東京に暮らしていながら、案外行かないスポット

私は東京生まれで東京育ち。

途中で郊外で２回ほど暮らした時期はあったし、そのうち１回は1人暮らししていたけれど、これまての人生では大半を都心で過ごしてきている。

地方から出てきた友人の中には、私は都心の有名スポットにはちょくちょく訪れているのだろうと思ってる人もいた。

もちろん、行ったことがあるスポットはあるが、中には都心で暮らしていながらまだ行ったことがないスポットや、行ってたとしても数回しか行ったことがないスポットもある。

中には有名スポットでありながらも、まだ１回しか行ったことがないスポットもある。

例えば東京タワーは数回しか行ったことがないし、スカイツリーなどは現時点ではまだ１回しか行ったことがない。

皇居もせいぜい数回しか行ったことがないし、明治神宮も数回しか行ったことがない。その数回の来訪歴にしても、現地をすみずみまで見てまわってるというほどでもない。

地方在住の友人からは意外に思われたりすることがあるくらいだ。

東京暮らしなら、そういうスポットには何度も行ってるんだろうと思っていたようだ。

まあ、逆に何回も行ってるスポットもあるんだけど、有名スポットの大半には日常的によく行ってるんじゃないかと思われても、案外そうでもないのだ。

よく言われる表現をすれば、「いつでも行けると思うと案外行かなかったりする」のだ。

でもこれって、地方在住の人にも当てはまるのではないだろうか。

まだこれまで行ったことがなくて、そのうち行きたいと思っていたスポットに、最近やっと行くことがてきた場所がある。

１箇所は、行こうと思えば比較的気楽に行ける距離のスポットだった。

だが、別のもう１箇所は日帰りで行くなら丸一日かかりそうな場所だ。

前者の気楽に行けそうなスポットは、私が都心育ちであることを考えると、「え？まだ行ったことないの？」と多くの人に言われそうなスポット。

一方で後者のスポットは、中途半端に遠い。

以前に訪問記を書いた「夕焼け小焼け　ふれあいの里」がそうだ。

そこを訪れた人の動画を見てみても、それなりに旅行気分にはなれる場所だ。

電車を終点駅まで行き、さらにその駅からバスに乗ってそこそこ時間がかかる山奥にある。

しかもそのバスは、１時間に１便しかない。

山奥の方なので、現地には宿もある。私が行くには中途半端に遠かったが、かと行って一泊で行くほどの距離ではない。

時間の外 ~since 2006~