Youtubeの動画の中で「ラーゲリ」という言葉が出てきていて気になっていましたが。最後にやっとわかりました。
上巻では平成の玉音放送までの裏準備作業の話がメインでこれから日本の為に3人の任された作業が実を結んで
いく事になるのだと思っていましたが、そもそもそういうお話ではないのですね。
読書中、いろいろな事が気になりwikiなどを調べながら読み進めていました。
とくに『占守(シュムシュ)』という単語は覚えておいたほうがいいですね。
占守島の戦い
占守島の戦い(しゅむしゅとうのたたかい)とは、太平洋戦争末期の1945年8月18日~21日に、
千島列島北端の占守島で行われたソ連労農赤軍と日本軍との間の戦闘である。
かつてこの地には世界最強の帝国陸軍が存在していた。
どこかの動画で見たように思うのですが、どこだったかがわかりません。
しかし、この軍隊のお陰で今の北海道は日本領であれたのかもしれないというのはなかなかのお話ですね。
戦争はいけないものであるというのは誠実に戦争に向き合ってきた日本人には常に意識しているお話ですが
自国の領土を不法に占拠されてはいけないという意識は低下しているとも思いますね。
以前読んだ本で『のぼうの城』というのがありましたが、城攻めにより領土を取られた領主はどうなるか。
城を出て行かなければならないという基本的な事が読むまで判っていませんでした。
領土を取られた国民はその国を出て行かなければなりません。領土を取られるという事はそこに住む人達の
安住の地を奪い取る事になる、その為に兵隊は戦っていたという事を考えれば戦争というものをやはりもう
少し考える必要がありますね。
この時代にこのような小説を書いてくれた浅田次郎という人を尊敬します。