今年1年私のつたないブログを読んでいただきましたありがとうございます。
毎日平均で３００PV は超えていますから、1万人以上の方に覗いていただきました。
今年は大変な年でした。たぶん皆さんも大変な思いをされたことと思います。
1月イタリア旅行を皮切りに何回か旅行をしようと計画していました。
イタリアは昨年9月からコロナが発生していたと報道されていますからその時はもういたのですね。
私は旅行業を営んでいます。フィリピンセブ島で、小さなリゾートと、ダイビングショップを経営しています。
今までもいろいろなことがありました、感染症でいうとマーズやサーズ、経済的な危機や、大災害、テロなど旅行業界はこうした非平和には大変弱いのです。
今までのこうした経営に対する阻害は、大体3か月から長くて4か月ぐらいで、持ち直しました。
2月、新型コロナウイルスの感染が世界に広がりました、その時私はセブに居ましたので、年寄りや、ハイリスクの者は早く日本へ帰るように言われました。
しかし、セブには私たちの会社の日本人もまだ残っていましたので、経営者として現場を離れることはできませんでした。
3月の中旬からセブ全土で、18歳以下と60歳以上は外出禁止の指示が国から出ました。外出禁止です、私の場合はサブディビジョンという塀に囲まれた住宅街に住んでいるので、一周約6分ぐらいの敷地内を毎日1時間歩くことが健康維持の手段でした。
音楽を聴き、本を読みます。5年前にこのようなことが起きていたら、音楽も本も総量が不足していたことでしょう。でも、ありがたいことに今では、ネットで大概のものは手に入れることができます。驚いたことにはこのような状況でも、アマゾンは10日かからずに日本から本やCDを届けてくれました。
ネットには本当に助けられました。
その後、帰国する8月迄の4か月半拘禁状態が続きました。いかにして精神状態を維持していくかが毎日の課題でした、69歳になる今まで、長きにわたる拘禁の経験などありませんでしたから本当につらかったですね。
4月以降フィリピンでも感染の拡大が続きました、もし、ここでコロナに感染すれば、充分な医療が受けられるかも心配の種でした。
一方、私の顧客様は95%は日本人でしたので、3月以降は収入もなくなりました、日本と違って生業支援もありません。
そして食事、日本食材店から、日本食材がなくなり、現地の材料で食べるものを作らざるを得なくなりました、ヘルパーさんたちの食事は美味しいのですが、さすがに飽きが来ました。もちろんに日本料理店も営業していません。
行動、精神状態、健康、仕事、食事など、じりじりと真綿で締め付けられるような日々を過ごしました。
8月、何とか日本人会が苦労してチャーターしてくれた最後に近い飛行機で日本に帰ることができて、近くの公園まで散歩ができたときの解放感と言ったらありませんでした。
日本に帰っても不住なことがまだあります。
本当に早く新型コロナがなくなってほしいですね。
それでは皆様良いお年を、私も生き延びることができました。
