香味日誌

自家焙煎コーヒー店経営 日々の暮らしの中で四季折々の歳時記を写真とともに綴る日誌

コーヒー美味しく入れるには NO1水

2019年12月17日 | Weblog

コーヒーの味で最も左右するのが水です。

普段は水道からの水が一番多く使われているのが大部分です。

地域により、水源地が川であったり、沢からの取水、山からの地下水、湧き水等などがあります。

ここで、水を多く使う食品を例にすると、酒、豆腐、お米などが挙げられます。どれも水の美味しい

所は産地として有名な酒蔵、米の産地として日本各地に点在しています。

水は軟水と硬水にわけられます。

日本では沖縄の一部を除きほとんどが、軟水です。

(資料)より

同じ水なのに、硬水と軟水がどうして存在するのか。その理由は様々ありますが、一つは大地を形成する地殻物質に原因があります。水というのはそもそも雨から地中にしみ込み、地層中のミネラルを吸い取って湧き出ているものです。つまり地層中にとどまっている時間が長いほどミネラルやカルシウムを吸い込み硬水になります。国土が狭い日本は水が地層に浸透している時間が短く、すぐに湧き水となって活用できるため軟水になります。ヨーロッパや北米ではその広大な大地ゆえ浸透している時間が長く、ゆっくりとろ過された水が湧き出るため硬水になるのです。そうしたことから、食文化もそれぞれの水に合わせたものが浸透してきました。例えば日本の場合古くから緑茶を飲んでいますが、硬水だと色や風味が出にくい緑茶も、軟水で淹れると香りがしっかり引き立ち、風味を楽しむ事が出来ます。また煮物など和風料理も、軟水の方がうまみ成分が引き立ち灰汁が出ないのが特徴です。軟水はまさに日本料理に合っているのです。一方肉料理がメインの西欧料理はどうしてもミネラルが不足しがちです。しかしミネラルをたっぷり含んだ硬水を料理に使うことにより、不足しがちなミネラルを補うことが出来るのです。

水道は水源によりカルキの使用量が違うためカルキ臭が気になる方は浄水器の設置をお勧めします。

 

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