石ころ

なぜひれ伏しているのか ②(ヨシュア記7章)

 

主はヨシュアに告げられた。「立て。なぜ、あなたはひれ伏しているのか。(10)

 

主はヨシュアに何ゆえにひれ伏しているのかと問われる。
それは天地創造の神を恐れる者の絶えざる礼拝なのか、失敗の罰を恐れてなのか、何を得ようとしてなのか・・。

ヨシュアは今、訳も分からないままにひれ伏している時ではなく、早急にみこころを行わなければならない。

 

イスラエルは罪ある者となった。彼らはわたしが命じたわたしの契約を破った。聖絶の物の一部を取り、盗み、欺いて、それを自分のものの中に入れることまでした。(11)

 

アカンの罪は、今やイスラエル全体を汚し主に受け容れられないものとした。イスラエルは神にとって一つの愛の対象であり、リーダーを通しての交わりの対象である。

 

それゆえ主の命令に背く一人の罪は、全体を汚すパン種の侵入であり、神とイスラエルの関係を破壊するもので、リーダーは群れの罪を見張て取り除く責任を負うのだ。

 

だから、イスラエルの子らは敵の前に立つことができず、敵の前に背を見せたのだ。彼らが聖絶の者となったからである。あなたがたの中から、その聖絶の物を滅ぼし尽くしてしまわないなら、わたしはもはやあなたがたとともにはいない。(12)

 

「彼らが聖絶のものとなった」とあり、イスラエルは神の御前に、祝福にも滅びの死にも一つなのである。確かに彼らは主の大いなる祝福を全体で受けて来た。
からだを滅ぼす癌のような罪を取り除かなければ、聖なる神は罪と共に居られることは出来ないのである。

 

立て。民を聖別せよ。そしてこう言え。あなたがたは、明日のために自らを聖別しなさい。イスラエルの神、主がこう告げられるからだ。「イスラエルよ、あなたの中に聖絶の物がある。あなたがたがその聖絶の物を、あなたがたの中から取り除くまでは、敵の前に立つことができない。」(13)

 

主により頼む者の勝利は、主が共に居てくださることにあり、みことばの保証にある。
主が居られない時、どのような正論を掲げても、武器を揃えても、幾倍の戦士を並べても、其処に在るサタンの悪巧みに太刀打ちすることは出来ない。昔も今も・・

 

明日の朝、部族ごとに進み出よ。主がくじで取り分ける部族は氏族ごとに進み出、主がくじで取り分ける氏族は家族ごとに進み出、主がくじで取り分ける家族は男一人ひとり進み出よ。(14)

 

主は罪の解決を導いかれる。イスラエルを愛しておられるからである。
私たちの失敗や罪はキリストによってすでに贖われているが、神との親密な関係を守るためには、聖霊の助けの中で主に逆らう罪を避け、みことばによる導きの中で生きなければ、健全な関係にある平安や喜びを知ることはない。

 

「聖絶の物のことでくじで取り分けられた者は、彼も彼に属するすべてのものも、火で焼かれなければならない。彼が主の契約を破ったからであり、彼がイスラエルの中で恥辱となることをしたからである。」(15)

 

神が愛するイスラエルに侵入したアカンの罪は、焼ききよめることによって罪は焼ききよめられて、祝福の主との関係が守られる。

キリスト者が主にひれ伏すのは、キリストにいのちの恵みを受けて祈りとみことばによるお交わりの中で、誤りなき今日を生かすみことばを待ち望んでのことである。
主が「立て」と命じられたとき、直ぐにみこころを行うことが出来るのは、主はご真実であり必要のすべてを満たしてくださるからである。

 

このように揺り動かされない御国を受けるのですから、私たちは感謝しようではありませんか。感謝しつつ、敬虔と恐れをもって、神に喜ばれる礼拝をささげようではありませんか。(へブル12:28)


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