囲碁日記:明日への一打

囲碁上達を夢見る一アマチュアの日記です。

ネット対局(幽玄の間)より:

2009年09月25日 16時09分03秒 | 棋譜(その他一般)
先日、久しぶりに大学時代の友人に幽玄の間で打ってもらった。
彼は7段なので、手合いは私の定先。
結果は中押し負けだったが、負けたことはともかく、自分なりにこの一手と思う手も打てたことに満足している。

【第1譜】1~51手まで

二連星から左上隅または左下隅にかかるいつもの布石。
目はずしには高くかかることにしている。
白10に対して、黒11は甘いのかもしれないが、三連星を志向している私としては、ここに打ちたいと思った。だから左辺を白に打たれても気にしない。
呉清源師が三連星について書かれていた本に「目はずしへのカカリはシチョウアタリのつもりで」とあったように記憶している。

ちなみに後で石田芳夫九段の基本定石事典をみると、黒11はAが定石とあった。
黒11で12まで開くとすぐ白11に打たれ、白Bが厳しくなるとのこと。白Bを防ぐために一手かけるなら、最初から狭く開くべきという理屈らしい。

右上白40に対して手を抜いて、下辺黒41が千両曲がりだと思った。
そして黒51のノビが、この一手と思って打った手。

【第2譜】1~23手(通算74手)まで

第1譜の51手は、これで白48の石は取れてますよと主張したつもりだが、実際にはそううまくはいかなかった。
局後の白の感想では、中央取られてもしかたのない感じだったとのことである。
上辺との絡み攻めを狙うとか、何か工夫しないといけなかったようだ。
黒から左下Aに打つのが大きく、黒14あるいは22では、Aに打つべきだったのではないか、とのことであった。
黒22の抱えを打った時は、手堅く取って形勢悪くないと思ったのだが、大いなる勘違いの大緩着だったようだ。
すぐさま白に左下23と打たれ、左辺の黒の生きを図らなければならなくなっては、黒おかしかった。

【第3譜】1~86手(通算160手)まで、以下省略

左辺の黒の大石は黒21までと生きたが、白22と右下隅の三々を打たれ、更に中央も白84まで制限されては、地合は足りない。
結局のところ、攻めが甘かったということであろうか。
自らの根拠を確かめるという冷静さも欠けていた。
とはいえ、対局自体楽しんで打つことができたので良かったと思う。

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