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囲碁日記:明日への一打

囲碁上達を夢見る一アマチュアの日記です。

石の呼吸と「呉清源のこの手ご用心<小目編>」の件

2021年11月30日 03時17分12秒 | 棋書
週刊碁の「石の形」で紹介された変化が、呉清源師の50年前の本で紹介されていたことを書いたが、呉清源師がハマリとした形と、正解として示した形で、AIの評価はどれほど違うのだろうと思った。

先に書いた記事と白と黒は逆になっているが、黒が二連星、白が星と小目に打ったとして、我が家のkatago先生に一段落した次の手の評価値を問うてみた。

まず、「石の呼吸」で現代定石とされ、呉清源師の本で(この図では)黒がハマリとされた形。
次の白の推奨手の勝率は60.7%、コミ7.5目を入れて目数差は白が6.6目有利。


続いて、呉清源師が正解と示した形。
次の白の推奨手の勝率は62.2%、コミ7.5目を入れて目数差は白が6.5目有利。
前の図の方が白の勝率が低いということは、黒にとっては、呉清源師が正解とした形より、ハマリとした形の方が良いということになる。前の記事を勇んで書いた私としては意外な結果。


我が家のPCの性能のせいかもしれないが、勝率の差は僅かだし、目数差の違いは無いに等しい。
どちらを打つかは、シチョウアタリの関係や、その人の好みによるということになりそうだ。
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