あの日を思い出せ！☆ №17Discharge

忘れもしない

当時Ｙ火災の研修生だった俺は

夜のアポイントもなく、早めの帰社予定をしてたんだ。

夕方から降り出した雨はいつしか本降りになり

当時住んでいた東浦町に入る頃にはどしゃ降りになっていた。

夜がふけるにつれて雨は更に勢いを増す。　おかしい…

「　２０００年９月１１日　東海豪雨　」

　とたんに役場のサイレンがけたたましく鳴る。

近くの川が増水し、決壊しました。非難ができる用意をお願いします！！

役場の職員がかけこむ…　　本当かよ！…


自宅は、たまたま高台であったので被災はまぬがれたが、

わずか数メーター下の家屋は完全に水没。　自衛隊の救援ボートが

取り残された人の救助に！　屋根の上で救助を待つ人々…　

ガソリンスタンドも水没し、汚泥と共にガソリンの匂いが…


今でも脳裏に焼きつく　９．１１東海豪雨


当時研修生だった俺は次の日から出勤も規制され、自宅待機が続いた…



「　あの日を思い出せ！　」



自宅待機中にもやはりお客様の事が心配で、もしかしたら…　被災は…？

被災地域を確認し、火災保険のお客様をピックアップし、電話をかけまくった…

「ありがとうね、心配してくれて」
「うちは大丈夫よ」

でもどうしても、何回かけても繋がらないお客様が２名いたんだ。

親の四駆を借り、被災地に向かう。お客様宅は…


床上浸水２メーター　…　

被災してからの翌日である。

とても声をかけられる状況でなかった。　でもお客様がかけてくれた言葉

「まさか来てくれるとは…　本当にありがとうね。」

お客様は涙を流しながらおっしゃってくれた。

「全力をつくします。出来る限りの事を…」

保険会社の対応も素早く、ほどなく２名のお客様には

保険金をお届けすることができた。

お客様の心からのありがとう。を頂いたんだ。


あの日、１００年に一度の豪雨災害を経験した俺は、

このときほど保険の力を感じ、代理店としての役割、使命感を痛感した時はない。


絶望のどん底で、かすかな希望の光をともせる「力」


きつい営業が続く事もあるけど…　俺たちの使命感を忘れずに

ロケット発射です。


進藤




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