イースト&ウェスト・サイド・ストーリー

四十路オヤジの七転八倒記録(趣味の自転車、音楽と共に)

買うの?買わないの?買っちゃった。

2021年02月16日 10時20分18秒 | 音楽
住宅事情もあって、約1年前にYAMAHAのサイレントギターっちゅうのを中古で買いましてん。
「生ギターは生鳴り!」が鉄則でエレアコさえ信用できず、「サイレントギターなんて邪道もええとこ」と小馬鹿にしてましてんけど・・・
いざ手に入れてみると・・・・
これが殊の外よろしい
ひとり、お部屋でイヤホンを耳に挿入して「あぁ~ん気持ちえぇわぁ」と酔いしれてたんですけど・・・・
私が購入したのは2010年発売の「SLG110S」という旧モデル。
現行モデル「SLG200S」は素材も音も進化していると聞いて・・・
3時間くらい迷って買い替えましてん。

んで、買い替えようと思っておられる方への検討材料のひとつとして、旧モデルとの見た目等々の比較をご紹介しますわ。

まず、外観

全体的に丸味を帯びた形状に変更されて、生ギターっぽくなってますな。
特に、とってつけたような写真右側のカッタウェイのホーン部分の形状がスマートになって高級感が増しましたな。
素材もボディ(と言ってもちょこっとしかないんでっけど)がメイプルからマホガニーに変更されて、優しい音色になってるとか・・・・ホンマかいな


外側の・・ボディ?フレーム?枠?・・・なんちゅうのん??
黒塗りの武骨なデザインから木目調に変更されて、こちらも高級感が増しとります。
こちらもメイプルからローズウッドとメイプルの貼り合わせに変更されて、より生ギターに近いサウンドに・・・ホンマかいな

とここまでは、ええこといっぱいなんでっけど・・・
細かく見ますと、

ゴールドだったペグは銀色に。


フレット端末のなだらかな曲線が廃止されて、ぶった切ったような形状に。
ネックとボディの仕込み部分のスルーネックの様な芸術的な曲線も廃止されて、無理やり突っ込んだ様な凸凹のデザイン
製造国がインドネシアから中国に変更されとるようです。

売価をあんまり変えずに心臓部のピックアップ性能を向上させたかったんやろうと思いますけど、あちこちにコストダウンが見え隠れする仕様となっとります。

んで、その心臓部とも言えるコントロール部は

ごちゃごちゃ機能を詰め込んだおかげで、ツマミは小さくなって老眼・機械音痴の私世代を無視した仕様になっとります。

しかし
駆動は四角い9V電池から単三電池へ!好感持てますなぁ。
エフェクト使用時のアルカリ電池寿命が13時間から22時間に延長

チューナー搭載!
イマドキのエレアコなら当たり前でっけどめちゃ便利。

メーカー側で固定されていたリヴァーブやコーラスのエフェクトが可変可能に!
好きなところが探せますな。

で、なんと言ってもYAMAHAの技術力が結集されたSRTパワードピックアップシステム
YAMAHAさんのサイトからのコピペですねんけど・・・
「本体に内蔵されたピックアップで拾った音に、スタジオでマイク録音したギターの音から得られた空間の響き成分をブレンドすることで、ギター本体や周囲の空間まで響いているようなサウンドを表現するシステムで空気感豊かなアコースティックサウンドになる」んですって。

さぁ、実力や如何に
確かに空間の響き成分を足せば音の拡がりはええ感じになるんでっけど、これをアコースティックサウンドと言うのか??
少しこもった金属的な音がリゾネーターギターのような音に聞こえるのは私だけなんかな?
ピエゾ特有のパキパキ・ギラギラした音も嫌いではない私には、その空間成分とやらを少しだけ加えたサウンドが気持よろしいですわ。

とは言え、旧モデルとの比較では使い勝手は向上、音作りの幅も広がって買い替えも結果正解でしたわ。

で、旧モデル「SLG110S」からの買い替えを検討されている方にひとつご注意。
このSRTパワードピックアップシステムは非常にデリケートなシステムのようでYAMAHAさんとしては、オーナーさんに歪を抑えたより良い音でお届けするためにイヤホンから聞こえる音量をかなり絞っているとのことですわ。
「SLG110S」のイヤホンからの豪快な音に酔いしれてはったオーナーさんは、買い替え時に必ずイヤホンでの試奏をお奨めしますわ。

以上、久しぶりのブログは商品レビューでございました。