【読了】まだ人間じゃない

まだ人間じゃない　：　ディック傑作集
フィリップ・Ｋ．ディック∥著　；　浅倉久志∥他訳
早川書房，　２００８．　－　３１７Ｐ　；　１６．　－　（ハヤカワ文庫　ＳＦ１６５６）

あとがきにあった表現【玉石混淆】・・・うまいこと言いますね。
以前から何冊かディック作品を読んでいるのですが『おもしろい』と感じるものと
『？？？』なものがあります。

『ファイトクラブ』って映画がありますが、あれも原作はあまりよくわからなかった
んですが、映画はめちゃめちゃカッコよくて面白い。

世の中には絶対に分かり合えない人というのがいると思っている僕としては『わからない』
って事はあるんだろうな・・・ぐらいに思っていましたが、どうやら『おもしろくない』
という表現でいいのかもしれません。

たしかに、おもしろいのはめちゃめちゃおもしろいんですよ。
ただ、おもしろくないのはホンマにおもしろくないと言うか・・・

ＣＭ地獄
これは時代が追いついてきたからでしょうか。
いい作品だと思いますよ。当時は不評だったらしくディック自身ハッピーエンドに
変えたかったような書評が最後に書かれていましたが、このままでよいと思います。
たぶん、今の時代は。

【他の方の感想】
・まだ人間じゃない(Welcome to the Silverboy Club )
・[書評]　「ペイチェック」「フィッリップ・K・ディック」(隣の芝は青いけど僕はこっちで満足 )
・読んでる途中だけど…(どくしょめも)
・今度のディック(八王子の雀荘メンバー日記)

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書籍価格	777円
累計金額	50,871円

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