昭和☆☆年11月3750グラムの女の子の赤ちゃんが誕生!
ワァ!「大きな女の子の赤ちゃんですよ」と看護士さん!
サリーと命名・・・この頃からもうブタ子ちやんになる予告だったのでしょうか
「小さく生んで大きく育てよ!」と云う言葉がありますが、うちは反対で、
何故か「大きく生んで小さく育つ」になってしまったのです。
お風呂は殆んど今は自分の家にありますが、当時は銭湯に行ってました。
私の実家の隣がお風呂屋さんで実家から、少し離れた所に住んでいました。
お風呂に行く時はサリーを、おくるみ(赤ちゃんを包み込む綿入れ)に
くるんで行くのですが途中で、アッ!サリーがいない!!
おくるみの奥のほうにすっこんでいるではありませんか
もうその頃からヤンチャだったのです。
当時赤ちゃんがネズミにかじられる事件が新聞に報道されて
さあ大変! 少しも目が離せず、おんぶ・をして用事をしたものです。
サリーは夜中に熱を出す事が多く、心配で夜中にお医者さんに
連れて行っていたのですが、何回も連れて行くものですから、
お医者さんに云われてしまいました「朝まで待つ事が出来ませんか!」
と怒られる始末!
或る日お医者さんに「この子大きくなったらべっぴんさんになるよ!」
だって・・・チエッパはどう返事をしていいのやら??
そしてサリーは三歳に!
サリーはあまり人見知りのしない子でご近所の年配の小父さんが
サリーを毎日、日課のように喫茶店に連れて行ってました。
その方は、とても子供好きな方で自分には子供がなく、サリーを
とても可愛がってくれました。
私の父、サリーのおじいちゃんは、とてもサリーを可愛いがってくれました。
或る日おじいちゃんが外出する事に・・・サリーが「おじいちゃん!帰りに
お土産買ってきてね!」おじいちゃん「買ってきてあげるよ!」の約束。
そして・・・おじいちゃん帰宅。 サリー「おじいちゃん!お土産は?」
おじいちゃん「アッ!忘れてしもうたわ!」
サリーおお泣きする! もう夜の11時・・・
おじいちゃん「まだお店が開いてる所があるかも知れん行こうか!」
開いてました。 おもちゃの乳母車!うれしそうに家に帰る途中
おじいちゃんは家に帰る道を知って違う道にいったそうです。
サリーはとっさに「おじいちゃん!その道と違うで~こっちやんか~」
と言ってひっぱったそうです。
おじいちやんは「この子は頭のいい子やで~」と・・そんな思い出があります。
6才になって幼稚園に入園です。 幼稚園ではお誕生会といって、
生れ月の同じ子供達で、お遊戯をする事に・・・
サリー以外のグループは数人いるのですが11月生まれは
サリー独りだったのです。 さあ大変!!
チエッパは心配でなりません。
とうとう、その日がやって来たのです。・・・
たくさんのお母様方の前です・・・と・舞台に木琴が出てきて!
チエッパはビク・ビク!!
そしてサリが出てきて、すらすらと曲を弾くではありませんか
チエッパは思わず・・・ヤッタ~!と思いましたね。
度胸のある子だと! お母様方も大拍手!!!
嬉しかったチエッパでした
次回に続く!