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ベロッキオ工房 サンタ マリア デッレ グラツィエ教会 ミラノ

2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

★ベロッキオ工房 サンタ マリア デッレ グラツィエ教会 ミラノ




 婚外子で勉学をする道のない『レオナルド ダ ヴィンチ』は1466年『ベロッキオ工房』に入ります、レオナルドこの年14歳。

 この『ベロッキオ工房』フィレンツェでは1,2を争う工房でした。メディチ家の庇護の下、ブロンズ像の制作を得意としていました。
 
 この工房には『ベルジーノ』(ラファエッロの師)や一時期は『ボッティチエツリ』も共同制作者としてここに出入りしていました。

 画像は教会のファサードの出入り口の上の壁画です、小さな物ですがなんとなく気になりました。




 レオナルドは、20歳のころに転機を迎えます、それを示すエピソードがあります、工房の親方の『ベロッキオ』が描いている『キリストの洗礼』の一部をレオナルドが任されます、レオナルドはこの部分に、天使が体を斜めにねじるという高度な技術が必要とされる描き方を披露します。

 この部分を見た『ベロッキオ』はこの後二度とレオナルドに自分の絵の部分を任せるということはなかったそうです。芸術的にもすでにレオナルドのほうが自分より上に行っていると感じたのかもしれません。

  前後関係は分かりませんが、この年に親方としてサン・ルーカ同信会(画家の組合)に登録されています。

 主祭壇の近くにも出入口があります、そこを出ると円筒の反対側に出ます。




 また、レオナルドはこのころ一枚の絵を描き上げます、その絵が『受胎告知』です、その素晴らしさに民が目を見張ります。

 この絵は現在『 ウフィツィ美術館、フィレンツェ』に所蔵されています。

 寡作な大画家の一枚といえます。そしてレオナルドが大画家といわれるのになぜ寡作だったのか、この秘密はまた後程。

 画像は、円筒の部分です、派手ではありませんが程よい装飾が施されていて、とても感じの良い作りになっています。

 それではまた。 チャオ!










 



 

 

 

 


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