英語イマージョン教育(理科)のヒントになるブログ〜英語で理科を学ぶ〜

3年イマージョン理科に携わった教員が贈るこれからの英語教育のヒント
#英語で理科を学ぶ

理科を英語で教えるとは Teaching Science in English (in Japan) 日本語版(Japanese version)

2022-11-09 15:55:48 | immersion

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多くの日本人が中学・高校と6年間しっかり英語を勉強してきたはずなのに、うまく話せない。

文法中心の勉強だったからとか、目的なく勉強してきたからとか、原因は色々ある。

 

では、どうしたら話せるようになるのか。

効果的な勉強方法はあるのか。

 

その一つがイマージョンだったり、CLILと呼ばれる手法だったりする。

私もCLILには興味があって、有名な先生にメールしてみたりしているのだが、

私自身は英語の専門家でないから英語を中心にした教材づくりはまだどうしたらよいのか分からない。

 

その点、イマージョンは教科を教えるのを目的としているから、理科の専門家である私でもある程度英語化した教材を作ることができる。

つまり、教師の立場で言えば教材づくりは比較的簡単である。

しかし、生徒は大変な覚悟をもって勉強しなければ何も身につかない。

特に中学生くらいの時期は勉強に全力で向かえるわけでない人も多い。

 

だから、教えてみてイマージョンは難しいと感じる。

やってみて感じたイマージョン(理科)の問題点

・専門用語が多すぎる。

・教科担当者が英語が堪能とは限らない。

 かなり人材に限界がある。

・英語が分からなくて成績が悪いのか内容が分かっていなくて成績が悪いのかが評価しづらい。

 

たった3つかもしれないが、結構根本的な問題をはらんでいる。

特に3つめの問題点は中学校では高校進学にもつながる大切な評価に関わるから重要だ。

もし英語が苦手な生徒がイマージョンプログラムに参加していたとしたら、英語の評価も理科の評価も悪くなってしまう。

 

問題点を改善するために

・ある程度英語(文法)の時間には先取りをしておく。

・英語教師と理科教師が連携して教材づくりを行う。

・100%英語で授業を行うことにこだわらない。

 学年が上がれば英語の分量を増やしていく。

 

 

もし読んでくださる方の中に改善策をお考えの方がいらっしゃったらぜひコメントしてください。



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