兄弟愛をいつも持っていなさい。(1)
主に在るキリスト者、教会の愛は、彼らのうちに居られるキリストの現れであり、共に天の御国に向かって歩み、共に成長を助ける中で味わうものである。
その愛は勇敢であって時に責められることも厭わず、真っ直ぐにみことばを語り、聖霊によって分かち合い、精査し合っているものである。
その兄弟愛を「いつも持っている」関係は、キリストのからだの各器官として、理解出来るときも出来ない時も、共に各器官として一緒に働き続けるものである。そう、互いの祈りが絶えることはないのである。
その愛は、愛するキリストの現れを願うことから発して、キリストのからだを労りつつ、仕え合っていて、時に忍耐と希望をもって成長を待つものであり、時に共に痛む患部ともなる。
互いに切磋琢磨するみことばの遣り取りは、人が作り上げた組織でもなく、世で共に経験しただけの関係にも拠らず、聖霊によって繋がれることであるから、取り繕いもその場限りの偽善も存在しない。
やがて、キリストに拠って天に集められ、永久までもご一緒する関係だからである。