2023/6/16(金) 晴
今日は最高気温30°晴の真夏日予報に、これ位で気後れしていたら夏は乗り切れないと、午前10時からポタリングに出る。
目的地は、令和3年に国指定史跡になった甲佐町の陣ノ内城跡とする。
往路は、国道266から県道106・38(写真1参照)を経て、甲佐町へ到着する。
甲佐町役場前を通過し、国道443から左側方向の「陣ノ内城跡」が在る丘が見える。
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国道443と県道220の交差点から簗場の方向へに左折して、googleマップの案内に従って県道から左折し更に右折すると、「徒歩15分」とあり手作りの案内板(写真2参照)が所々にある。
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途中、左側に薬師堂(写真3参照)が鎮座する。
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4枚目の案内板を過ぎると自動車道に合流でして、城跡入り口(写真4・5参照)に到着する。尚、自動車道は、太陽光発電パネルを設置してある所から左折する。
説明板には、「陣ノ内城跡(1)
陣ノ内城跡は、緑川と流域の平野を見下ろす標高約100mの平坦地上に立地しています。麓の比高(ひこう)は約64mになります。
城跡には方形(東西長:145m、南北長:132m、面積:19,000㎡)の平坦部があり、堀(幅:16m~20m、深さ:約5m)と堀の内側に沿った土塁(高さ:約5m)が明瞭に残り、その規模は、発掘調査で確認された堀や土塁を含めると、東西210m以上、南北190m以上に及び、北西と南東に虎口(こぐち)をもつ方形の城跡であることが明らかになりました。
陣ノ内城跡は17世紀前半以前に築城された城郭の遺構(堀や土塁など)が良好な状態で保存されている遺跡として評価されています。
陣ノ内城跡(2)
陣ノ内城跡は、江戸時代中期頃から阿蘇大宮司(あそだいぐうじ)の館跡(やかたあと)と伝えられ、昭和55年(1980)に甲佐町文化財に指定されました。
これまでの発掘調査や関連史料調査の結果、陣ノ内城跡からは中世の輸入陶磁器なども出土しましたが、陣ノ内城跡が肥後国(ひごのくに)内で突出した規模を持つこと、大規模な堀と土塁で構成される城の構造は、豊臣系大名の城に共通することから、天正16年(1588)に入部した小西行長が、阿蘇氏の拠点が置かれた場所に築城したことが分かってきました。
陣ノ内城跡の価値
◆肥後国(ひごのくに)における中世城館(ちゅうせいじょうかん)のなかでも突出した規模を持ち、遺構(堀や土塁)の状態が良好。
◆緑川が平野部へ注ぎ込む陣ノ内城跡の所在する場所は、水陸交通の要衝(ようしょう)のため、長期間にわたって継続的に利用されてきた。
◆阿蘇氏から豊臣系大名による肥後国支配へと転換する時期の政治的、社会的状況を考える上で重要。」とある。
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土塁(写真6・7・8・9参照)
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堀(写真10・11参照)
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平坦部(写真12・13参照)
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土塁の上から東側の砕石場の山(写真14参照)が見える。
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西側の平坦部からは、甲佐町中心部(写真15参照)が見える。ここを折り返し点として帰途に就く。
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15時半に帰宅する。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)29km→陣ノ内城跡29km→熊本(自宅)
総所要時間5.5時間(実4.5時間) 総計58km 走行累計54,921km