囲碁日記:明日への一打

囲碁上達を夢見る一アマチュアの日記です。

日本棋院ファン感謝囲碁まつり・武宮陽光六段指導碁

2023年09月24日 21時48分27秒 | 棋譜(指導碁)
日本棋院ファン感謝囲碁まつりで、武宮陽光六段に指導碁を打っていただいた。

今回は何となく、どなたに当たっても3子でお願いしようという気になっていた。
抽選のくじ(紙に貼られたシール)を選んだら、武宮陽光六段に当たった。
先週の秋の囲碁まつりで武宮陽光六段のお父様の武宮正樹九段に3子で打っていただいたところだから、やはり4子でお願いするわけにはいかないなあと思うとともに、序盤で潰れないようにしないといけないと考えた。

ちなみに、武宮陽光六段には、以前にも指導碁を打っていただいたことがある。
その時は、4子で中押し負けだった。
・武宮陽光五段指導碁
・松竹梅囲碁大会補足:武宮陽光五段のコメント

【実戦図1】
右辺三連星をしき、右下と右上にそれぞれ外側からのカカリにコスミで受ける形からの変化。
立ち上がりは、先週の武宮正樹九段とまったく同じ。局後に「懐かしい武宮流」と仰ったのも同じだった。ただ、私は武宮正樹九段の布石の本を勉強して以来、クリックミスして石がずれない限り、もっぱら二連星から三連星に展開する布石ばかり打っている。

(変化図1)
実戦のように1の所をつながずにカケを打った手について、武宮六段は「つなぐのは普通だが、もちろん手を抜くことも考えられる」とのことだった。
白1に切られて白5のとき、黒6につなぐ手も考えた。武宮六段は黒6を「男らしい」と表現された。実戦より厚くて良かったかもしれない。

(変化図2)
武宮六段は、黒がシボリを打った手について、「黒1に打たれると思った」とのことだった。
続いて白は2に切るつもりだったらしく、それには黒3に抜くのが厚いそうだが、白2に切られて黒は何かと味が悪いようだ。

(変化図3)
実戦でAに打ったのは、方向感が悪かった。武宮六段には「中央の白はうまく止められないし、黒1と下辺に構えた方が良かった」と指摘された。

(変化図4)
実戦では、Aのキズを気にしつつも先手を取りたくて黒Bと打ったが、そういう間に合わせ的な考えはえてしてよろしくない結果になる。
どうせ打つなら、黒1と守っておけばよかった。武宮六段に聞いたら、「その方が良いでしょう」とのことだった。

【実戦図2】
黒1から17まで打ったとき、白18に黒Aと打てないようでは、ひどい。

(変化図5)
黒1に打っても、どうしようもなさそうである。

(変化図6)
実戦は一路左に飛んだが、「形としては黒1に打った方が良かった」とご指摘いただいた。

【実戦図3】
黒1と右上の模様を守った時、右上隅を白2と動いてこられた。
ここを手にされてはいけないと思い、しばし考え、黒△があるので何とかやれそうだと考え黒3を打った(まあ手にはなるんだけど)。

【実戦図4】
白1から7と進み、黒8に白9とはじいてコウ。
しかるに、白17が無コウ。何か勘違いされたのであろう。すぐさま黒18とコウを解消したら、「関係ない所を打っちゃった」と呟いておられた。

(変化図7)
仮に白が左上隅の目を奪おうと白1などに打つと、黒2のアテにつなぐことができない。

【実戦図5】
白1の手入れに、黒は左上隅が生きているので、味よくしておこうと黒2を打った。
しかるに好事魔多しとはこのことか、黒4のツケが手拍子の大悪手。コウになってしまった。

(変化図8)
黒1に打たないといけない(活きても形勢がどうかという問題はともかく)。
先週の武宮正樹九段との指導碁でもそうだったが、こういう死活を間違えるようでは、3子や4子でお願いするのは恥ずかしい。
基本の死活や形はやっぱり大切だわ(何回認識させられているのやら)。
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