パナソニックは、Blu-ray Discレコーダ「ブルーレイDIGA」の新モデルとして、トリプルチューナ搭載モデルなど6製品を2月5日より順次発売する。【拡大画像や他の画像】 上位4モデルは業界初の地上/BS/110度CSデジタル“トリプル”チューナを搭載し、3番組の同時録画に対応する。最上位モデルの DMR-BZT900は3TB HDDを搭載した「プレミアムモデル」と位置付けられており、シャーシの改善や、各種高画質/高音質パーツを搭載する。上位3モデルではSkypeにも対応している。 トリプルチューナ搭載のDMR-BZT900/BZT800/BZT700/BZT600は2月5日に発売。ダブルチューナのDMR-BWT500、シングルチューナのDMR-BRT300は2月25日に発売する。価格はいずれもオープンプライス。 全モデルがBlu-ray 3Dの再生に対応するほか、新たにクロマアップサンプリングなど3Dにおける高画質化技術や奥行き調整機能を搭載。さらに、15倍の長時間録画やスカパー! HD録画にも対応。新たにスカパー! HD録画中も1系統のチューナを占有しない形となったため、トリプルチューナモデルでは、スカパー! HDとあわせて4番組の同時録画が行なえる。また、HDD追加可能なBD単体レコーダ「DMR-BR30」や、3D対応の新BDプレーヤー「DMP-BDT110」も2月25日より発売される。■ 3チューナで最大4番組同時録画 上位4モデルは地上/BS/110度CSデジタルトリプルチューナを搭載。DMR-BWT500はダブルチューナ、DMR-BRT500はシングルチューナとなる。トリプルチューナモデルでも、B-CASカードは1枚。なお、地上アナログチューナは省略されている。 全モデルで、Ethernetを使ったスカパー! HD録画に対応。従来モデルではスカパー! HD録画時にチューナ録画を1系統占有していたため、2系統のチューナ録画+スカパー! HD録画はできなかったが、新モデルではスカパー! HD録画中も内蔵チューナの録画系を占有しなくなったため、最大4番組の同時録画が可能になった。 Blu-ray 3D再生中の同時録画にも対応。さらにMPEG-4 AVC/H.264エンコードによる長時間録画も最大15時間の長時間録画に対応。新たに搭載したHZモード(1.6Mbps)では、BSデジタル放送を最大15倍の長時間録画が行なえ、3TB HDD搭載のBZT900の場合は4,050時間の録画が可能という。 EPGは、最大19チャンネル12時間の高精細表示が可能な「フルハイビジョン番組表」。3/5/7/9/11/15/19チャンネル表示の切り替えが可能なほか、スポーツ、ドラマ、映画などのジャンル別に色分けして表示できる。チャンネル別番組表や、リモコンの赤ボタンを押すだけで録画予約できる「簡単予約」も搭載している。 最大1カ月先までのNHKのおすすめ番組情報を表示する「NHK番組特集」も備えており、対応チャンネルはNHK BS1、BS2、ハイビジョン、NHK総合、教育の5つ。WOWOW1カ月番組表も搭載する。 録画番組管理には、光ディスクとHDDの切り替えなしでシームレスに録画番組を選べる「新?録画一覧」を採用している。 BDXLへのダビングにも対応。また、BD-R/REにダビングした番組を再度DIGAのHDDにムーブ(コピーフリー番組はダビング)する機能も搭載。録り貯めた番組をBDXLメディア1枚にまとめることも可能になっている。BDからHDDへのムーブは、テレビ番組のほか、アクトビラ ビデオのダウンロードコンテンツも可能となっている。■ 3D高画質化処理も導入。BDビデオのアニメ「原画解像度変換」も 高画質化へのアプローチとしては、パナソニックハリウッド研究所(PHL)がBDオーサリング時に使用する高精度色信号処理技術を応用した「トゥルーカラーエンジン」を搭載する。 高精度のクロマアップサンプリング処理で、色解像度を高め、精細な映像を実現。インターレース映像ではIP変換を行なってからクロマアップサンプリングを行なうことで、色の垂直解像度を向上させている。 新たに2Dだけでなく、3D再生時にもクロマアップサンプリング処理を適用。3Dの左目用と右目用のそれぞれの映像に対し、3Dマルチタップ方式のリアルクロマプロセッシング処理を行なうことで、原画の微小高域信号まで忠実に再現し、精細感と質感にあふれた3D映像を実現するという。録画番組やBD/DVDの2D-3D変換機能も備えている。 アニメ素材に特化した「アニメモード」も強化。DVDやハイビジョン放送、Blu-ray映像まで、ノイズの少ない映像を可能にするものだが、前モデルで搭載した「原画解像度変換技術」をBDビデオ映像にも適用可能にした。 これは、低解像度の原画をハイビジョンに変換したアニメ番組の再生時に、原画解像度成分を抽出して再度アップコンバートを行なうことで、低ノイズで解像感の高い映像を実現するというもの。従来は、BDAVディスクやHDDに録画したハイビジョンの録画番組でしか有効にできなかったが、新モデルでは市販のBDビデオタイトルでも適用可能になった。なお、同機能利用時には、番組に応じて原画解像度(例:720pで制作されているアニメと推測して、720pを指定など)を選択する必要がある。 3D再生時の機能としては、L/Rの視差を調整できる「3D奥行きコントローラー」を搭載。視差を調整することで、奥行き/飛び出し量を調整できる。ソースによって気になる「飛び出し過ぎ」や、「広がり感がほしい」といったときに調整できる。また、目にやさしい奥行き感を作り出すという「曲面表示」や、画面境界の「ぼかし」機能も搭載し、より3Dを見やすくさせる効果として導入している。 最上位のBZT900のみの高画質/高音質技術として、シーンごとに映像を分析して周波数帯毎に最適な処理を行なう「ディテール?クラリティ?プロセッサ for BD」を搭載。また、BDZ900のみHDMI出力を2系統を装備し、映像/音声を別々に出力できる。 BZT900における音質強化としては、アナログ映像信号をすべてOFFにして音声信号に与える影響を排除する「ハイクラリティサウンド」を搭載。真空管風の音質をエミュレートする「新?真空管サウンド」を搭載。新たに明晰な音色、繊細な高域、豊かな響きが特徴という3つのモードを追加し、合計6モードを選択可能としている。BDビデオなどの再生時にHDD回転を止める「シアターモード」も引き続き搭載している。 また、HDMI低クロックジッタシステムや、アナログ出力用の32bit/192kHzのプレミアムDAC、OFC電源トランス、セラミックインシュレータなどの高音質設計を行なっている。■ ネットワークも強化。Skype対応やSD持ち出しを充実。新モバイル端末対応も 起動速度も高速化。電源OFFから番組表の表示までは約1秒で、待機時の消費電力も約5Wまで低減するなど使いやすさの向上にこだわったという。また、番組表や録画一覧の音声読み上げ機能なども搭載した。 リモコンは、DMR-BZT900/BZT800が無線(RF)方式で、その他の4モデルが赤外線方式。なお、BZT600/BWT500/BRT300には、番組表や録画リスト、再生系ボタンなどよく使うボタンだけを集約した「シンプルリモコン」が付属する。 また、SDカードスロットを装備し、新たにSDカードへの高画質録画に対応。ワンセグではなく、SD解像度のMPEG-4 AVC/H.264で録画した番組をSDカードに転送。対応携帯電話などに持ち出し可能となった。USB経由だけでなく、HDD内の録画番組を無線LAN 経由で転送できる「簡単転送機能」も搭載する。 各モデルでEthernetを搭載するほか、BZT900/800/700の各モデルでは、無線LANも内蔵。同社の携帯電話ルミックスフォン「P-03C」で撮影した写真をDIGAのHDDに無線LAN経由でコピーできる。 また、DLNA /DTCP-IPを使ったVIERAなどとの連携機能「お部屋ジャンプリンク」も強化。対応機器からDIGAの録画番組を家庭内でLAN経由で視聴できるほか、無線LANの通信速度が遅い場合に、DRモードで録画した番組を自動的にHEモード(6Mbps)に変換して転送する機能も搭載。これにより、離れた部屋などでも安定して録画番組を対応機器から楽しめるという。 さらに、現在放送中の番組を、家庭内でネットワーク経由で別の「お部屋ジャンプリンク」対応端末でリアルタイム視聴できる「放送転送」にも対応する。放送転送では、従来モデルHEモード(約6Mbps)で、ポータブルVIERAなどの機器からDIGAの放送中番組を視聴できる。DLNA/DTCP-IPムーブに対応した機器からのネットワークダビングにも対応する。 レコーダで初というSkype機能に対応。別売のマイク付カメラ「TY-CC10W」を接続することで、パソコンやVIERAなどののSkype端末とのビデオ電話が可能となる。加えて、Skypeの留守録にも対応し、Skypeのサービスを使ってDIGAで録音したボイスメールを、携帯電話などから再生できる。また、Skypeを経由して、DIGAから別のDIGAに写真を転送する機能なども備えている。 今後発売を予定している「モバイル端末」との連携にも対応。DIGAのHDDに録画した番組をワイヤレスダビングできる「かんたん自動転送機能」を搭載し、SDカードの抜き差しやリモコン操作を行なうことなく番組持ち出しが可能になるという。 従来モデルと同様にiPhone/iPod touch用のアプリ「ビイトル(開発はBee)」を使った再生操作や録画予約にも対応。また、遠隔録画予約サービスの「ディモーラ」も2月1日にリニューアルを予定しており、スマートフォン専用サイトが追加されるほか、「おすすめ番組」、「予約重複通知メール」などのサービスも開始予定。また、ディモーラだけでなく、「DIGAをさらに活用できるインターネットサービスも開始予定」としている。 さらに、Blu-rayパッケージソフトのモバイル向けの追加コンテンツサービスとして予定されている「e-move」に対応する。対応モデルはDMR-BZT900/800/700/600。 これはBDビデオの一部領域にSDカード用の映像を収録。BDビデオを購入し、そのタイトルを携帯電話などのSDカード搭載製品で持ち歩く場合にこのSDカード用領域の部分を端末に転送し、再生できるというもの。e-move対応ソフトは2011年春の発売が予定されており、DIGAはそのe-moveに対応する予定。 ボディの小型化も追求。小型チューナの開発や、HDD下コネクタの薄型化、AV基板の小型化などにより、業界最薄という49mmを実現した。上位モデルのBZT900/800/700は、天板に独自の模様をあしらったストリームテクスチャーを採用し、高級感を演出するとともに、ほこりや汚れの付着を防いでいる。【主な仕様】【AV Watch,臼田勤哉】【関連記事】【2010年10月7日】シンプルかつマニアックに熟成した新ブルーレイDIGA 【2010年8月24日】パナソニック、BDXL/3D対応でBD→HDDムーブもできるDIGA 【2010年2月9日】パナソニック、世界初3D再生対応「ブルーレイDIGA」
パナソニックは、Blu-ray Discレコーダ「ブルーレイDIGA」の新モデルとして、トリプルチューナ搭載モデルなど6製品を2月5日より順次発売する。【拡大画像や他の画像】 上位4モデルは業界初の地上/BS/110度CSデジタル“トリプル”チューナを搭載し、3番組の同時録画に対応する。最上位モデルの DMR-BZT900は3TB HDDを搭載した「プレミアムモデル」と位置付けられており、シャーシの改善や、各種高画質/高音質パーツを搭載する。上位3モデルではSkypeにも対応している。 トリプルチューナ搭載のDMR-BZT900/BZT800/BZT700/BZT600は2月5日に発売。ダブルチューナのDMR-BWT500、シングルチューナのDMR-BRT300は2月25日に発売する。価格はいずれもオープンプライス。 全モデルがBlu-ray 3Dの再生に対応するほか、新たにクロマアップサンプリングなど3Dにおける高画質化技術や奥行き調整機能を搭載。さらに、15倍の長時間録画やスカパー! HD録画にも対応。新たにスカパー! HD録画中も1系統のチューナを占有しない形となったため、トリプルチューナモデルでは、スカパー! HDとあわせて4番組の同時録画が行なえる。また、HDD追加可能なBD単体レコーダ「DMR-BR30」や、3D対応の新BDプレーヤー「DMP-BDT110」も2月25日より発売される。■ 3チューナで最大4番組同時録画 上位4モデルは地上/BS/110度CSデジタルトリプルチューナを搭載。DMR-BWT500はダブルチューナ、DMR-BRT500はシングルチューナとなる。トリプルチューナモデルでも、B-CASカードは1枚。なお、地上アナログチューナは省略されている。 全モデルで、Ethernetを使ったスカパー! HD録画に対応。従来モデルではスカパー! HD録画時にチューナ録画を1系統占有していたため、2系統のチューナ録画+スカパー! HD録画はできなかったが、新モデルではスカパー! HD録画中も内蔵チューナの録画系を占有しなくなったため、最大4番組の同時録画が可能になった。 Blu-ray 3D再生中の同時録画にも対応。さらにMPEG-4 AVC/H.264エンコードによる長時間録画も最大15時間の長時間録画に対応。新たに搭載したHZモード(1.6Mbps)では、BSデジタル放送を最大15倍の長時間録画が行なえ、3TB HDD搭載のBZT900の場合は4,050時間の録画が可能という。 EPGは、最大19チャンネル12時間の高精細表示が可能な「フルハイビジョン番組表」。3/5/7/9/11/15/19チャンネル表示の切り替えが可能なほか、スポーツ、ドラマ、映画などのジャンル別に色分けして表示できる。チャンネル別番組表や、リモコンの赤ボタンを押すだけで録画予約できる「簡単予約」も搭載している。 最大1カ月先までのNHKのおすすめ番組情報を表示する「NHK番組特集」も備えており、対応チャンネルはNHK BS1、BS2、ハイビジョン、NHK総合、教育の5つ。WOWOW1カ月番組表も搭載する。 録画番組管理には、光ディスクとHDDの切り替えなしでシームレスに録画番組を選べる「新?録画一覧」を採用している。 BDXLへのダビングにも対応。また、BD-R/REにダビングした番組を再度DIGAのHDDにムーブ(コピーフリー番組はダビング)する機能も搭載。録り貯めた番組をBDXLメディア1枚にまとめることも可能になっている。BDからHDDへのムーブは、テレビ番組のほか、アクトビラ ビデオのダウンロードコンテンツも可能となっている。■ 3D高画質化処理も導入。BDビデオのアニメ「原画解像度変換」も 高画質化へのアプローチとしては、パナソニックハリウッド研究所(PHL)がBDオーサリング時に使用する高精度色信号処理技術を応用した「トゥルーカラーエンジン」を搭載する。 高精度のクロマアップサンプリング処理で、色解像度を高め、精細な映像を実現。インターレース映像ではIP変換を行なってからクロマアップサンプリングを行なうことで、色の垂直解像度を向上させている。 新たに2Dだけでなく、3D再生時にもクロマアップサンプリング処理を適用。3Dの左目用と右目用のそれぞれの映像に対し、3Dマルチタップ方式のリアルクロマプロセッシング処理を行なうことで、原画の微小高域信号まで忠実に再現し、精細感と質感にあふれた3D映像を実現するという。録画番組やBD/DVDの2D-3D変換機能も備えている。 アニメ素材に特化した「アニメモード」も強化。DVDやハイビジョン放送、Blu-ray映像まで、ノイズの少ない映像を可能にするものだが、前モデルで搭載した「原画解像度変換技術」をBDビデオ映像にも適用可能にした。 これは、低解像度の原画をハイビジョンに変換したアニメ番組の再生時に、原画解像度成分を抽出して再度アップコンバートを行なうことで、低ノイズで解像感の高い映像を実現するというもの。従来は、BDAVディスクやHDDに録画したハイビジョンの録画番組でしか有効にできなかったが、新モデルでは市販のBDビデオタイトルでも適用可能になった。なお、同機能利用時には、番組に応じて原画解像度(例:720pで制作されているアニメと推測して、720pを指定など)を選択する必要がある。 3D再生時の機能としては、L/Rの視差を調整できる「3D奥行きコントローラー」を搭載。視差を調整することで、奥行き/飛び出し量を調整できる。ソースによって気になる「飛び出し過ぎ」や、「広がり感がほしい」といったときに調整できる。また、目にやさしい奥行き感を作り出すという「曲面表示」や、画面境界の「ぼかし」機能も搭載し、より3Dを見やすくさせる効果として導入している。 最上位のBZT900のみの高画質/高音質技術として、シーンごとに映像を分析して周波数帯毎に最適な処理を行なう「ディテール?クラリティ?プロセッサ for BD」を搭載。また、BDZ900のみHDMI出力を2系統を装備し、映像/音声を別々に出力できる。 BZT900における音質強化としては、アナログ映像信号をすべてOFFにして音声信号に与える影響を排除する「ハイクラリティサウンド」を搭載。真空管風の音質をエミュレートする「新?真空管サウンド」を搭載。新たに明晰な音色、繊細な高域、豊かな響きが特徴という3つのモードを追加し、合計6モードを選択可能としている。BDビデオなどの再生時にHDD回転を止める「シアターモード」も引き続き搭載している。 また、HDMI低クロックジッタシステムや、アナログ出力用の32bit/192kHzのプレミアムDAC、OFC電源トランス、セラミックインシュレータなどの高音質設計を行なっている。■ ネットワークも強化。Skype対応やSD持ち出しを充実。新モバイル端末対応も 起動速度も高速化。電源OFFから番組表の表示までは約1秒で、待機時の消費電力も約5Wまで低減するなど使いやすさの向上にこだわったという。また、番組表や録画一覧の音声読み上げ機能なども搭載した。 リモコンは、DMR-BZT900/BZT800が無線(RF)方式で、その他の4モデルが赤外線方式。なお、BZT600/BWT500/BRT300には、番組表や録画リスト、再生系ボタンなどよく使うボタンだけを集約した「シンプルリモコン」が付属する。 また、SDカードスロットを装備し、新たにSDカードへの高画質録画に対応。ワンセグではなく、SD解像度のMPEG-4 AVC/H.264で録画した番組をSDカードに転送。対応携帯電話などに持ち出し可能となった。USB経由だけでなく、HDD内の録画番組を無線LAN 経由で転送できる「簡単転送機能」も搭載する。 各モデルでEthernetを搭載するほか、BZT900/800/700の各モデルでは、無線LANも内蔵。同社の携帯電話ルミックスフォン「P-03C」で撮影した写真をDIGAのHDDに無線LAN経由でコピーできる。 また、DLNA /DTCP-IPを使ったVIERAなどとの連携機能「お部屋ジャンプリンク」も強化。対応機器からDIGAの録画番組を家庭内でLAN経由で視聴できるほか、無線LANの通信速度が遅い場合に、DRモードで録画した番組を自動的にHEモード(6Mbps)に変換して転送する機能も搭載。これにより、離れた部屋などでも安定して録画番組を対応機器から楽しめるという。 さらに、現在放送中の番組を、家庭内でネットワーク経由で別の「お部屋ジャンプリンク」対応端末でリアルタイム視聴できる「放送転送」にも対応する。放送転送では、従来モデルHEモード(約6Mbps)で、ポータブルVIERAなどの機器からDIGAの放送中番組を視聴できる。DLNA/DTCP-IPムーブに対応した機器からのネットワークダビングにも対応する。 レコーダで初というSkype機能に対応。別売のマイク付カメラ「TY-CC10W」を接続することで、パソコンやVIERAなどののSkype端末とのビデオ電話が可能となる。加えて、Skypeの留守録にも対応し、Skypeのサービスを使ってDIGAで録音したボイスメールを、携帯電話などから再生できる。また、Skypeを経由して、DIGAから別のDIGAに写真を転送する機能なども備えている。 今後発売を予定している「モバイル端末」との連携にも対応。DIGAのHDDに録画した番組をワイヤレスダビングできる「かんたん自動転送機能」を搭載し、SDカードの抜き差しやリモコン操作を行なうことなく番組持ち出しが可能になるという。 従来モデルと同様にiPhone/iPod touch用のアプリ「ビイトル(開発はBee)」を使った再生操作や録画予約にも対応。また、遠隔録画予約サービスの「ディモーラ」も2月1日にリニューアルを予定しており、スマートフォン専用サイトが追加されるほか、「おすすめ番組」、「予約重複通知メール」などのサービスも開始予定。また、ディモーラだけでなく、「DIGAをさらに活用できるインターネットサービスも開始予定」としている。 さらに、Blu-rayパッケージソフトのモバイル向けの追加コンテンツサービスとして予定されている「e-move」に対応する。対応モデルはDMR-BZT900/800/700/600。 これはBDビデオの一部領域にSDカード用の映像を収録。BDビデオを購入し、そのタイトルを携帯電話などのSDカード搭載製品で持ち歩く場合にこのSDカード用領域の部分を端末に転送し、再生できるというもの。e-move対応ソフトは2011年春の発売が予定されており、DIGAはそのe-moveに対応する予定。 ボディの小型化も追求。小型チューナの開発や、HDD下コネクタの薄型化、AV基板の小型化などにより、業界最薄という49mmを実現した。上位モデルのBZT900/800/700は、天板に独自の模様をあしらったストリームテクスチャーを採用し、高級感を演出するとともに、ほこりや汚れの付着を防いでいる。【主な仕様】【AV Watch,臼田勤哉】【関連記事】【2010年10月7日】シンプルかつマニアックに熟成した新ブルーレイDIGA 【2010年8月24日】パナソニック、BDXL/3D対応でBD→HDDムーブもできるDIGA 【2010年2月9日】パナソニック、世界初3D再生対応「ブルーレイDIGA」