

戦後最大の欠陥商品は住宅であると言っていた方がいました。
それは、建築・建設業界の悪しき慣習で談合と同様に手抜き工事が日常化し、
基礎工事から始まり本体工事そして断熱工事と大抵仕上がれば
「見えなくなる部分での欠陥」と言われても言い返せない現場が多かった事に
よります。そこであさひホームは、創業以来「とことん見えない所にこだわり」
丈夫で快適に永く暮らせる家造りに取り組んで参りました。
造り手としては胸を張って言うべきではなく当たり前の事ですが。
さて、より快適な住い(住み心地の良い家)を求めれば断熱施工が大きく
係ってきます。
そしてその難しさと大切さを十二分に教えられたこの11年間です。
それでも、より良い住い造りを続けるにはまだまだ勉強が必要と思っています。
それでは、断熱施工は大きく分ければ、内断熱(充填工法)と
外断熱(外張り断熱工法)が有ります。
住宅への断熱は内断熱が始まりです。断熱材と言えばGW(グラスウール)
でした。
オイルショック以降に省エネが叫ばれ昭和40年代後半に本格的に
始まったのではないでしょうか。柱と柱の間に断熱材を充填するのですが、
私は「柱間断熱」と言っています。木も断熱材との考え方です。
その後、内断熱工法で建築した建物が床下や壁内部結露から様々な被害を
もたらしました。
(指導する監督官庁も断熱材の製造業者も正しい充填方法を知らなかった為と考えます)
そこで最近注目されているのが、柱の外側から断熱するのが外断熱もしくは
外張り断熱工法です。木は保温・保冷材と考えられます。
最近では外断熱工法で建築する方が増えて来ているのが現状です。
その前に私は学者でありませんから、皆様も詳しくは書物などで勉強して
、せめて我が家が内断熱なのか外断熱なのか理解して建築して下さい。
・・・・・・次回に続きます。