福島県から20名強が7::20栗子東トンネル福島方坑口駐車帯に集合します。私は代表の運転手として自宅までお迎えして行きました。朝早いながらも皆さん気合タップリです。ここで車の乗りあわせをして山形の刈安除雪ステーションに全員集合です。<o:p></o:p>
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ここで開会式を実施し、山形県議会の先生から挨拶、また当研究会代表の執筆した万世大路に関する資料についてご紹介する時間もありました。<o:p></o:p>
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さて、早速代表が全員の前でお話をしているようです。格好のブログネタなのでカメラを取り出し、、、あれっ?無い・・・カメラを忘れたようです。それでタマたちゃんにカメラを忘れたことを話すると「スカ、アホ、シネ」と罵倒され、頭を下げて撮影をお願いすると、「あれ、カードが入っていませんって表示が!」終わっています。<o:p></o:p>
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ここからはとにかく携帯電話の付属カメラで行くことにしました。まずは米沢採石さんの採石場(重機、車両が往来)を通過して、スタート地点の滝上橋へ移動し5班に分かれてスタート。この中には栗子ずい道到着後、峰を越すコースと、このままピストンで戻り、福島側から二つ小屋ずい道のピストンをする坑口コースがあります。我々のほとんどは峰越コースになっています。<o:p></o:p>
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我々万世大路研究会は、第二班ということで、米沢市の方をリーダーにしたチームです。さっそく程よい勾配の未舗装路を歩きます。前回のS代表幹事のメタボ対策ばりの早歩きではありません。ゆっくりかみ締めながら、また会話を楽しんだり、副代表の緻密な植物ウンチク、代表の歴史的話を聞きながら歩くのでした。<o:p></o:p>
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ところどころでは歴史の道万世大路と万歳の松保存会が立てられた案内柱があります。数多く見られ山形側のみなさんの万世大路など歴史的道路に対する意識の強さが感じられます。きっと初めてきた人も安心して楽しむことができるのでしょう。
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続いてこちら、美しいお花が咲いています。なんだったでしょうか・・・花の名前は覚えられません・・・一部石垣の残った建設当時の構造物などを観察できます。<o:p></o:p>
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最初は小さめの4WD等で上がって来れそう・・・といった道もしだいに狭くなります。
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目前に見えるのはたぶん栗子山!!あの峰を越すのです。写真のセンターからやや右にトンネルがあると教えてもらったと思います。<o:p></o:p>
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1時間強あるくと目標の栗子ずい道(米沢方坑口)が目前に現れます!!
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まずは明治時代の素堀トンネルから、、、
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これが歴史的な・・・岩肌にはノミ後が残っております。また坑内には落石か?岩片が沢山堆積しており、コケが付きこれはこれで美しいと感じます。
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そして、坑内からの写真がこちら。当HPでも使っている坑内から外を撮影したものはとても神秘的に見えるものです。<o:p></o:p>
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そして次のお楽しみは昭和のずい道。こちらの坑門は福島側に比べやや劣化がすすんでいるようです。自然条件がきびしいのでは?とお話しする人もおりました。<o:p></o:p>
30mも入ってみると・・・なんと、こちら昨年は崩落していなかったという崩落地点。普段から崩落していたところならそれほど恐怖を感じませんが、ここ最近の崩落となれば危険を感じます。でも恐る恐る、、、入ってみます。<o:p></o:p>
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崩落土砂および岩塊、丸太、コンクリートとさまざまです。まず崩落土砂および岩塊からは粘土質の土砂が確認できました。この土被りに粘土ではコンクリートにかかる荷重も大きいのではと感じられます。またこの地点とそう変わらない所で明治のトンネル素堀で作られたことにビックリさせられます。<o:p></o:p>
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崩落の部はコンクリートにして、記憶をたどると長さ5m幅3m弱といったところでしょうか?あくまでも記憶をたどっただけですが、、、ここで一つ気になるものを発見。丸太です。まだあまり腐食は思ったより進んでいないように感じます。しかも鯖口(サバクチ)をはじめて確認しました。いわゆる木製支柱式支保工の時代、地山に削岩機で掘る人、コンクリートを施工する人の中でなによりも、木製支柱の接合部を削る人が一番技術が要求されたそうです。地山を読み、木材を知り尽くした人が施工したのでしょう。<o:p></o:p>
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ここにあったのは、「擔(にな)い」といって、現代で言うところの「担い」です。トンネルの頂上に小さなトンネルを掘って、その横桁を連結する役目を取っていたようです。木製時代に興味を持つ私にはとても刺激的でした。<o:p></o:p>
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まあ改めて振り返ると、ここは・・・立ち入り禁止でしょうね。だれでも入坑するのは間違いな気がしました。<o:p></o:p>
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ここでいくらか休憩後、地獄の一丁目です。ここからは旧道もありません。もともとの道路にトンネルを作ったのではなく、新規ルート建設に伴うトンネル工事だったのですから。でもいきなり沢登りです。ペースが極端に落ちます。また体力に自信の無い人、滑りやすい靴の人などは慎重に行くので待ちながらの進行です。<o:p></o:p>
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結構な勾配です。そして沢のぼりが次第に藪漕ぎというか、山の斜面に対しまっすぐに樹木の枝、つるをつたってはいつくばるように登ります。<o:p></o:p>
そのようにして栗子ずい道坑口から45分たったところでついに尾根です。左を見ると米沢、右を見ると福島です。なんと感動的でしょうか・・・<o:p></o:p>
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スローペースなのでいつのまにか、展望台らしき広場も酸欠しそうなくらい人が密集しています。トコロテンのように押し出され再スタート。ここからは沢くだりになっています。なにげにのぼりよりきっついです。またすべります。<o:p></o:p>
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この沢はなんと摺上川の源流とのこと。今日の天気ではちょろちょろしか流れていません。・・・え?でも大雨が突発的に降ったらこのルートって結構きついかも?<o:p></o:p>
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徐々に勾配は緩やかになるような気がします。でもいつまで続くこのくだり、、、<o:p></o:p>
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そしていつもほっかむりしたこの人は・・・副代表です。<o:p></o:p>
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この辺はもうゴール寸前ですが、先頭を行く一班のエキスパートの方たちが、滑りやすい岩場にロープを張って安全を確保しています。<o:p></o:p>
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この水路は栗子ずい道の福島側坑門上部に流れる水路です。もう目前です~<o:p></o:p>
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ついに栗子ずい道福島側です。前回はR13東栗子トンネルから上がってきましたが、今回の峰越コースについては苦労が数倍あったので、感慨深いものがあります。<o:p></o:p>
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ここで前回私が忘れた点検ハンマーを発見。ほんの少しの期間でしたが、腐った気配もありません。だれにも盗まれなくて良かった~(盗みませんよねこんなの)<o:p></o:p>
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ここで一休みし、ここから杭甲橋へ移動し、昼食です。<o:p></o:p>
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なんとNEXCOさんはなんと差し入れが。うれしいビールと運転するかたにノンアルコールビールです。これを背負ってここまで来たとは・・・NEXCOさん恐るべしです。そして福島の方の中ではなんとここまで来てお湯を沸かしてカップラーメンを食しています。おいしそう!<o:p></o:p>
お腹も満たして、皆さんそれぞれがお菓子を交換したりと和気藹々と、再スタート。なにやら危険な植物を持った人が、、、そして卒倒する副代表。<o:p></o:p>
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前回と同様のルートですが、やはり山歩きは気持ち良いですね。このまま一気に烏川橋へ行きます。ここで栗子と二つ小屋をピストンする坑口コースの皆さんと合流です。<o:p></o:p>
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ここからは大団体でゆったりと歩き、二つ小屋を通過しゴールの東栗子トンネルへゴールです。<o:p></o:p>
最後に各団体ごとにご挨拶、講評をしました。とにかく事故も無く最高の一日だったと思います。山形の皆さん、福島の皆さんお疲れ様でした。これから両県の交流がすすめばと思います。<o:p></o:p>
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ここで福島の人は大半が帰宅します。福島グループで万世大路研究会代表とワタクシだけは山形のかたたちと交流をしに米沢の有名なジンギスカン料理による懇親会に参加です。<o:p></o:p>
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まずは汗を流しに米沢市の鷹山の湯へ。温泉ではありませんがブクブクがあってマッサージ効果がてきめんでした。事実翌日にはまったく残りませんでした。<o:p></o:p>
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そしてジンギスカン!私は本当はこの後別件のお食事があったので、あまり食べれないといっていたのですが、米沢の皆さんなんだか勧め上手。この大人数にこのジンギスカンなべの数は・・・写真には取っていませんでした。<o:p></o:p>
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ここでも各自、今日の感想を自己紹介を交えて発表しあいました。やがて私の予定時間と、代表の新幹線時間が迫ってきたので、盛り上がっている最中ですがここで退散です。別れ際にまたご一緒しようと声を掛けてくださった米沢市万世コミュニテイセンターのNさん、今度ゆっくりお話ができればと思います。山形の皆さんお世話様でした。<o:p></o:p>
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