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猫だから

2004年9月。
変な模様のあんまり可愛くない子猫が迷い込んできた。
予想通り溺愛する自分にあきれつつ。

あまり気にもしていないが

2006-04-07 17:22:38 | 
わたしは、生まれてから一度も生き物を飼わない生活をしたことがない。

大概は犬、時どき猫を必ず飼っている。

買ったことは一度もなくてほとんどが迷い犬、迷い猫だ。

たらは一昨年、犬が死んだ直後に迷い込んできたのだが

うちは子猫がフラフラと入り込むには不自然なところにあったので

誰かが捨てていったのではないかと思われる。

しかし捨てるまでは誰かに飼われていたか親と暮らしていたのだろうと思うと

あんたの親兄弟はどこで何してるんだろうねえと時おり話しかけてみる。

しかしよく考えてみればほとんどの動物は早くに親と別れてしまうわけで

ことさら、たらだけが天涯孤独で可哀相な境遇にあるわけではない。

母は「あんたXXちゃんに拾ってもらわなかったらどこでなにしてるんだろうね」と

いかにも恩を着せるかのように言うが、わたしはまったく逆のことを思う。

テレサ嬢の歌ではないが、もしもたらと会えずにいたらわたしはどんな暮らしをしていたかと思うのだ。

これまで一緒に暮らした犬猫からも、なにものにも代えられない安らぎをもらっていた。

そして今は、たらがいるだけでわたしは深い安らぎを得ることができる。

たらは別に家事を手伝ってもくれないしこれといってなにかの役に立つわけではないのだが

ただいるだけでいいのだ。

近くに寝ているだけでもいいし、わたしの膝に乗るのもいい。

夜中に帰ってきて布団の上で丸まっているのもいい。

わたしはたらに、いてくれる以外のなにも求めていない。

こういう気持ちは人には持てないだろう。

やはり人にはいろいろ期待し、要求するものね。

もちろん動物と人は違うし、

それが人と関わることの醍醐味なのかもしれないけど

ちょっとめんどうだわと思ってしまうわたしは

コミュニケーション能力に欠けるのだろうか。

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