紙屋治兵衛の横浜ベイスターズ批評

横浜ベイスターズのオリジナル批評

今後の予定

2006-01-30 00:00:01 | 野球

今月はは、2006年新春特集 ベイスターズを考える の連載を続けました。
結局原稿用紙100枚強になりました。
いかがでしたでしょうか。

来月は、遅ればせながら、各選手の昨シーズンの寸評を行いたいと思います。

2006年新春特集 ベイスターズを考える(21)

2006-01-29 00:00:01 | 野球
(3)神奈川大学野球の活性化
 高校、社会人と神奈川は強豪チームがひしめく激戦区で、野球が盛んな地域の一つとして間違いないであろう。しかしながら、大学野球については、まるでエアポケットのように、有力選手が消散してしまう。六大学、東都野球といったレベルの高いリーグに進学する選手も多いし、社会人野球も充実しているのでその進路をとる選手も多い。ところが、05年ドラフトで指名した内藤選手は八戸大学に進学していたのである。野球の盛んな神奈川にいて、六大学等ならいざ知らず、わざわざ東北まで出向いて野球に取り組むような、神奈川の大学野球環境は、改善すべきところが多いと思われる。
 東北福祉大学は古豪といってよいが、八戸大学は野球に関しては新興チームであるが、毎年プロ野球選手を輩出している。また、関東地域では白鴎大学や東京情報大といったところもプロ選手を輩出している。九州では九州国際大、九州共立大等が例年プロ選手を輩出している。では、神奈川に目を転じてみると、たまに神奈川大学からプロ選手を輩出している程度である。
 地域の野球振興という観点、そして、地元のベイスターズで野球をしたいプロ選手を輩出するという観点から、神奈川大学リーグの活性化が望まれる。
 神奈川の大学野球リーグでは神奈川大学の独壇場で次に関東学院大が続く。しかし、プロ選手を生み出すには物足りないリーグとなっている。
 このリーグにプロ経験者や八戸大学、九州の各チームをを強豪チームに導いたような指導者を招いて、リーグのレベルアップを図ることを提案したい。
 神大と関東学院大の2強のレベルアップもいいだろう。先に提案した、大学院教育の一環として関東学院大学の野球レベルのアップもリンクして考えられる。 ラグビーで日本一を競う関東学院大学、野球に関しても同じように強豪化、が出来ないはずはない。
 2強に続く横浜商科大学あたりに、プロ経験者が指導者として招かれ、レベルアップを図るというのも面白い。
 また、無名校といっても良いかもしれない、桐蔭横浜大学や鶴見大学といったところが、八戸大学のように知名度アップ(今後少子化のため、知名度向上は大学生き残りのため必須であろう)の一環として、強豪チーム化するという方向もあろう。
 選手は豊富にいるわけであるから、指導者のレベルアップを図り、神奈川県の大学野球リーグの活性化を目指したい。
 原稿を書いた12月中旬時点で、アメリカ独立リークのサムライベアーズが解散になって、フリーと思われる元ベイスターズの投手コーチの堀井氏が適材ではないかと考えていたが、1月早々にベイスターズのスカウトとして、復帰したようであり、この案はとりあえずなくなってしまった。


以上、今後のベイスターズについて、論じてきた。
これらの提言・提案等が、少しでも、地元横浜(神奈川)に根ざしたベイスターズのお役に立てれば幸いである。

(完)

2006年新春特集 ベイスターズを考える(20)

2006-01-28 00:00:01 | 野球
3-2-10 地元との連携
(1)地元企業との連携
 地元企業の出資を仰ぐことを提案したが、企業側の出資の見返りとして例えば、こんなアイディアはどうだろうか。
 近隣ホテルや旅行会社と提携して宿泊観戦プラン。1日目は野球観戦、2日目は中華街観光、3日目はフリー。地元の観光資源とミックスさせることで、野球観戦に対する付加価値を高める。ある程度、まとまった人数でないと収益的に難しいので、例えば、地方出身者の地元後援会に働きかける。具体的には、内川、山口らの地元後援会に働きかけ、後援会のメンバー他、この機会にツアーに参加したい地元のファンや出身校のOBらに観戦ツアーの参加者を募る。2日目の食事会には、選手が顔を出し、参加したそれぞれの人に挨拶する等のファンサービスをする。これはファンへの差別化にも繋がり、ファンの固定化にもつながるのではないか。石井選手の2000本安打前の地元後援会のツアー、徳島出身選手対象ツアー、考えるとアイディアは出てくるわけで、本業の旅行会社の方がその手のアイディアやノウハウに長けているはず。
 シーズン中でも、1日くらいは多村、三浦ら人気の高い選手が食事会に時間限定で選手の負担を少なくした上で参加し、参加者に個別にファンサービスするような、宿泊ツアーで地元ファン、地方ファンを呼び込み、固定化させる努力があっても良いのではなかろうか。

(2)地元社会人野球チームとの連携
 新人の育成-実戦機会の増加にて、類似内容記載。

つづく。

2006年新春特集 ベイスターズを考える(19)

2006-01-27 00:00:01 | 野球
3-2-9 球場の理念的な付加価値を高める(神奈川基盤強化・準地元の育成)

 横浜スタジアムの使用料引き下げと付加価値の向上させることについては、別項で触れた。ここでは、阪神タイガースにおける甲子園球場に相当するような、ある意味聖地のような理念的な付加価値を、ベイスターズが横浜スタジアムに付与することについて提言したい。
 横浜スタジアムはその立地条件からすると、どちらかというと、東京寄りにあり、ソニー、キャノン、日産自動車他、神奈川を代表する大企業の関係者が住んでいるベットタウンから少し離れた位置にあり、なかなか平日にはベットタウンから家族で球場に足を運ぶことは難しい。
 このような観点から、地元志向、地元のファン掘り起こしということで、神奈川のベットタウンで、交通に利便性がある厚木付近(もっと適切な立地条件のところがあれば教えていただきたい。不案内なので。)の球場を活用して、神奈川からの観客動員アップにつなげる。
 同様に地元志向、地元密着ということで、横須賀、平塚、川崎、藤沢他各都市の適切な球場で神奈川シリーズと称して、開催数を増やす。
 そして、横浜スタジアムはベイスターズの聖地、阪神タイガースにおける甲子園球場的な扱いとする。また、そのような雰囲気を、オリジナルな形で体現する球場作りに務める。 私案では
  横浜スタジアム:土・日および平日の2/3
  厚木近辺の立地条件良い球場:平日の1/3x2/3
  神奈川シリーズ(横須賀、平塚、藤沢等):平日の2/3x1/3
として、神奈川県でのファン獲得、集客力アップにつなげる。横浜スタジアムで7・8000人の試合をするより、神奈川の各都市でそのぐらいの観客数で試合をした方がよいのではないか。
 また、準地元の育成も平行して、実施したい。基本的に、地方巡業先になるが、TBS系列を活用して、地方局で土日の昼のベイスターズの試合を放送して、潜在的なファンの拡大を行うといったことも考えられるであろう。

つづく。

2006年新春特集 ベイスターズを考える(18)

2006-01-26 00:00:01 | 野球
(4)スタジアム内店舗見直し
 よく言われることであるが、家族4人で横浜スタジアムに来ると1万円以上出費になり、ディズニーランドの出費とそう大差ないのではないか。そのわりには、野球はともかくとして、家族で楽しめるサービスを提供しているかと。全くその通りで、営業努力が足りないのは明らかである。野球自体ついては、現状からそう変えることは難しいように思う。しかし、周辺を取り巻く環境は、十分改善の余地がある。その一つがスタジアム内の店舗である。入場料+αのαについて売上げアップを図る点について考えてみたい。

 1)有名店誘致
 スタジアム内に有名店を期間限定で誘致する。幸い横浜にはおいしい有名店が多いわけで、地元飲食店との連携で収益力を改善したい。
 例えば、春・秋は有名ラーメン店(1日何食までとか。)、夏はカレー博物館No1店舗が出店するなどである。
 地元中華街からの出店があってもいいだろう。飲茶なんて、野球観戦にちょうど良いくらいの分量で、しかも横浜らしくオシャレだ。甲子園がたこ焼きなら、横浜スタジアムは飲茶で独自性を出したらどうか。関西女性はたこ焼きや焼き鳥OKかもしれないが、横浜にはそういった食べ物は敬遠するかもしれれず、飲茶なんか女性向きで良い感じ。
 野球はともかく、YOKOHAMA WALKERで取り上げられるような飲食店等を提供し、一度話題的にも行ってみたいとは思わせる魅力を持たせることが重要である。

 2)ベイスターズ関係者の飲食店の支店を出店
 田代コーチにゆかりのある居酒屋おばQ、元ベイスターズの中野渡が経営している居酒屋の支店等。普通の売店の焼きそばより、おばQの焼きそばの方が食欲・購買意欲が高まってこないか。中野渡の店で焼き鳥とサワーを買ってみたいと思わない?
 おみやげには、小池の実家のお菓子をなんていかがだろうか。
 ベイスターズファンならこれらの全店舗で何らか買ってしまいそうだが。
 こんな感じでファン(観客)に魅力ある店舗を作りは考えられないのであろうか。

 3)TBSとの連携
 TBSの番組と提携した話題性のあるお店を出店させる。
 TBSといえば橋田壽賀子先生の「渡る世間は鬼ばかり」。その中で登場する「幸楽」というラーメン屋があるのだが、そのバーチャルなお店を横浜スタジアムで実現できないだろうか。渡鬼ラーメン。ここでしか食べられないわけであるから、話題性、差別化という意味で悪くないと思う。TBSと冠をつけたのであれば、TBSのテーマパークとして最大限出来る範囲で利用すればよいのである。
 これは単なる一例で、「マネーの虎」のような番組があれば、ここを活用する等。
 ロケ現場として、利用して、そのロケ舞台を名所かする等も考えられるだろう。

 4)コンビニ
 そのそもなんで、スタジアムにコンビニがないのか。不思議だ。例えば、携帯の電池が切れて、一時的なバッテリが欲しいなんてニーズはあるだろう。雨が降ったら、カッパが欲しい、カイロが欲しいし。
 こう考えると、スタジアムはある意味ビジネスチャンスの宝庫のように思えてくる。

2006年新春特集 ベイスターズを考える(17)

2006-01-25 00:00:01 | 野球
(2)施設改装
 まず、球団はデザイナー、設計会社らとコンセプトを決めて、改装に着手していく。予算は限られているので、毎年コンセプトにしたがって出来る範囲で改修していく。
 昨年の年末バンクーバーのアイスホッケー場、GMプレイス(GMは自動車会社の冠)に行ったが、それほどお金をかけていなくとも、清潔感があって、雰囲気を大事にする施設になっていて驚いたが、少なくとも家族や友人と来るにふさわしい設備を提供して欲しいものである。女性客が満足できる施設に出来ないものか。最近のJR構内には、コンビニが出来たり、以前のボロいイメージとは変わりつつある。横浜スタジアムだって同じ、知恵を出し合って予算内で取り組んだら出来るはずだ。意欲のある人材の活用あるいは、外注化で取り組んでも良いかもしれない。

(3)資金
 1)基金設立
 そこで、最大の問題になるのが、資金の問題であろう。この改修費は従来通りの横浜市、神奈川県?に捻出してもらうことは、基本線ではあるが、株主構成上横浜市の影響力が低下するので同時に改修予算の低下も懸念される。筆頭株主になったTBSからも多少なりとも援助を期待したい。
 一方で、資金集めに自助努力も必要だ。私は協賛企業が中心になって、一般のファンも出資できるような基金を作って、改修費の足しにすることを提案したい。1口1万円程度として、大口出資者には改装部の一部に企業名・出資者名を記載、小口の出資者(主にファン)には期間限定の内野自由席のチケットを1枚/口提供するものだ。
 熊本城などの改修でも実施されていることで、実績・ノウハウはできあがっていると思われ、十分調査検討して取り入れてみてはどうかと思う。
 2)宝くじの販売
 そして、資金捻出についてもう一案。
 自治体が出資しているという利点をフルに活用し、行政側も支出を抑えたいはずであり、横浜スタジアムの改修を目的とする宝くじを年2回程度発行することを提案したい。
 宝くじは胴元が必ず損しない仕組みになっているし、買う方も負ける可能性が高いが、万一高額のお金を【一切の努力もせずに】手にすることが出来ることもありうる。
 各社利害が一致するわけで、横浜スタジアムの改修が目的であれば非常によい手段だと私は思う。
 スタジアム内で販売したりしても良いと思う。宝くじが当たったらラッキー、外れてもスタジアムの改修に使われるのであれば、購入者もある程度納得できる。
 法的に問題がなければ、やる気になれば出来ることではなかろうか。

つづく。

宜野湾キャンプメンバー発表

2006-01-24 12:44:05 | 野球
横浜8年ぶりVへ、先発枠を若手で競わす (日刊スポーツ) - goo ニュース
高宮、三橋が1軍キャンプ 横浜 (共同通信) - goo ニュース
牛島監督が横須賀へ 横浜 (共同通信) - goo ニュース

ベイスターズHPで今年のキャンプの参加メンバーが以下のように発表された。

横浜ベイスターズ 宜野湾キャンプ参加選手36名 

【投手】
12吉川輝昭、13那須野巧、15高宮和也、16川村丈夫、17加藤武治、18三浦大輔、20木塚敦志、21吉見祐治、24門倉健、28秦裕二、30土肥義弘、34三橋直樹、37岡本直也、41岸本秀樹、42クルーン、46佐久本昌広
【捕手】
8相川亮二、29新沼慎二、57鶴岡一成
【内野手】
0万永貴司、2内川聖一、3種田仁、4北川利之、5石井琢朗、10佐伯貴弘、23藤田一也、25村田修一、
26小田嶋正邦
【外野手】
1金城龍彦、6多村仁、7鈴木尚典、31吉村裕基、33古木克明、44小池正晃、64南竜介、65西崎伸洋 

投手陣では、岡本の抜擢が目を引く。土居、染田、牛田を差し置いてのメンバー入りだけに、中継左腕若手の岡本への首脳陣の期待の高さが伺える。開幕メンバーに残るのは、非常に厳しいように思われるが、牛島監督や1軍コーチに積極的にアピールするとともに、今後1ランク上のピッチングが出来るようななる何かをつかみ取って欲しい。
昨年は、牛島監督は自身の実績作りのためもあって、実績あるベテラン主体に投手陣を高度に構築していった。この投手メンバーを見る限り、今シーズンは高宮・三橋・那須野・秦らを、ベテラン陣に次ぐ投手陣の強化に取り組もうとする意欲を感じる。

野手陣の方に目を向けると、吉村、西崎のメンバー入りが注目される。長距離ヒッターの吉村はともかく、西崎の参加はサプライズ。野中、河野、田中一、桑原が主な1軍キャンプ漏れ選手かと思うが、なかなか意表をついた抜擢。西崎は肩は良いし、打つ方も悪くはない(まだまだ発展途上だが)。首脳陣は、昨年のファームの走塁成績を元に、彼の走塁レベルを確認しようとしている・期待しているのであろうか。是非、実力を存分にアピールして、1軍に定着しつつある小池・南に危機感を与えるような活躍をして欲しい。


2006年新春特集 ベイスターズを考える(16)

2006-01-24 00:00:01 | 野球
3-2-8 横浜スタジアム抜本的改革

(1)スタジアム運営の主体性
 私は過去東京ドーム、大阪ドーム、甲子園球場、横浜スタジアム、神宮球場に行ったことがあるが、野球を楽しむ上で一番良かったと思うのは、甲子園球場だった。ただし、甲子園球場の席が狭いのと通路にゆとりがないのは×。次に、神宮球場、ここも雰囲気があって良い。両ドーム球場はどうも野球の臨場感が希薄に感じて、個人的に好みではない。では、横浜スタジアムはどうか。どうも私にはこの球場暗くて陰気な感じがする。このなかて最も評価が低い球場である。昨年、内野フェンスを取って大幅に環境改善した点は高く評価できる。昨年は横浜スタジアムに足を運ぶことが出来ず、球場の印象については当時よりも良くなっているかもしれないが、テレビで見た感じでは、やはり継続的な改装は必要であろう。
 家族や友人と一緒に観戦しに来たとき球場らしい雰囲気があって、明るく楽しめる内装・外装・設備でなくてはならないと思う。。
 ダークブルーが基調色となって、オレンジシートスタジアム。売店はダサダサだし、便所も気分が滅入る。
 ベイスターズは選手のユニホームにはとても配慮しており、センスも12球団のトップクラスだと思う。これは素晴らしい。であるのに、なぜスタジアムはセンス良く改装できないものか。
 横浜市からのレンタルで、市議会の承認が必要になるからであろうか。
 とするならば、私は横浜スタジアムは別会社にして、経営の主導権をTBSないし横浜ベイスターズに移し、球団が主体的に運営できる体制づくりをするべきであると思う。
 土地の所有権は横浜市?で従来通りとし、建物・施設運営権を有する新会社を設立して、TBS35%、横浜ベイスターズ16%、自治体(横浜市、神奈川県?)49%として新生することを提案したい。
 横浜市の出方が悪ければ、横浜スタジアムの使用日数を著しく減少させる多少の強硬手段に出ても構わないと思う。中長期的なコスト削減の柱となる抜本的対策案なので、性根を据えて取り組んで欲しいテーマの一つである。逆に、これまで通りの横浜スタジアムとの賃貸関係であれば必然的に赤字の主要因としてなり続けるのではなかろうか。
 横浜スタジアムにTBSが筆頭株主として出資する見返りに、私はTBS横浜スタジアムとして変更しても構わないと思う。
 新球場の話題もあるが、それはその時に考えることとして、現状しなければならないことはまず、球団サイドが横浜スタジアムについて主体性を持って運営に関与していく環境を整えることである。
 市側も横浜スタジアムに予算削減の取り組みとして前向きに考えて欲しい。

つづく。

2006年新春特集 ベイスターズを考える(15)

2006-01-23 00:00:01 | 野球
(2)インターネット放送
 個人的にはこれだけでもすぐに実現させて欲しい。
 昨年USENがこれをしようとしたが、実現できなかった。
 ベイスターズの試合を地上波で流せと行っても無理がある。TVKもベイスターズの中継は縮小傾向にある。(ケーブルテレビというチャンネルもあるが。)
 このような、状況下期待したいのは、やはりインターネット放送である。
 コスト削減という意味で、解説者・アナウンサーは不要で、当面はバックネット裏から移した映像とスコアー類だけでも構わない。軌道に乗れば音声付きに移行するなど企業努力して欲しい。世の中、スコアー速報をインターネットで見ている人が、サーバーの動きがおかしくなるほどいる。こうした潜在顧客をTBSは上手にIT企業を活用して、ベイスターズをコンテンツとしてビジネスに結びつけるべきである。
 USENといった、社会的責任に疑問符が付くような企業でなく、しっかりした企業と連携して取り組んで欲しい。TBSとNTTグループ等のように信用のおけるところのIT(子)会社と連動して、300円/月で視聴できるようにできないだろうか。
 画面の横にはスコアー等表示して、画面下には、広告を入れることで、収益性を持たせる。「ベイスターズ定期預金、特製通帳、優勝時金利+何%」という広告でもあったら、ちょっと定期預金してみたくなるのでは。広告は地元スーパーでも良いし、TBSの番組案内でもよいわけだ。

つづく。

2006年新春特集 ベイスターズを考える(14)

2006-01-22 00:00:01 | 野球
3-2-7 コンテンツの充実

(1)地上波ベイスターズ専門番組
 私はTBSが親会社であると本気で思っているのであれば、ベイスターズの専門放送を毎日短時間でも続けるべきであると考えている。
 少なくとも今の阪神もサンテレビ他で試合のある日はジャイアンツ戦以外必ず放送して、ファンを増加し、固定化していった。
 TBSが毎試合野球を放送するのは、今のところ的はずれで、絶対ありえず、する必要もない。
 しかし、ベイスターズに関する情報を、例えば、平日11:40-12:00ニュース23の中の1コーナーとして、取り上げても子会社の活用としては悪くないと思う。この時間帯が乱暴であれば、12:00等。
 ファンの増やすにはTVで露出度を増やして注目してもらうことが先決で、10分ぐらいでも継続して行うべきである。
 内容は、その日のベイスターズの野球の結果とその詳細の解説。明日の見所解説。キーポイントとなったプレーと殊勲選手の取り上げ。監督・選手のインタビュー。
 試合の無い日は、チーム状況の解説、一人の選手をピックアップして特集する、新外人の経歴、ファームの状況・注目選手、あの選手は今等、ネタは豊富にある。
 大リーグに挑戦する選手が増えて、スポーツニュースではその個人の成績を伝えるだけということも多い。私は、これでは新聞の記載の速報と変わらず、インターネット速報に映像がついただけで、実につまらないと感じている。野球の本来の面白さを伝えきっていないと思う。
 こうした昨今のスポーツニュースの盲点をついて、ベイスターズを素材として、野球の面白さを伝えることに特化したスポーツ番組があったらどんなに素晴らしいか。また、野球の面白さに目覚める人も増えるのではないかと思う。潜在的な顧客は多いと思うし、また、最近のスポルトにヘキヘキしている野球ファンも取り込めるかもしれない。フジテレビで中井アナが担当していた当時のプロ野球ニュースをベイスターズに限定した感じである。
 キャスターは、昨年ベイスターズのレポーターをしていた大矢さんはいかがだろうか。野球を良く知って、頭もキレ、気もきいていたので一押しである。TBSのスポーツキャスターの登竜門でも良い。女子アナをアイドル風に仕立ててスポーツ番組にするのも一つのありようかもしれないが、もっと核心に迫るスポーツ報道を指向する番組があっても良いのではなかろうか。そういった仕事をしたい美形女子アナはいたっておかしくない。
 TBSの子会社の活性化、有効利用、メディアミックスという意味でも、実現させて欲しい項目の一つである。

つづく。