熊本から気ままに山と自転車のブログ

出田堂坂横穴墓群・出田鬼石古墳・菊池十八外城古池城跡・宝永隧道

出田堂坂横穴墓群・出田鬼石古墳・菊池十八外城古池城跡・宝永隧道
2019/12/27(金) 晴/曇

最高気温は10°。少し強い北風、晴れたり曇ったりのなかポタリングに出る。
午前10時半出発。目的地は、まずは菊池市出田古池城跡、戸崎城跡、木庭キリシタン墓碑とする。

国道387を花房台から菊池グリーンロードに右折し、菊池市出田地区目指し坂を下る。
菊池市教育委員会の説明板が見えたので止まる。
「菊池市指定文化財出田堂坂横穴墓群」(写真1参照)とある。


このような横穴(写真2参照)が20基以上あるという。


中は改変されているようだが、羨門(写真3参照)が奇麗な形で残っているものもある。


説明板(写真4参照)では、出土品から六世紀頃のものと思われる。出土品には手擦れの跡があり、被葬者が愛用していたものが副葬されたと推測するとある。


その説明板にあるとおり、十五mほど登った所の竹山の中に、青いプレート(写真5参照)が見える。


出田鬼石古墳の石室構造材の石が露出(写真6参照)している。


入り口は崖方向(西)を向いている。
内部(写真7参照)は、暗くてよく分からなかったが、取敢えず写真を撮ってみた。
帰宅して写真を編集すると奥に石が映っている。閉塞石か?玄室の鏡石か?の判断はつかない。


後ろ側(写真8参照)に廻って観る。


少し下って塚全体を観る(写真9参照)。中央の高まりが石室部分。
墳形は円墳のようで、わずかに墳形が想像される。


説明板(写真10参照)は、赤星やんぼし塚古墳と同時期(六世紀)のものという。


一段下った所に古墳らしき塚(写真11参照)が見える。
塚頂に登ってみると古池城跡だった。


正面(北側)(写真12参照)に廻って見る。


石段を上り塚(写真13参照)を観る。
祠が祀ってあり、被葬者を祀ったものと想像する。


塚頂に上ると古池城跡の石の標柱(写真14参照)がある。
昭和19年製作映画「菊池千本槍」の製作記念とある。


出田地区を後にして戸崎地区に移動すると、戸崎城跡の手前に「宝永隧道」(写真15参照)が見えた。


宝永隧道水路の出口(写真16参照)を見る。


説明板(写真17参照)では、1704年の施工というから細川藩になって68年後のこととかなり古い。隧道は168間(約302m)あるという。手掘り施工であろうから相当の困難もあったことと想像する。
今村とはこの地の字名とおもうが、マブが分からない。
説明板三台目の台は代の誤植か?


この後菊池十八外城の一つ戸崎城跡に登り、その後木庭に移動しキリシタン墓碑を観るが、今日のところはここまでとし後日としたい。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)35km→菊池市木庭34km→熊本(自宅)
所要時間7時間(実5時間) 総計69km 走行累計30,634km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

コメント一覧

asotakadakedake1592
Re:通りすがりさんへ コメント有難うございます。
御主旨は理解いたします。が、出田堂坂横穴墓群・出田鬼石古墳は、古池城跡を探訪していて偶然に見かけたものです。そんな楽しみ方も良いのではないでしょうか(笑)。史跡等の見物が、私有地の中に有ること等もあり全て歓迎されていると限らないようです。
以前、マップファンに地点表示をしていた事もありましたが、システム変更で正しく表示されなくなりました。勝手にリンクを張っている事で文句も言えないので止めました。
「このことについて知りたい」という具体的事象については、コメント欄にでも書き込んで頂けましたら返答したいと存じます。文章が稚拙で解り辛いとは思いますが、参考にして頂ける部分があれば幸いです。自転車くま
通りすがり
あまり知られていない史跡や古墳の場所を確認するには、ネット上の紀行文が参考になることが多いのです。しかし失礼ながら貴方の文章は、どこをどう走ってどこにたどり着いているのか、さっぱり分かりません。あなたは記憶を呼び起こしながら書いているので、経路が脳内に再生するのでしょうが、他人にはそれは無理なことをご理解ください。どうか目的地を書き込んだ地図(手書きではなく、ネット上の地図に加筆したもの。グーグルマップに地点登録していただければベスト)を加えていただきたいです。
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