満開【4月15日】
外壁通気工法・・・・・横胴縁の場合
先日は縦胴縁による通気施工でした。
本日は横胴縁による通気施工についてです。
如何して縦、横に胴縁が使われるかと言えば・・・・外壁のサイディングが縦張り用と横張り用
が有るからです。
外壁の種類によって、その下地材【胴縁】の使われ方で縦・横に分かれます。
それでは最近よく用いられるガルバリウム鋼板の場合は横胴縁と成ります。
それでは施工方法です【参考資料から抜粋】
写真右下にある通気胴縁を用い通気を確保します方法と、施工図のように必ず30mm以上
の隙間を確保する方法が有ります。
前回紹介致しました、縦の通気に比べて横胴縁と成った場合は通気層の幅が少なくなります
から、上記の図に記載されている様に30mm以上は確保しなければ通気の役目は出来ない
ものと思います。【この図の通りでも通気不足では?】
それで、横胴縁をする場合は縦胴縁と組み合わせる施工も有りますが、通気層は確保
出来ますが、コストアップにつながり、外壁が外部に持ち出す事に成ります。
最近では、サイディングとそれを止める金具で壁との間に隙間が出来る解釈で、通気胴縁を
用いない施工も有ります。
この場合は15mmの隙間が出来る金具を用いるのですが、この施工はサイディングメーカー
が指示するので有って、通気による遮熱等の効果は隙間はおおき程有りますから、この点
疑問が生じます。
これは製造メーカーが通気層の幅の勝手な解釈?【尚、この場合は内断熱工法に限ります】
ある大学の遮熱実験例で外壁では通気層を18mm厚さを用いていますので
通気層は最低18mm以上隙間が必要ではと考えます。
遮熱・通気の効果とコストダウン、工期短縮と総合的に見なければ成らないのですが、
何分にも目に見えての効果が解らないだけに、施工者【創り手の】考え方と成りますね。