ふきの指定席

ランタン



子供達が幼き頃の四半世紀も前 
彼らを連れてよくキャンプに行っていた
そんな生活は12~3年続いたと思う
アパート住まいなのに 当時人気の四駆を買い
ママ友に「豪華一点主義なのね」と
子供達がいる前で揶揄されながらも ヘラヘラとしていた
気の張った娘は その嫌味に反応し 涙目になっていた
思い出してほろりとしてしまうではないか…
父ちゃんはたまに知人に誘われ 今でもお招きキャンプに出かける
ミニテントとシュラフだけを持って行けば
後はすべてお仲間がやって下さる

今息子の趣味はキャンプで
家のキャンプ道具すべてを 自分の住処に持って行ってしまっていたが
生活の拠点を海外に移すことになり
そのキャンプ道具はまた古巣である我が家に戻ってきた
それに目ざとく反応したのが父ちゃん
早く田舎に移り住み ボクトツとした生活を送りたい父ちゃん
それは私も同じだが
あらがえない現実に右往左往している
完璧は目指さないまでも 納得いく完結を目指したいではないか

能天気な父ちゃんは 村社会の現実にそして日本社会の現実に 
目を向ける事もなく子供返りしている
スイッチを押してしまったのは私だが
あの時の娘の涙目が 自分の心に重なってしまう

ちょっと現実はさて置き
全てを忘れ 
キャンプをしてあのランタンの灯りに 心休めたくなってしまった
でも
この我が家のランタンは写真↑年代物で 
今では使っているキャンパーもいないのかな
詳しい事はわからないが
諸々の部品?固有名詞を知りませんが売っていない 
ネットで探すとぶっ飛ぶ高さで
父ちゃんがビックリしていた

世の中の時間の進みは早く
相反して
心も頭の中身も外も 禿散らかしテイル ほっといてくれ
後退するだけの我々 
ランタンの灯りさえも 風前の灯火なんだと思い知ります 




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