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有松鳴海絞大須賀彩の【日常彩り日記】

外務省 日印国交樹立70周年記念事業

外務省さんからお話を頂いたのは今から2017年の5年前。
(メール調べたらなんと5年前でした)


共同通信さんからの取材を受け、1ヶ月に7つもの新聞掲載に取り上げられたときでした。

私の活動が全国に拡散され、早稲田大学での講演会依頼がきたり、ミラクルが起きていたのもその時です。

外務省さんからのまさかのメールに新手の詐欺ではないかと疑ってしまうほど、外務省さんがなぜ自分に依頼が来たのか驚きでいっぱいでした。

あの、、、外務省さんが私に依頼??
名誉の依頼に高鳴る気持ちで夫婦で外務省さんに足を運びました。

すごいセキュリティの外務省へいき、詳しい説明と面接を受け、普通は公募制のプロジェクトに推薦と言う形で話がやってきました。

はじめに来た依頼は『日本ブランド発信事業』と言う名前のプロジェクトでした。

1週間3カ国を周り、日本の技術や魅力をアピールする仕事です。伝統工芸の他にスポーツ界などの各界の著名人が選ばれていました。そんな中に私に依頼が来るなんて、、
これまでの努力が報われた瞬間でした。


その後すぐわかった妊娠。海外を周る同じ月での出産予定日でした。

流石に臨月すぎて、いつ産まれるかわからない状態では海外には行けません。

さらに普通ある抗体が私にはなく、感染リスクもあるため海外には絶対に行けない事がわかりました。

泣く泣く断るしかなかった名誉の依頼に、涙をしました。。
もうこんなすごい依頼はきっともう来ない。。。
あまりに落ち込む私に旦那さんにごめんねと謝られてしまいました。

謝る事ではない。
落ち込む事ではない。
子供を下ろす事でもない。
前を向こう。
いつか、また依頼は来る!


そう信じて3年後、またの依頼が来ました。でもその後すぐやってきたコロナウィルス。

コロナウィルスの状況は悪化し、海外へ行くには見通しがつかない状況になってきました。

もう正直2度の断念かな。。と、半分諦めかけていました。

再度連絡が入った2021年の11月。
4年たった今、外務省担当者は5人目に変わっていました。
最初の資料はほとんど残されておらず、名前とプロジェクトだけが保留となっていました。

当初の予定のように海外へまわるのは難しいこともありウェブ配信となりました。

プロジェクトが変わり、『外務省 日印国交樹立70周年記念事業「有松鳴海絞りウェビナー」』と言うプロジェクトに変わりました。

ウェブ配信になった最初にこのプロジェクトに関わったのは創業160余年の最も歴史ある浮世絵木版画工房、文化庁認定無形文化財選定保存技術保持者の高橋由貴子氏。

2番目が私で良いのか?まだ駆け出しの有松鳴海絞 括り職人大須賀彩。高橋さんのウェブ配信を見て足がすくみました。


海外を周る希望国を元からインド、パキスタンを希望していたいたことも幸いしていました。日印国交樹立70周年記念もピッタリ。不安もある中、
2つ返事で今回のプロジェクトが決定しました。
プロジェクト実行月は2月。
話をもらったのは11月。
もう準備に時間がない!!

バタバタと取材、ロケハン、撮影、編集、台本作成が、スタートしました。

通常の業務や制作を抱えながら、子育てもありながら、かなりキツかったです。
緊張と不安で押しつぶされそうな月日が流れました。

よくCMなどで耳にする凸版印刷株式会社さん。凸版さんが間に入ってくださった事で精神的に支えられ、背中を押されました。


外務省さん、インド大使館さん、通訳さんを繋げて顔合わせ。
凸版印刷株式会社さんとリハーサルのリハーサル。
インド大使館さんと通訳さん、学校を繋げリハーサル
そして
本番。
何日も何日もかけて練習してきました。

一つ一つ乗り越えて2022年2月24日本番を迎えました。
これまで緊張が長く続いたせいもあり、本番はさほど緊張はしませんでした。

何度も練習を重ねたのも自信につながり、笑顔を意識して挑みました。

全員が緊張しているのが伝わりました。

でも『もう楽しもう!』ってそう思えました🌟目立ったトラブルはなく、あっという間の1時間。
インドの学生さんから沢山の感想をいただき嬉しかったです。




在インド日本国大使館の公式ツイッターで
このように本日のウェビナーについて発信されました!















※英訳機能の為一部おかしな変換ですみません


このように掲載されて嬉しい!
これまでお世話になった凸版印刷株式会社さんとみんなで喜びました。

やっとゴール!
私の中でやっと年末の気分でした🤣


休むのも束の間、追加で依頼。
正直嬉しかったです

つぎは1ヶ月後の3月。
JICE対日理解促進プログラム カケハシプロジェクト「有松鳴海絞りウェビナー」!

つぎは北米の大学生・社会人に向けて発信です!
今回のプロジェクトで自信に繋がりました。
ギュンギュン胃の痛さと
びっくりするほどの腹痛を繰り返し、また引き続き頑張ります🤣

あの時、一瞬でもお腹の中の子を諦めようかよぎった子も、今年4歳。
笑って手を繋いで、『ママかっこいい!』と、背中を押されています。


アトリエから見える中庭。この日は
雪が降っていて寒かったのに青空が間から見え日差しがとても温かかったのです。私はこれを見て携帯のカメラを向けました。プリズムになり、光が虹色に輝いていて成功の兆しだと感じました。


夢は諦めなければ叶う!
私はまた、次に向け準備を進めています。





コメント一覧

ayaosuka1218
ありがとうございます。どうしても諦めなければいけなかった事が実現して嬉しいです。コロナウィルスの影響は大きくドタンバでなくなった大きな仕事もありました。これがなかったらさらに飛躍の年になっていたのかな。。悔やまれますが、今回の様にゆっくり長いスパンを経て実現できたら嬉しいです。
くるりん」
ayaosuka様、おはようございます。
人生の多忙期の中での
大きな転換期なのでしょうね。
皆様にその素晴らしい技を見せてあげてください。ご活躍楽しみにさせていただきます。
ありがとうございました。
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