「2月5日(日)の読売の朝刊に虎丸のコメントが載っていて、
『1日目でダメにした。』とあったが実際そうだった。」と川端
「1日目の黒の虎丸の序盤がよくなかった。
7手目までの4手が16列に3つ、17列に1つとで右辺に偏した。
そして9手目(7の4)がなんと左上の白の星からの小ゲイマ締まりへの肩つき。
もっと実質のある手を打てばいいのにと自分は思ってしまう。
29手目(5の6)も9手目の黒石からのハザマ飛び。
その後下辺で戦いが始まったが、うまく白にさばかれ先手を取られ、
白から左上(7の6)の天王山に打たれて万事休した。
だから2日目の左上の戦いは実質的に勝負がついた後の話だったわけだ。」と川端
「なので2日目に確かに黒は左上の一段の黒石を取られはしたが、実際の勝敗には
関係なかったということ。」と川端
「まとめるとどうなりますか。」と影田
「何だろう。虎丸にとっては不出来の局になるし、一力にとっては
すごくうまく打てた一局といえるのではないか。」と川端
「とにかく虎丸には切り替えて次やってほしいです。幸い虎丸は次は白番だから、
じっくり打つには適した手番といえる。だからじっくり戦ってほしいです。」
と川端