「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

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2013年7月15日(海の日) 女川町竹浦でクチバシカジカの幼魚発見

2013-07-15 16:18:12 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:雨のち曇り

海況:北東の風 凪

気温:20℃  水温:水面 14.5℃  水底 13.8℃

透明度:水面付近 1~2m  水深5m以深 8~10m

 「海の日」の今日、朝は大雨だったが潜るころには雨が上がり、くもり空となった。今日の目的は、透明度もよいので今まで探索していない場所なども調査してきました。水深10m付近の岩礁帯にある海藻(カバノリ)には、多くのダンゴウオの稚魚や幼魚が観察され、海藻に吸付いてユラユラと揺れるところが好きな幼魚や、揺れるのが嫌いなのか、マボヤの上や岩肌に吸付いている幼魚など様々観察された。また、体長も4mm~8mmまで成長し、各々個性的な模様や体色になってきた。

 マボヤの上が好きな幼魚(体長6mm)

 岩肌にいる体長8mmまで成長した幼魚(10円硬貨と比較)

 まだ、「天使の輪」が残っている稚魚(体長4mm) 海藻の上

 いつもの穴の大型のフサギンポ(体長40cm) アゴ島

  2個体は、体長20cm程度(弁天島)

   ヤリイカの卵の中で幼体が動いている

 今日の大発見は、弁天島でのクチバシカジカの幼魚(今年の4月に生まれた個体)の発見だ。水深12mの岩陰でちょこちょこ動く幼魚は、今季初観察だ。しかし、撮影しようとカメラを向けるとすぐに奥の方へ逃げ込んでしまった。しばらくこの場所で観察できることでしょう。今後のダイビングが楽しみだ。

 中央の奥から顔を見せるクチバシカジカの幼魚(体長1cm)

 



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