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フランス パリ オルセー美術館 ナビ派

 オルセー美術館のコレクションの特徴の一つに「ナビ派」の作品の多さがあると思います。

 ナビ とはヘブライ語で預言者を意味します。

 「ナビ派」は19世紀末から20世紀の初頭にパリで起こった芸術活動です。

 ポール セリュジェを中心に展開されました。

 ナビ派の活動は絵画にとどまらず文学、演劇、音楽などの多分野に及んでいました。

 中心的なメンバーは、ポール セルジエ、ピエール ボナール、エドゥアール ヴュィヤール、モーリス ドニ、などがいます。ただし、「派」としての活動者はジャンルが多岐にわたるので、かなりの数となっていました。




ボナール

 ナビ派にはカテゴライズされてはいませんが「ゴーギャン」はナビ派に大きな影響を与えた。また、ゴーギヤンの存在は象徴派を標榜していた彼らに大きな自信を与えました。





 ナビ派は時代的には印象派の後に続く人たちではありましたが、印象派には反対でした、印象派は進化するにしたがって形をなくし茫洋とした彼方に見える不確定な風景のように変化していったのです。
 
 彼らが目指したのは「現実の再現から離れた、あくまで装飾的な機能を備えた芸術を創造することである」(オルセーのナビ派 図録 ナビ派、あるいは内なる眼 より抜粋)

 ナビ派はまだ日本ではあまり知られていません。2017年に三菱一号美術館で「オルセーのナビ派展」で開催された際のチラシに刷り込まれたのが「はじめまして、ナビ派です。」という文言が印象的でした。

 私は前からボナールが好きでしたが特にナビ派ということには意識はありませんでした。
 
 オルセー美術館の館長のギ コジュヴァルはナビ派の研究者として知られています。オルセー美術館のたくさんのナビ派の作品、楽しんでください。





セリュジエ


 

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