囲碁日記:明日への一打

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1月24日(土):第14回ルービンシュタイン国際ピアノコンクール入賞者ガラ・コンサート

2015年01月25日 01時49分04秒 | 音楽関係
武蔵野市民文化会館小ホールで行われた、第14回ルービンシュタイン国際ピアノコンクール入賞者ガラ・コンサートに行ってきた。

第1位のアントニー・バリシェフスキー(ウクライナ)、第2位のスティーヴン・リン(台湾/アメリカ)、ファイナリスト賞・聴衆賞のマリア・マゾ(ロシア)が登場。
ルービンシュタイン国際ピアノコンクール入賞者による日本ツアーは初めてのことらしい。


今回のツアーではA、B、Cの3種類のプログラムがあり、1月22日の浜離宮朝日ホールの2回公演ではプログラムAとB、1月23日の川口総合文化センター・リリアはB、そして今日の武蔵野市民文化小ホールはCだった。
この後は1月26日の名古屋の宗次ホールでBとC、1月27日の福井の美浜町生涯学習センターなびあすがCとなっている。
前の席の家族が岡山から来たと話しているのが耳に入ったが、熱心な人もいるんだなあ。3つのプログラムを全部聴いた人もいるかもしれないな。

本日のログラムCは以下の通り。

・L.V.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
 演奏者 マリア・マゾ
・R.シューマン:ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22
 演奏者 アントニー・バリシェフスキー
・F.リスト:ドン・ジョヴァン二の回想 S.418 R.228
演奏者 スティーヴン・リン
(休憩)
・J.S.バッハ=F.ブゾーニ:シャコンヌ
 演奏者 マリア・マゾ
・F.ショパン:ワルツ第5番変イ長調 Op.42/幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66/ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53「英雄」
演奏者 スティーヴン・リン
・A.スクリャービン:2つの詩曲 Op.69/ピアノ・ソナタ第5番嬰ヘ長調 Op.53
 演奏者 アントニー・バリシェフスキー

武蔵野文化事業団の案内に「同社の社長パオロ・ファツィオリが「これまでで最高のピアノ」と断言した"究極のピアノ"での演奏をお楽しみいただけます」とあったので、ファツィオリのピアノがどのようなものか楽しみにしていた。
私の席はピアノのほぼ正面、高さも舞台のピアノの高さとほぼ同じ。
そのためだけではないと思うが、ファツィオリの音の響きは素晴らしかった。
響き過ぎると感じるくらいだった。


そして肝心の演奏は、三者三様。
娘は「マリア・マゾさんが好き」と言っていたが、家内によれば、マリア・マゾは他の二人に比べて音がぼやけるように感じたところがあったらしい。
私としては、スティーヴン・リンの「ドン・ジョヴァン二の回想」が豪華絢爛、圧巻だった。ああいうのを超絶というのだろう。
途中で立ち上がるのではないかと感じる程の勢いのある、表情豊かな演奏だったと思う。あんな華奢な体つきでよくあれほど力強く弾けるものだと思った。
バリシェフスキーについては、もちろん演奏は素晴らしかったが、もじゃもじゃ頭に髭を蓄えた風貌と体型、歩き方から、何となくオタクっぽい雰囲気を感じた。
家内はといえば、私が凄いと思った「ドン・ジョヴァン二の回想」については、「リストの曲はくどいなあ」と感じたらしい。
また、「スティーブン・リンは(テクニックがあって)弾けるしタレント性はあるけれど、バリシェフスキーの方が内面性を感じられて良かった」と言っていた。
聴く側の印象も人それぞれである。

アンコールはこの曲。


三人並んで一緒にひとつのピアノを弾く曲があるんだね。楽しそうに弾いていたし、こちらも思わず笑みがこぼれた。
実に楽しかった!お腹いっぱい、である。
満足度の高いコンサートであった。
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