2022/7/11(月) 曇
今日の最高気温予報は33°出発時の湿度76%と、前回と同じポタリングには厳しい天候だが、中2日休んだので午前9時前からポタリングに出る。
目的地を北区植木町の「円台寺廃寺跡」と、玉名市横島町の「孝女つやの碑」とする。
熊鹿ロードを北進し、県道31から県道113に左折し円台寺集落に向かう。
県道から左カーブの道を上って行くと、旧円台寺の参道(写真1参照)に出る。廃寺跡の薬師堂から見る参道は、東方向へ直線路が延びている。が、先は崖地である。寺建立当初よりこの広さの直線路だとすると、兵溜まりか?と想像した。
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薬師堂(写真2参照)は、緑の中にある。御堂裏西方向は半高山が迫っている。ここは支尾根の上、三方は谷に囲まれている。半高山に登れば、南方向を除き視界が開ける。やはり、ただの山寺ではなさそうに思える。
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説明板(写真3参照)を読む。「円台寺廃寺跡 (旧)植木町指定史跡
巨福山善日院円台寺は、比叡山延暦寺の末寺で、鎌倉時代初期に豊後国守護の大友能直によって建立されたと伝えられている。その後、応仁二(1468)年再興され大永六(1526)年大友義鑑が修造したといわれている。現在も残っている道路がかっての参道であり、その左右に坊が所在していたと推定される。また、白山宮があったことにより修験道の道場でもあった事を示している。
集落の中には坊主屋敷、神(上)屋敷、ぞうれん寺、山王下屋敷等当時のなごりのある地名や県指定文化財の建久四(1193)年在銘、建久七(1196)年在銘の石造笠塔婆や県指定史跡の磨崖仏群がある。
そのほかに、正嘉元(1257)年在銘の板碑、薬師堂には室町時代のものといわれる如来像、江戸時代に作られたと思われる十二神像や仁王像、不動堂には寛永四(1627)年彫られた烏天狗像等々鎌倉時代から江戸時代までの石造物や彫刻が多数残っている。」とある。
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円台寺廃寺跡を後にして県道113に戻り原倉経由で西方向に道を辿り、玉名市横島町の「孝女つやの碑」に向かう。
円台寺の磨崖仏・石造笠塔婆
2022/6/12(日) 晴/曇
今日の最高気温予報は30°、三十三観音霊場巡礼も一巡し新しい目的地・テーマをどう設定するか迷ったが、円台寺の石塔婆に立ち寄り、その後玉名市指定文化財で探訪していない「野尻家のナツミカン」と伊倉南方の「肥後四位官郭公墓」を目的地として午前9時半出発のポタリングに出る。
熊鹿ロードを北へ走り、県道113を菱形から天水町へ向かう上り際にある「円台寺の石造笠塔婆」に立ち寄る。
磨崖仏(写真1参照)の前を通り急坂を上る。仏様のお顔が見事に剥落している。2014年に拝観した時は、穏やかなお顔が拝観できたのだが・・・風化による剥落とは考えにくい。剥落ならば残欠があるはずなのだが・・・。
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台地に上がると集落があり、道の右側に円台寺御本堂(写真2参照)が建っている。
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その境内と隣の納骨堂敷地に五輪塔や墓塔(写真3・4参照)があるが、この中には目的の笠塔婆はない。
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少し西側に進むと、熊本県指定重要文化財の標柱と説明板(写真5・6参照)がある。
説明板には、「熊本県指定重要文化財円台寺の石造笠塔婆
古刹円台寺跡には、鎌倉時代の笠塔婆2基がある。その1つは建久4年(1193)銘の塔で、笠、相輪を失った塔身のみが残る。高さは88cmと小形であるが、前面に朱塗りの痕跡が見られ、上部の四方各面に蓮華座上に円をもって囲む四仏の梵字一字づつを彫って赤と黒で配色し、正面の梵字の下に57文字の銘文を刻む。銘文から建久3年」12月15日建立されたことがわかる。
他の1基の同形式の塔で、近くの板碑群中にあり、表面に朱が残る。中央部の四方に四仏を表す梵字を彫り、黄色と黒で塗り分け、正面の梵字の下に銘文を刻む。この笠塔婆は、建久7年(1196)2月28日に入寂した学法房僧某のために建立されたものである、頂部にのこる石造物は、失われた相輪、笠部の代用品として、後世五輪塔の空・風火・輪を転用したものであろう。
これら2基の笠塔婆は、船底五輪塔と共に、円台寺の歴史を示す確実性の高い資料として貴重である。」とある。
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更に少し西側に進み、標識に従って畦道をコの字形に廻り込むと、石塔群(写真7・8・9・10参照)があり、これらが説明板にあるところの笠塔婆のようである。
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「円台寺の石造笠塔婆」を後にして、県道113を西進し原倉から広域農道に出て、玉名広域農道展望所から天水町に向う。
円台寺磨崖仏(県指定史跡)
2018/2/17(土) 晴
今日は、晴天で気温10°超えの暖かい日になった。
調子よければ荒尾市、悪くても玉名市まで足を延ばそうとポタリングに出る。
県道31から県道113に入り、北区植木町円台寺の熊本県指定文化財の磨崖仏(写真1参照)を訪ねる。
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写真2は、写真1の右下の磨崖仏を拡大したもの。
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写真3は、写真1の左上の磨崖仏を拡大したもの。
2017年10月24日(上記)に訪ねたときと比べると、写真3の仏様のお顔が欠損し、黄色く着色されている。何と卑劣極まりない悪さをしたものだ。
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説明板(写真4参照)では、鎌倉時代の作とあるから800年の歴史ある文化財を、一瞬にして台無しにしてしまった悪戯は許しがたいと思う。
円台寺磨崖仏の場所:(マップファン地図)
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仏様は慈悲の心で許すのか仏罰を与えるのか、腹立たしいやら情けないやら等々考えながら県道113のヘアピンカーブの坂を上り西進する。
円台寺磨崖仏
2014/10/24(金) 晴
ロードバイク走行4回目。
主目的は、「経塚・大塚古墳群」から再度「旧玉名干拓堤防」を観ること。
自宅発10時半。熊鹿ファミリーロードを北へ走り、植木駅前から県道31、県道113へと進む。
まずは、「菱形の池」を見て、直近くの「円台寺磨崖仏」(写真1参照)を拝顔する。
眼前に一体、上部位に一体ある。
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説明板(写真2参照)によると、鎌倉時代の作とある。
隣町の康平寺には同時代の木造の仏像がある。
台地の上には古墳がある。遠い昔から人々の確かな暮らしの跡がある。
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