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死刑は犯罪抑止力にはならない?

2005-02-21 20:51:09 | 気になるニュース
「今日の死刑にしていいごみども」を書いていながら、こういうことを書くと矛盾しそうですが。

死刑囚にあこがれる人たち(死刑は犯罪抑止力にはならない)
http://ch.kitaguni.tv/u/1411/%bb%fe%bb%f6/0000185076.html

たしかに死刑は「絶対的な」犯罪抑止力にはならないです。
とある国では死ぬくらい(もちろんつかまって刑に処されるくらいなら、ということも含む)なら自爆してやるというところもありますし。
ただ、「絶対的な」ということであって、ある種の犯罪抑止力にはなり得ると思います。
日本では、死にたくないと思う人の方がまだ多いでしょう。
それは抑止力のひとつとして働いているのではないでしょうか(まだまだ甘いですが)。

じゃあ、死刑以外には何が犯罪抑止力になるのか。

まあ死刑が犯罪を抑止できない例としては、
「じゃあ、死ぬまえに大きなことをやろう」
という極悪犯罪が増える可能性があります。

そのために無期懲役(終身刑ではない)というものがあります。

私も別に犯罪者全部を死刑にしろと言っているわけではありません。
ただ、「こいつは死刑にしないと意味がないだろ」という私的な基準をもって死刑賛成と言っているわけです。


たとえば、上のブロガーと同じように終身刑という例をつくってみます。

正直こんなの表向きだけで内部でさくっと殺しておけばいいと思いますけどね。
刑務所とは現世と隔離することに意味がある(特に、無期懲役に大して更正させる必要はないから)のですから、わざわざ税金を無駄に消費しても意味がありません。
もし、生かそうと言うのなら死刑反対の団体にでも全額負担していただきましょう。
仮にも死刑反対と言っているのだから、その費用を全額負担できない理由はないんじゃないでしょうかね。
「金の問題か!」と話をすり返られるかもしれません。
でも、金の問題です。
世の中ゼニです。ゼニがなければ刑務所も裁判所も、そしてそんな団体も運営できません。

まあそうですね。
終身刑もいいですけど、死刑以外にも100年以上の懲役刑をもっと増やすこと。
外国のニュースでたまにそういう刑があるでしょう。

そして、そういう刑がどうのこうのではなく、公僕に対して。
公務員の犯罪に対する刑は民間人よりも厳しくなければなりません。
現状は甘いです。
警察やさんが逮捕されても実名報道されなかったり、任意退職が認められたり、退職金が出たり。
おかしくないですか。
公僕ですよ。
国民のために働いている人間が犯罪を犯したら悪い例として厳しくしないと公僕である意味がありません。
国に仕える責任を持っているはずです。
その責任とは、一体何を以って責任と成しているのでしょうか。

公金横領などしたら懲役50年くらいが当然ではありませんか。
その昔、国家転覆をたくらむ政治犯は死刑ではありませんでしたか?
公僕とは、リスクなしに国を、国民を背負って務まる仕事ではないと思います。

「その地位や立場を利用して」悪事をはたらくことは重罪です。
そういう犯罪者をより厳しく差別して裁かなければ、犯罪は減らないのではないでしょうか。

公僕がいて国民が在るのですから、
公僕の犯罪が減れば、国民の犯罪はおのずと減ります。
なぜ断言できるのか。
警察や公安が浄化され、きちんと機能すればそれが抑止力と言えるからです。
それにまだまだ公務員は国民の鏡とうい意識は少なからずあると思います(だから不祥事が注目されるわけです)。

「ばれなきゃ大丈夫」
機能していないからこそこういう考えが多いのではないでしょうか。
(機能しても0にはならないが近くはなる)

「捕まっても3年で出て来れるから大丈夫」
刑法が刑法として機能していないからこういう考えが出てくるのではないでしょうか。

だからといって見た目だけの抑止力のための「機能しているフリ」。
いわゆる、自供の捏造やノルマのための自作自演など、不祥事も絶えません。


じゃあ抑止力を持つにはどうすればよいのか。
国家対国家とは違って核とかそういうものでは抑止力は生まれません。
警察や公安がまともに機能するのもそのひとつですが、
人間とは教育されて育つ生き物です。
少年法と親の責任というものが騒がれていますが、
(そもそもその少年法はまともに機能していませんが)
要は「犯罪者を育てたら親も厳しく罰しろよ」と言ってるわけですね。
それ自体には賛成します。
反対する理由がありませんので。

ただ、それと言うなら「犯罪者が再犯したら裁判官他も罰しろよ」となるのではないでしょうか。
イマイチこういうことを表立って言う団体がないのが非常に疑問です(この国の法則で都合の悪いものは報道されてないだけかもしれない)。

親が子供を育てる責任があるのなら、裁判官は判決をもって更正させる責任があるはずです(死刑や無期懲役以外)。
再犯率が高いのは「更正していない」からです。
再犯者にとっては「裁判所も刑務所もほとんど機能していない」と言えます。断言します。

再犯という例を出さなくても、
マット裁判など、誰の目から見ても裁判所が機能してないのは一目瞭然です。
司法が機能しなくてなんのための法律か。

総合的にみて、犯罪者にとって甘い判決が出ていることが抑止力低下の原因です。
ときには検事、裁判官にその責任をとらせることが必要です。


というと、責任をとりたくがないために陪審員制度を設けようと必死なんですよね。
まったく、目先のなんとかってやつですね。

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