健康で文化的な事故物件での生活

みんなが知りたい事故物件の住み心地。

見えるものと見えざるものと

2023-09-18 19:40:09 | 事故物件でのできごと
こんにちはー。

お久しぶりです。先日、事故物件に住んで丸5年を迎え、6年目に突入しました。
生きていますよー。呪い殺されてもいません!(笑)

入居前に自分の住環境に対する譲れない希望を書き連ね、近隣にそれを叶える物件はないものかと検討に検討を重ねた上で今の事故物件を借りたので、ここに住んで5年、「・・・もう引っ越したい」と思うに至ることはありませんでした。
そしてこの5年間、まだ一度も幽霊に会っていません。
どうしたんだい、中岡清人・・・


ところで廣瀬さんは仕事で種々の精神疾患のある方々と関わるのですが、その中の統合失調症で幻視・幻聴のある方が在宅でとても調子を崩した時、「部屋の中に知らない男の人がいるの!刃物を持ってる!殺される!怖すぎる!」と泣きながらHELPの電話を寄越してきたことがありました(※幻視なのです)。

部屋に・・・知らない男・・・しかも刃物装備・・・・・・激ホラーやん・・・?

これまでだったら、そういう訴えを受け取ったら「ああ、幻視だなあ。調子悪いなあ」と事実のみを淡々と処理していたかもしれません。
だけど事故物件に住んでからは、私なんて幽霊が出なくても毎夜めっちゃ怖かったのに、寛ぎの場である自宅に由縁もなく実際に知らない人が出現して刃物まで持っていたらその方の恐怖はいかほどかと、現に幻覚をもつ方の気持ちがより一層想像できる気がしたのでした。

事故物件に住まなければ、「目に見えないもの」はずっと「ないもの」のままだったかもしれません。自分にとって「ないもの」は万人にとって「ないもの」だと。

これもまた事故物件に住んでのメリットだったかもしれません。
さて6年目の事故物件暮らしではどんなことがあるのでしょうか。
これからも細々と更新を続けていこうと思います。


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