ＥＴＣ車載器

　カード会社の無料キャンペーンにつられて、ＥＴＣ車載器を取り付けた。高速道料金所の渋滞緩和を進める国交省の助成と協賛企業のタイアップにより、車載器本体とセットアップ料は無償。かかった費用は、これも割安の取り付け料のみで済んだ。
　現在、地元に開通している高速道は一カ所しかなく、県外を含めて高速道を利用するのは年間を通してもほんの数えるほどしかない。だから、このキャンペーンがなければ、ＥＴＣの利用はまだまだ先のことだったと思う。
　まあー、たまにとはいえ、遠出の際には高速道の利用は避けて通れない。車載器を取り付けたことで、深夜割引などの対象にもなるし、マイレージサービスのポイントも付く。
　かつて、料金所の一般レーンが渋滞する中、横のＥＴＣレーンをノンストップで通過していく車に嫉妬のまなざしをおくっていたものだが、これからは違う。涼しい顔をしてスイスイ通過することができる。今から使用するのが楽しみだが、ちゃんと車載器に反応してバーが上がるのか心配。近いうちに、一度試しの走行をしてみたいと思っている。

父の日に

　どこかで期待はしていた。父の日の午前。遅い朝食を済ませ、パソコンに向かっていると、玄関のチャイムが「ピンポーン」と鳴り、宅配便が届いた。差出人は大阪にいる長女。段ボールを開けると、焼き物の器と登山用のしゃれたブランド物のアノラックが２着入っていた。父の日の贈り物であった。
　器は、娘が陶芸体験で焼いたもので、メッセージには「好きなそばを食べるときに使って」とある。アノラックは、このブログでも記しているが、最近夫婦で「山歩き」の真似事をしているのを知った、娘と名古屋にいる長男が相談して選んだとか。父ちゃんは、こういう心遣いに弱い。
　早速、お礼のメールを２人に送信。息子からの返信には、良い物を選んだという自信とともに、「今、空港。これからバリ島に行ってくる」とある。オイオイ、聞いてないよー。やはり、稼ぎ頭は違う。いつか、家族一緒の海外旅行を実現させたいと思っているが、そのときは、世界を股にかける稼ぎ頭の長男殿、よろしく！
　面と向かって大きな声では言えないけれど、父ちゃんは心の中でこう思っている。「いい子に育ってくれた。これも、愛情持っていつも子どもたちに接していた母ちゃんのおかげ」。これ本当です。

葉タバコの花

　風車が望める砂丘畑一帯で、葉タバコの花が咲いている。一般には、あまりなじみのない花だが、薄いピンク色をしていて、なかなかきれいだ。結実させると、栄養分や水分が使われるため、採種用栽培以外は花を切除するというから、せっかく咲いてもすぐに切られてしまう運命にある。まさに「花の命は短くて…」。青々とした葉の先に咲き誇るラッパ状の花と、白い風車とのコントラストは、初夏の新たな風物詩とも言えそうだ。