囲碁日記:明日への一打

囲碁上達を夢見る一アマチュアの日記です。

第32回世界アマチュア選手権島根大会:ユニークな碁

2011年06月01日 22時14分08秒 | 棋戦
第32回世界アマチュア選手権島根大会は、中国の選手が優勝、日本の平田選手は5位という結果だったが、今回、ユニークな碁で注目を集めた選手がいるらしい。

日本棋院のHPによれば、「武宮正樹審判長特別賞として、独自の自由な碁、ユニークな碁を打たれたポーランド代表のカミル・チュエドナ選手が選ばれた。」とのこと。

この選手のことは「棋院海外室Go日記」の5月31日「世界アマ速報」でも紹介されていたのを見かけたので、ちょっと気になっていた。

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あと今大会最もユニークで面白い碁を打つのは、ポーランドの代表選手です。
白番で初手が2線、2手目が天元横に打ったり、黒番では最初の四手で天元のまわりにポン抜いた形を作り、必ず観衆を驚かせてくれます。
そして、それでも勝ってしまうのですごい 現在4勝1敗と好位置にいます。
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どんな碁を打つのだろうと思い、第32回世界アマチュア選手権島根大会のHPの「棋譜鑑賞」を見ると、カミル・チュエドナ選手の棋譜は3局紹介されていた。
いずれも白番ばかりで黒番の棋譜がないのが残念だが、カミル・チュエドナ選手の打ちぶりはまさにユニーク。
5月31日時点では4勝1敗だったらしいが、5回戦の中華台北や6回戦の韓国の選手にはこのユニークな打ち方は通用しなかったようだ。

(2回戦)
白:ポーランド代表 カミル・チュエドナ選手
黒:オーストリア代表ビクター・リン選手
(白12まで、以下省略)
白中押し勝ち

いきなり白2って、何ですかこれ。
5回戦と6回戦でも似たような手を打っているが、中央を打つのはまだしも、こういう手は見かけない。
世の中にはいろんな人がいるものだ。
大会でこういう碁が打てる勇気に感心する。

(5回戦)
白:ポーランド代表 カミル・チュエドナ選手
黒:中華台北代表  呉選手
(白18まで、以下省略)
黒中押し勝ち
5月31日時点の4勝1敗の1敗はこの碁だったようだ。

(6回戦)
白:ポーランド代表 カミル・チュエドナ選手
黒:韓国代表    ウースー・チョイ選手
(白30まで、以下省略)
黒中押し勝ち
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