呼びかけています。

皆様による、数分でできる投票が、あと400集まれば、このアニメが、アニメランキングのトップ10内に躍り出て、世界にその存在を知られるようになるのです。

もし賛同していただけるなら、ぜひ投票をお願いします。また、このブログを紹介していただいたり、呼びかけ文 をブログやメールに貼り付けていただけると、さらに輪が広がります。詳しくは、呼びかけ文 や、8月12付けの 「はだしのゲン」への投票を!! をご覧ください。