投資家の目線

投資家の目線112(金価格連動型ETF上場)

 大阪証券取引所で金価格連動型のETFが10日に上場される。法律上、商品を裏付けにした投信は上場できないので金価格リンク債を利用するようである(日本経済新聞2007/7/18朝刊)。それ以外の商品で石油や穀物等も、この方式で投信ができればよい。野村アセットマネジメントのプレスリリースをみると投資家は大阪証券取引所の取引参加者を通じて売買するようだ。ということは商品先物業登録をしなくとも、証券取引所の取引参加者になっている証券会社は商品価格連動型商品を扱うことができるのではないか。
 今後は小麦などの農産物の投信に期待したい。改革の腰が重い農産物系の商品先物取引所より使い勝手がよいように思われるからだ。いずれにしても今回の金価格連動型ETFの売買が活発であることが重要だ。
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・月刊現代で、ニッポン放送事件を検証する連載が始まった(中川一徳氏による)。楽しみだ。
・林野庁の「緑のオーナー制度」の元本割れ問題(過去数年間、契約書類に元本割れリスクの記載がなかった)は、投資家として注視しなければならないと思う。

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