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Azusa’s Diary 

阪神、ロッテ、そして野球について
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明徳義塾

2005年08月05日 | 高校野球
高知県代表の明徳義塾高校が、不祥事発覚のため選手権の出場を辞退した。
甲子園への出場が決まってからの出場辞退はきわめて異例といえることだろう。

明徳義塾と馬渕監督というと、松井の5打席連続敬遠が有名な話だ。
これをきっかけに明徳、そして馬渕監督が好まないという人も多いだろう(実際、うちの親もその一人です)。
しかし、それをリアルタイムで見ていないあたしは第84回大会で優勝したチームのファンだった。
特に当時の主将の森岡選手(現中日)は今でも応援している。
「明徳」だから嫌いと言う人もいるが、プレーしている選手はみんな一生懸命なのだから、それは失礼だと思う。

明徳義塾に限らず、強豪校には「野球留学」がよく見られるが、これだって選手は甲子園を目指して辛い環境に身をおいて日々努力をしているのだ。

しかし、今回の事件はこの「野球留学」が引き起こしてしまった事態、といっても相違ないと思う。
高校生が親から離れて、毎日野球ばかりで、普通の高校生がしているような遊びとか、携帯を持つこととか、テレビを見たりとか、おしゃれをしたりだとかができない
そんな環境の中で野球がうまくいかなかったら、どうなってしまうのか。
親や周囲の人間からの期待や、野球に対するストレスはどうやって発散するのだろうか。
そんなストレスの塊が今回の事件を生んでしまったのだと思う。

前述した森岡選手だが、あたしはただよい選手と言うだけで好きというわけではなくて、このような環境で主将として部員をまとめて優勝したことがとてもすごいと思ったからだ。
だからファンというより「尊敬する人」にも近いかもしれない。
甲子園優勝時に見せたあの涙は、他でもない、厳しい環境で厳しい練習を積み重ねてきたからこそのものであろう。

このように熱っぽくあたしがこの事件について書くのは、あたしの兄も野球留学組だったからだ。
しかも本人が決して行きたいといったわけでもなく、親の意思によって決められた野球留学だった。
結果は野球部退部。
全国にはあたしの兄のような高校生がたくさんいるのだろう。


マスコミは高校野球を非常に美化しすぎている。
「辛い練習を思い出して」などと言う表現をよく使うが、クーラーの効いた部屋でごろごろしながら見ている人にその辛さがわかるのか。
吐くまで走ったり、しゃがめなくなるほど足が痛くなったりするほどの練習の辛さが。

でもそのなかで必死に生きていこうとする選手たちをあたしは応援したいと思う。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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はじめまして (hieco)
2005-08-05 18:44:00
TB、ありがとうございました♪



がんばって辛い練習を乗り越えてきた選手たちを見ずに、「明徳」の名前だけで、過去の「5敬遠」だけを見て「嫌い」というレッテルを貼られる…。それはあまりにも選手たちがかわいそうですよね。失礼ですよね。

今回の事件で、高校球児たちが自分の居場所を見失うようなことがないといいのですが…。



ぜひ、またお越しくださいね(^^)
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ヽ( ´ ▽ ` )ノ コンバンハ (とし。)
2005-08-05 22:31:11
“高校野球” 繋がりで、トラバさせてください。m(_ _)m

明日開幕、騒動を吹き飛ばすぐらいの熱戦を期待したいですね。
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