囲碁日記:明日への一打

囲碁上達を夢見る一アマチュアの日記です。

4月8日(水):9路盤対局の説明

2015年04月12日 03時10分28秒 | 棋譜(その他一般)
会社の上司と同僚の9路盤対局を観戦した。

この日は二人で4局対局されたのだが、私が参加したのは3局目の途中からだった。3局目が終わった後、私が観戦し始めたところから気になった点をいくつか指摘し、続いて4局目を観戦した。

序盤から黒が圧倒的に良かったのだが、結果は意外にも白が大逆転勝ち。
終盤、色々と変化が考えられる碁だった(実は手順が怪しいところもあるが)。
それにしても何度も勝つチャンスがあった黒が負け、大敗しても仕方がないと思われた白が勝つとは。分からないものだ。

棋譜再生


黒9に対する白10は悪手だろう。白は薄くてバラバラになりそうだ。当然白はAに受けるべきだと思う。

白△に対し、実戦は黒はAと打ち白B、黒Cと右辺の白を取ったが、右辺を打つなら黒Cだろう。ただ、黒1に受けた方が良かったのではないか。黒1には白2、黒3くらいか。

実戦で白△をみた黒は「失敗した」と言いながら左下隅に手をつけていった。しかし白△と打たれても白に生きられたわけではなく、黒Aで白を取れている。
さらに、実戦で左下の黒は取られてしまったが、白8に黒9と打てば、白の方が取られていただろう。

黒1に白2とハネて黒3と打たれたら、白4と繋がるくらいだったのかもしれない。ただ、それだと白全体がはっきり生きていないので白は後手になるだろうし、左上の取られも残っていて、白は勝てない。

部分的には、白はハネではなく、1に下がるところか。

白は、実戦で1と打った手あるいはその前の手で、Aに打たないといけなかった。黒もAに出るべきだった。

黒が1に出ていれば左辺の白を取ることができたと思う。

黒は、実戦でAに繋いだ手でも1に出るべきだったと思う。これが最後のチャンスだった。


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