ウルトラマンを見ていて、子供時代から疑問に思っていたことの一つに、「ウルトラマンは裸なのか?」という問題(?)が私にはあった。
よく見ると手袋やブーツは装着しているが、それ以外の部分は裸なのか?それとも、あれは全身スーツなのか?・・・という疑問だ。
もちろん、特撮番組という意味では、あれはスーツである。背中のチャックが決め手だ。着ぐるみの中に人間が入っているわけだ。それは視聴者の立場としては、誰が見ても明らかだ。
だが、仮にウルトラマンがリアルの存在だとしたら、どうであろう。
リアルな生物だとしたら、排泄や生殖は、どうなっているんだろう?
あの姿だけ見ると、男女の区別すらはっきりしない。
見ているファンとしては、ウルトラマンは男である・・と思ってみているが・・。
あれがもし裸なのだとしたら・・・手袋やブーツ以外は「丸出し」「すっぽんぽん」ということになり、しかもその状態で、何千何万人の見てる前で、さらしているわけである。堂々と。
日本の法律では「わいせつ物陳列罪」に問われることに・・。
だが、彼らは宇宙人だし、人間に当てはめて設定してある法律が彼らにも当てはまるとは限らない。
だいいち、彼の体を見てると、わいせつな箇所というものがはっきりしない。
だいいち、彼の体に、わいせつな部分はあるのか?という問題(?)もある。
ウルトラマンに「ここを見られたら恥ずかしい」という箇所は体にあるのだろうか。
個人的には、アイスラッガーがない時のウルトラセブンの頭は・・・「見られたら恥ずかしい」とセブンが感じててもおかしくない気はするが・・。
ちなみに・・ネットで調べてみたところ、ウルトラ族は、元々は人間と同じような容姿だったが、「光の国」の人工太陽の事故の影響で、体がああいう風に変化してしまった・・・という説を見つけた。
とはいえ、例えばセブンなどはプロテクターみたいなものが首元から胸にかけて存在する。そんな点など、あの体が裸なのだとしたら、そのへん少し不自然な気もする。
まあ、あのプロテクターは、骨が進化したようなものとか、骨の一部みたいなものと考えればいいのかもしれないが。人間だって、例えば「爪」などはむき出しだしね。
排泄や生殖のことを考えると、あの体が裸なのだとしたら、ちょっと無理なのでは。
排泄や生殖に関わる部分が、あの体が裸だとしたら見当たらないからだ。
だとすると、やはり、あの体はスーツを着た姿と考えたほうが無難な気はする。
あの体がスーツを着た姿なら、排泄や生殖の問題も解決する。
排泄や生殖の時は、スーツを脱いで用を済ましている・・と考えればいいのだから。
もっとも、その場合、スーツの中身の・・文字通りの裸の姿は一体どういう体になっているのだろうという疑問も生じる。
だが、そのへんの設定は、まったくもって謎のままだ。設定すら存在していないようだ。
また、体のことを考えるなら、顔の疑問も生じる。
あの顔は、生身の顔なのか、それとも、マスクをかぶった顔なのか・・という問題だ。
ただ、その点に関しては、ネットで検索したところ、顔だけはあれが生身であろうという見方が自然のようだ。ウルトラシリーズの何かの作品で、タロウの子供時代の映像があったらしい。そこでは子供時代のタロウは、すでにあの顔をしていたらしい。
ということは、顔はあれが生身であろうと考えたほうが早い。
そんなことを考えていると・・
落とし所としては、顔は生身で、体はスーツ・・・そう考えると、無難な気はする。
あの顔が生身だとしたら、口が動かないことへの疑問も生じるが、そこはテレパシーで相手とコミュニケーションをとっていると考えれば、問題はないだろう。
テレパシーによる会話が彼らの通常会話なのなら、口が動かなければいけない必要性はないし。
元々は口を動かしてしゃべっていたが、テレパシー能力での会話が常套手段になるにつれ、口は退化していき、動かなくなった・・という見方もできる。
そういう意味では、今のウルトラヒーローたちの口は、かつては動いた口の「名残」として、存在をとどめている姿・・と考えればいいのかもしれない。
とはいえ・・体のことに話を戻せば、彼らのあの体は「生身」であるという説も根強い。
あの体がスーツではなく、生身だったとしたら、地球で言えば人間以外の動物たちと同じことになる。地球上の動物たちは、人間以外は基本裸である。
ただし、動物たちは裸の上に体毛が発達し、体毛が人間でいう「服」の代わりにはなっているが。
だが、見たところウルトラマンには体毛らしきものは見当たらない。
強いてあげれば体の「模様」ぐらいなものだ。あるとすれば。
「光の国」の人工太陽の事故で、生身の体がああいう姿になってしまい、しかも服を必要としない体質なのだとしたら、あの体は、環境が違うであろう場所にも順応性のある体質なのだろう。
光の国と地球では、環境も違うはず。だが、環境の違う地球でも、少なくても3分間は耐えられるのだから。
というか、宇宙の様々な環境・・・惑星だけでなく、宇宙空間の環境でも耐えられるわけだ。実際、ウルトラ族は、あの体のままで宇宙空間を飛んでいるし。
なまじスーツを着たり、あらゆる環境に耐えられるスーツを開発するよりも、生身の体のほうが、スーツよりも優秀だということで、考えてみれば最強の裸ということになる。
生殖機能も、排泄機能も超越した、究極の裸だ。
最強で究極の裸なら、人間には予想もできない方法での排泄や生殖も可能なのかもしれない。
テレパシー能力を持っているということは、ウルトラ族は、人間がいうところの「超能力」を持っていることになる。超能力には、テレパシーの他にもテレポーテーションや、念力などの能力もある。
そういえば、ウルトラマンがテレポーテーションするシーンも、念力で怪獣を持ち上げたりするシーンもあったではないか。番組中で私も見た覚えがある。
だとすれば、それこそ排泄も生殖も、念力やテレポーテーションで解決できているのかもしれない。
テレポーテーションというと、自分の体全身を瞬間移動させるケースが多いが、ウルトラ族は、自分自身の全身を瞬間移動させることもできれば、体内にある一部(例えば排泄物や生殖に関するもの)をピンポイント的に別の場所に移動させることもできるのかもしれない。
それができるからこそ、あの裸の体のどこにも生殖機能や排泄機能を司る場所が見当たらないのかもしれない。
そう考えれば、彼らが裸であったとしても・・・あのコスチュームが生身の体であったとしても、問題はないことになる。
排泄や生殖を司るものが丸出しのままで、あの巨大な体で裸のままで、地球人の何百万人もの人が見てる前で、時には足を大きく広げて戦っている正義のヒーローなど・・見たくはないのだ。
もしそれが人間の巨人だったら、その巨人が正義であればあるほど、見ていて辛くなるではないか・・。
だが、生殖も排泄も念力やテレポーテーションで処理でき、それを司るブツが見当たらない裸だからこそ、いいのだ。
排泄物も生殖も・・・きっと・・遠く離れた光の国に「送信」しているのかもしれない。
なんか、そう考えたら、少しスッキリした。
個人的な見解としては・・・ウルトラ族は、手袋やブーツは装着してるものの、それ以外の部分は「裸」で、しかも超能力で排泄物も生殖も処理できるから、排泄や生殖を司る個所は体には存在していない・・・そう思いたい。
あれこれ書いてきたが、これって・・・無理な納得の仕方でしょうか?(笑)
もっとも、こんなことを納得できたとしても、実生活には何のメリットもないことは、言うまでもない(笑)。
時間の外にようこそ。
こんな古い記事に書き込みをありがとうございます。
キン肉マン同様に考えると、ウルトラマンたちの顔はマスクということになりますね。
すると、マスクの下に素顔があるはず。
ならば、その素顔はどんな顔なのか・・。
それに関しては、何の設定もないようですね。
確かに、おっしゃる通り、素顔は地球人の美観から考えたら、気持ち悪いエイリアンの顔だったとしてもおかしくないですね。
どうも地球人姿をしてる時のイケメンのイメージがありますから、素顔はさらさないほうが夢があっていいのかもしれません。
面白い発想ですな
小学館の雑誌「小学四年生」「小学五年生」などに載っていた事。
ウルトラの国。M78星雲のウルトラ一族には体色毎に「シルバー族」「レッド族」「ホワイト族」「ブルー族」の4種族がある。
って事は裸なのかな
>一峰さんは、もっと再評価されてほしかった漫画家でしたね。
第5波。巣ごもり。一峰大二先生の漫画を読む人が増えるかも知れません
ウルトラ族はさらに、ウルトラマンタイプとセブンタイプの二種類もあるように思えます。
マンやセブンでもない、あらたな変異タイプは中々出てこないですね(笑)。
一峰さんは、電人アローがアニメ化されてたら、知名度は段違いだったでしょうね。
僕はこれに関してはちょっと違うとらえ方をしてるんですよ
ウルトラセブンの身体はあの金属質(と言うか機械っぽい)のギザギザ。
そしてその上に赤いスーツを着ている
胸や肩に金属質の部分がむき出しになっている。
どの漫画家が描いたものかは忘れましたが、そういう描き方をしている作品がありました。
でもウルトラマンタロウについては、あのギザギザはむき出しではなくプロテクターに見えますね。
>あらたな変異タイプ
ウルトラマンレオはセブンタイプでしょうか
となると、生身のセブンは、機械っぽい肌をしてるということになりますね。
マンタロウに関して言えば、あのデザインだと、あのプロテクター部分だけ肌がむきだしになってる設定にするには、デザイン的に無理がありますね。
確かにあのデザインだと、おのギザギザはプロテクターでしょうね。
レオは、デザイン的には「見た目」はセブン系でしょう。
ただ、レオは他のウルトラ族とは母星は別という設定になってるようです。
「胸や肩に金属質の部分がむき出しになっている」のを見て僕が何を思ったか
セブンが怪獣と闘う。怪獣にスーツを破られて金属質の部分がむき出しになった。そう思っていました
だから、プロテクターとは思えなかったです
>レオは他のウルトラ族とは母星は別
そうでしたか。
第1話でセブンが怪獣に足を折られる。そのせいでモロボシダンがセブンに変身できなくなる随分大胆な設定でした。ウルトラセブンのファンはどう思ったでしょうか?
何かの本で読んだ覚えがあります。
もしかしたらネットだったかもしれませんが。
その事件の前のウルトラ人たちの容姿や体については、まったく謎です。
たぶん、設定もないんじゃないかな・・。
レオは私はほとんど見てませんでした。
ただ、その設定だけは知ってました。
なにやらセブンが弱くなったみたいで悲しかったです。