私が中学1年生まで、ひいおばあちゃんが生きていました。
明治生まれのひいおばあちゃんは普段から着物をきて、
「もったないもったない」と 物を大切に生活していました。
そんな ひいおばあちゃんは 平成3年3月3日に89歳でこの世を去りました。
おばあちゃんは 2月終わりに骨折をし入院し、入院中に脳内出血を起こし、数日意識のない状態が続き、そのまま生きを引き取りました。
子供6人と孫やひ孫 大勢に囲まれての最後。
そしてその3月3日は 私の母の誕生日。
母はひいおばあちゃんにとって、同居する孫の嫁です。
おじさんたちの話によると、母がお嫁に来て、すごく良くしてもらってると 良く口にしていたそうです。
きっと、ひいおばあちゃんは 意識のない中で、3月3日に息を引き取ったこと それは「母にありがとう」っていう気持ちを どーしても伝えたかったから なんだと思うんです。
父の命日に子供が生まれたとか、妊娠がわかったとか、同じ誕生日とか・・・
結構 家族や身近な人 と 誕生日や命日やイベントの「日」が重なることがある気がします。
きっと、それはあの世から「ありがとう」を伝えてるんだと・・・・・最近 良く思うんです。
毎年 母の誕生日を迎えるたびに、ひいおばあちゃんから、
聞こえないけど、姿は見えないけど「ありがとう」が届いています。