デート中、とりあえずコーヒーでも飲もうか、ということはよくあることだ。
なんら間違っていないし、おかしなこともない。
買い物中だって、外回り営業中だって、そういうシチュエーションはよくある。
そこで大切なのは店選びとメニューの選択だ。
大抵のコーヒーショップチェーン店は安全だと思っている人は多いとおもう。
スタバ、ドトール、タリーズ……。
しかし、かなり手ごわいチェーン店があるのだ。
渋谷のドンキのすぐ傍に。
その名も、segafredo ZANETTI。
まず店名からして憶えられそうにない。「セガフレード・ザネッティ」
どう略していいかもわからない。
ではどうやって、正しい店名をここに書けるに至ったかといえば、これまた特殊すぎるメニュー名を使って検索したのである。
たとえば、昨日私が頼んだメニューはこうだった。
「メッツォメッツォのピッコロ、ホットで。」
なんのことやらさっぱりな方のために、このメニューを解説しよう。
メッツォメッツォとは、エスプレッソとホットチョコレートのハーフ&ハーフのことである。
きっとメッツォというのが、英語でいうハーフなんだと思う。
エスプレッソとホットチョコレートのハーフ&ハーフが「メッツォメッツォ」なら、ビールと黒ビールのハーフ&ハーフはイタリアでなんと呼ばれているのだろうか?
次に、ピッコロ。ドラゴンボールの話でも、にこにこぷんの話でもない。
セガフレード・ザネッティでは、カップのサイズもきちんとイタリア語なのだ。
ピッコロはSサイズのカップのことである。
では、M(中)とL(大)は何というかといえば、Mがクラシコ、Lがグランデだ。ゲレンデではない。
そこまで徹底しておいて、なぜか温かい飲み物と冷たい飲み物は、「Hot Drink」「Cold Drink」とくる。
たぶん、ここらへんはよっぽどわけのわからない単語なんだろう。
だから、「メッツォメッツォのピッコロ、ホットで」と言ったわけだ。350円。
しかし、メッツォメッツォなんて序の口である。
メニューボードには、強烈な印象を与えるメニューがこれでもかというほどに並んでいた。
「カフェルンゴ」
なんだか踊りだしそうな名前のコーヒーである。
しかも決してイタリアのイメージではない。フラメンコとか、サンバとか、この2つだってかなり違うが、とにかくそういう感じだ。
商品の説明は、Long Extraction of Espressoである。イタリア語の次は英語で説明。日本語はまったく出てこない。
私は一瞬、イタリアにきてしまったのかとも考えたが、メニューボードには間違いなくカタカナで「カフェルンゴ」とあった。
「カフェシェケラート」
こちらは、アイス限定メニューである。サイズはないらしく、330円。
テイクアウトできませんと書いてある。
お店のお兄さんが激しく腰を振りながら、アイスコーヒーを運んでくるような気がしたので頼まなかった。
「ホットチョック」
一般にホットチョコレートとか言われているものだ。
実はココアとホットチョコレートの違いがわからないのだが、同じなんだろうか……。
とにかく、先ほどのメッツォメッツォの50%を占める飲み物。おとなしくホットチョコレートといわずに、ホットチョック!
チョックだ、チョック!
なんだかわからないけれど、クランチなイメージがする。
ちなみに、メッツォメッツォはとても美味しかったので、このホットチョックもかなり美味しいと思う。
甘ったるくない、大人っぽいココアの味だった。
「エスプレッソドッピオ」
今回、最も破壊力を持っていたのがこの「エスプレッソドッピオ」だ。
言ってしまえば、ただのエスプレッソのダブルである。
しかし、これは発音によっては、その後一日同行者を笑わせることができる、最高のメニュー名なのだ。
ポイントはやはり、「ドッピオ」にある。
「ド・ピョッ」と言うイメージで、末尾にいくに従って発音速度を早める。
はずかしがらずに、「ドッ」は腹から力をこめて重たく発音。
「ピオ」は、かわいくならないように音を下げる。
「エスプレッソ」のレッを巻き舌にすることも、威力を高める効果がある。
ふとしたときに、説明のやり方で「エスプレッソドッピオ」と言うだけで、あなたと同行者の空気は和らぐはずである。
もちろん、合コンなどで言って「おもしろ~い」と盛り上がってもお持ち帰りできないなんて結果に終わっても、責任は負わないが。
こんな素晴らしいネーミングセンスを持つ、セガフレードザネッティだが、飲み物の名前があまりに特殊であるがゆえに、普通のメニュー名ですら破壊力を持ってしまう。
お昼時、パニーニとサラダとメッツォメッツォを頼むとしよう。
サラダのメニューをみるとこう書いてある。
「かぼちゃとくるみのサラダ」
「たまごとトマトのサラダ」
「えびとブロッコリーのサラダ」
あれほど何が入っているのかわからないような飲み物名を列挙しておいて、サラダは具材がそのままメニュー名なのだった。
こんなセガフレードザネッティ、店内もおしゃれだし、飲み物も美味しいのでオススメします。
http://www.segafredo.jp/home/home/index_2005_10.html
なんら間違っていないし、おかしなこともない。
買い物中だって、外回り営業中だって、そういうシチュエーションはよくある。
そこで大切なのは店選びとメニューの選択だ。
大抵のコーヒーショップチェーン店は安全だと思っている人は多いとおもう。
スタバ、ドトール、タリーズ……。
しかし、かなり手ごわいチェーン店があるのだ。
渋谷のドンキのすぐ傍に。
その名も、segafredo ZANETTI。
まず店名からして憶えられそうにない。「セガフレード・ザネッティ」
どう略していいかもわからない。
ではどうやって、正しい店名をここに書けるに至ったかといえば、これまた特殊すぎるメニュー名を使って検索したのである。
たとえば、昨日私が頼んだメニューはこうだった。
「メッツォメッツォのピッコロ、ホットで。」
なんのことやらさっぱりな方のために、このメニューを解説しよう。
メッツォメッツォとは、エスプレッソとホットチョコレートのハーフ&ハーフのことである。
きっとメッツォというのが、英語でいうハーフなんだと思う。
エスプレッソとホットチョコレートのハーフ&ハーフが「メッツォメッツォ」なら、ビールと黒ビールのハーフ&ハーフはイタリアでなんと呼ばれているのだろうか?
次に、ピッコロ。ドラゴンボールの話でも、にこにこぷんの話でもない。
セガフレード・ザネッティでは、カップのサイズもきちんとイタリア語なのだ。
ピッコロはSサイズのカップのことである。
では、M(中)とL(大)は何というかといえば、Mがクラシコ、Lがグランデだ。ゲレンデではない。
そこまで徹底しておいて、なぜか温かい飲み物と冷たい飲み物は、「Hot Drink」「Cold Drink」とくる。
たぶん、ここらへんはよっぽどわけのわからない単語なんだろう。
だから、「メッツォメッツォのピッコロ、ホットで」と言ったわけだ。350円。
しかし、メッツォメッツォなんて序の口である。
メニューボードには、強烈な印象を与えるメニューがこれでもかというほどに並んでいた。
「カフェルンゴ」
なんだか踊りだしそうな名前のコーヒーである。
しかも決してイタリアのイメージではない。フラメンコとか、サンバとか、この2つだってかなり違うが、とにかくそういう感じだ。
商品の説明は、Long Extraction of Espressoである。イタリア語の次は英語で説明。日本語はまったく出てこない。
私は一瞬、イタリアにきてしまったのかとも考えたが、メニューボードには間違いなくカタカナで「カフェルンゴ」とあった。
「カフェシェケラート」
こちらは、アイス限定メニューである。サイズはないらしく、330円。
テイクアウトできませんと書いてある。
お店のお兄さんが激しく腰を振りながら、アイスコーヒーを運んでくるような気がしたので頼まなかった。
「ホットチョック」
一般にホットチョコレートとか言われているものだ。
実はココアとホットチョコレートの違いがわからないのだが、同じなんだろうか……。
とにかく、先ほどのメッツォメッツォの50%を占める飲み物。おとなしくホットチョコレートといわずに、ホットチョック!
チョックだ、チョック!
なんだかわからないけれど、クランチなイメージがする。
ちなみに、メッツォメッツォはとても美味しかったので、このホットチョックもかなり美味しいと思う。
甘ったるくない、大人っぽいココアの味だった。
「エスプレッソドッピオ」
今回、最も破壊力を持っていたのがこの「エスプレッソドッピオ」だ。
言ってしまえば、ただのエスプレッソのダブルである。
しかし、これは発音によっては、その後一日同行者を笑わせることができる、最高のメニュー名なのだ。
ポイントはやはり、「ドッピオ」にある。
「ド・ピョッ」と言うイメージで、末尾にいくに従って発音速度を早める。
はずかしがらずに、「ドッ」は腹から力をこめて重たく発音。
「ピオ」は、かわいくならないように音を下げる。
「エスプレッソ」のレッを巻き舌にすることも、威力を高める効果がある。
ふとしたときに、説明のやり方で「エスプレッソドッピオ」と言うだけで、あなたと同行者の空気は和らぐはずである。
もちろん、合コンなどで言って「おもしろ~い」と盛り上がってもお持ち帰りできないなんて結果に終わっても、責任は負わないが。
こんな素晴らしいネーミングセンスを持つ、セガフレードザネッティだが、飲み物の名前があまりに特殊であるがゆえに、普通のメニュー名ですら破壊力を持ってしまう。
お昼時、パニーニとサラダとメッツォメッツォを頼むとしよう。
サラダのメニューをみるとこう書いてある。
「かぼちゃとくるみのサラダ」
「たまごとトマトのサラダ」
「えびとブロッコリーのサラダ」
あれほど何が入っているのかわからないような飲み物名を列挙しておいて、サラダは具材がそのままメニュー名なのだった。
こんなセガフレードザネッティ、店内もおしゃれだし、飲み物も美味しいのでオススメします。
http://www.segafredo.jp/home/home/index_2005_10.html