アシストロケット発射

保険代理店の今

西日本  No.1896

2018年07月30日 | Weblog
豪雨災害

7月初旬に西日本に大きな被害をもたらした豪雨災害

保険会社より豪雨災害保険調査レポートを入手しました。

現地での被害状況や、一刻も早く保険金支払いを進めるべく奮闘する保険会社の方々の裏舞台。

保険会社としての使命感を持ち、被災された方々へのサポート等、多くの方に知ってもらえればと

思い、このブログに記します。



レポート№1

1目的
今回、7/14~ 16の三連体中心にで通常のアポ実調に加えて、ローラー(※ )を実施するために急速人手が必要になったものです。
(※ )被害が甚大な地区を選定し、その地区の火災保険契約者の中で事故連絡済み、代理店対応契約を除いた契約者宅をローラーで訪問し、被害有無を確認。被害があった場合はその場で受付or実調対応。

2 対応
我々が行った地域は広島県の安佐北地区、海田地区、坂町地区です。
(参考)https:〃vdata nikkei cm/newsgraphics/disastermap/
35度を超える酷暑の中、ゼンリンマップを見ながら歩いてお客さまヘのお見舞いを実施。被害が大きなお客さまでも保険手配は後回しになっていたり、什器加入のお客さまは火災保険加入の事実を認識していなかったり、ロ―ラーの結果、以下の声をいただきました。

<感謝の声>
・損保ジャバン日本興亜は、事故の報告もしないのに来てくれたのか。ありがたい。
・保険会社がわざわざこんなことをしてくれるとは思わなかった。
・他社で火災保険に入っているが、20日以降しか来れないと言われた。
・什器の契約でどこの保険会社に加入しているのか知らなかった。ありがたい。

3 気づき
・改めて現個火総、企総補償の水災補償の重要性を認識
・ハザードマップの重要性
・代理店がお客さまへ連絡していない案件あり
・携帯電話取得の必要性!(固定電話すら入っていない契約あり、固定電話使用不可の家多数)
・査定方法を知らずして、真の提案はできない。
暑い、長い、終わりがない最前線の過酷なローラー作戦でしたが、被害者の方々、災対本部の社員、ボランティアの方々の姿を見て、人生観が変わるくらいの経験になりました。
まだまだ被災地では甚大な被害からの復l日作業が続いています。対策本部でも現地のエリア職員が休みなしで勤務を続けています。

では、我々にできることは何か?
現地に行かずとも、被災地以外の営業現場に被災地対応の様子を伝える、次なる自然災害に備えて携帯電話番号取得増、店総から企業総合補償への切替推進、ハザードマップを活用したコンサル提案推進などできることはあると思います。被災地も頑張っています。
我々も頑張りましょう!

最後に
被災地エリア以外の営業店にも今西日本で何が起きているか、当社がお客さまのためにどんな対応を行っているかを知ってもらうべく、以下ページを作成中です。

営業・保険金サービス施策支援策-1自動車通常事案支援体制について
営業・保険金サービス施策支援策-2代車費用の定義
営業・保険金サービス施策支援策-3被災エリアお見舞いローラー


レポート№2

7月11日より平成30年7月豪雨の応援に来ていますが、この1週間であったことを簡単に状況報告させていただきます。
SA中核会の部会等でも話題に上がると思うので、現場の状況としてご活用下さい。

1 主な業務内容
(1)面談アポイントありのお客さまへの実調
(2)当社と」火災のお客さまをアポイントなしで訪問するローラー実調
担当地区の資料を持参し、自転車で訪間(車は渋滞に巻き込まれ非効率なため)。
39度のとろけそうな炎天下で9~ 17時くらいまで実調しているため、日焼けがスゴイです。
2 対象地域
(1)倉敷市真備地区
ニュースで取り上げられている地域で、小職の担当は2階部分1m超え(地盤面から4m超え)
の浸水地域。
(2)岡山市内
岡山支店から車で15~ 30分の地域でも床上浸水1m程度の地域あり。
3 お客さまの状況
39度の炎天下の中、片付けを実施し、疲労困懲している中で、火災保険の水災保険金が支払えると聞くと「元気になった」「本当によかった」と安心していただく方が多いです。
4 印象的な反応
・事故報告がないのに来てくれて非常に助かった。特に火災等の長期契約。
・岡山は災害のない県だったが、水災もあつたし、今後は地震保険にも入つておこうと思う。
・ローンがまだ残っており、生活が苦しいから、できるだけ多く保険金が欲しい。
5 気づき
・浸水高に応じて定率払になってしまう店総は販売すべきでない。
・長期契約は事故時の連絡先や補償内容を忘れてしまっているお客さまも多いため「オフ」での接点強化を実施する必要がある。
・今回の倉敷市真備町の浸水高はハザードマップとリンクしており、ハザードマップを活用した水災のニーズ喚起は説得力があるため必ずやるべき。
・水災で罹災したお客さまは、同様の広域災害である地震保険に関心を持つ方もいるため、地震保険の拡販機会にもなる。
・損害額が大きくなる水災や地震は罹災した際の絶望感が非常に大きいため、火災保険の提案時に必ず補償に入れる(万が一外す場合は、本当に外してしまっていいのか、しつこく確認するくらいのおせっかいが必要)。
・マンシヨンの2階であっても水災は必要。
・家財の付保率が低く、建物のみしか保険金が支払われない方が多い。
6 当室ならびに代理店がすべきこと
・長期契約を中心に「オフ」での接点強化を図り、プロ代理店の存在感と情報提供力を高める。
・ハザードマップを活用し、地震保険付帯率と水災付帯率を高める。
・家財の付保等、万が一の際にお客さまを守るために補償内容にも拘り、保険商品を販売する。
7 最後に
被災されたお客さまに満足・納得の保険金をお支払いするには、充実した補償の保険を販売するしかないことを痛感したため、営業推進にも役立てたい経験となりました。
被災地の保サ・営業店の皆様を中心にこの2週間休みなしで働いている方もいるので、本社として支援や配慮を全力ですべきだと感じました。


レポート№3

岡山災害対策本部の応援につきまして、本日までの状況を共有致します。
不在時の業務につきまして室内メンバーの皆様にご迷惑をお掛け致しまして大変申し訳ございませんが、引き続き何卒よろしくお願い致します。

1.田山災害対策本部の状況(7月17日時点)
事故受付件数:1,940件
実調件数:1,272件(実調率:656%)
完了件数:443(完了率:228%)
2 小職の活動状況
7月10日(火):移動日
7月11日(水):午前中オリエンテーシヨン。

午後に2人1組で2件実調。(岡山市内)
床下浸水のため2件とも無責。
7月12日(木):午前は2人1組で2件の実調。(倉敷市真備、岡山市内)
2件共に分損にて有責。
午後は13日のアポ取得済み案件(130件)の地区振り分け。
7月13日(金):倉敷市真備地区での14~ 16日の3連体におけるローラー実調開始に備え真備地区1.200件の実調書類の整備。
7月14日(土)真備ローラー部隊16名に任命。
3連体で1名当たり30~ 35件の案件を対応。
対象はアポ取得できていない事故受付・未受付事案。
1人で自転車にて10件訪間。面談できた7件中5件全損、2件無責。
7月15日(日):同じく自転車にて15件訪問。面談できた12件は全て全損。
7月16日(月):同じく自転車にて6件訪間。面談できた4件中2件全損、1件分損、
1件無貴。3連体で全損19件と真備地区の被害の甚大さを痛感する。
7月17日(火):振替休日
7月18日(水):1人で2件実調。(倉敷市真備地区)2件共に全損。
岡山市内においては分損の案件がほとんどのようですが、倉敷市真備地区においては真備地区内の場所でのパラツキはあるものの地盤面からの浸水高4.8~5mと住宅の2F部分まで浸水するケースがほとんどであり、全損件数が非常に多い状況です。
また、工場が水災をきっかけに爆発事故を起こすなど、被害状況は岡山県内でも特に甚大です。
明日19日はアポ取得できた案件を実調し、20、21日は再び真備地区のローラー実調に携わる見込です。
3.実調での気づき
・当社対応のスピード
実調で回っていても、全く他社の影がございませんでした。
あるご契約者様からは「損保ジャバン日本興亜くらいしか損害調査に出ていないんじゃないか」というお言葉を頂戴しました。
また、事故受付を頂いたご契約者様からは、「事故受付からすぐに来てくれてとても迅速な対応でありがたい」、事故受付をしていないご契約者様からも「被災し電話で連絡できない状況だったためそちらから来てくれてとてもありがたい」と、こちらが力にならなければならない立場にも関わらず、逆に力をもらうようなお言葉を頂戴しました。
・改めて水災補償が重要であること
小職の活動状況でも触れましたが、地盤面から4m以上の水災によって全損となる光景をたびたび目の当たりにし改めて水災補償が重要であることに気付かされています。
岡山県は「ハレの国」と言われるほど災害とは無縁の県だったらしいのですが、そういった環境でも今回のような水災が起きるため(被災者の方曰く40年ぶり)水災もそうですが、全国どこでもフルカバーの補償を提供することが重要であるとも感じました。
・二重ローンの問題
全損認定をし、約2,000万の保険金をお届けできるとお伝えしたにも関わらず、ある契約者様がローンを返しても、また再築するのにローンを組まなければと非常に不安を覚えていました。
バックアップローンを推進する重要性を実際のご契約者様の声からさらに感じました。
・店舗総合から企業総合補償へ切り替える重要性
店舗総合の設備什器は損害状況に関わらず、保険金額×10%です。もし企業総合補償だったらと重要性を再認識しました。

・ハザードマップの信頼性
営業現場にいた時は、正直ハザードマップが正しいのか半信半疑な部分がありました。
しかし、今回、実調に行つた現場でハザードマップ上の浸水予想高5mの場所が実際の漫水高が4.8mだったと聞き、また、同様の場所が複数箇所あったことから、ハザードマップは非常に信頼性のおけるものと認識できました。


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1 コメント

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Unknown (NA)
2018-07-31 08:26:27
ありがとうございます。
参考にします。
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